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己の認識するこの時代、この社会、この世界は現実か?


なぜ、この時代に生まれてきたか?


己、答えてみよ。



「えっと、たまたまでしょ!?親が偶然、俺を生んだ。ただそれだけでしょ?そこに意味はないっしょ。」


「この時代って、20世紀とか21世紀、今っていうことかあ。そうですよね。ちょっと前に生まれていたら、戦争を経験していたわけだし、この高度経済成長やバブル崩壊、ITとかAI革命とか、そういうの経験していることって、何か意味があるような気がする。それって何なんだろう…。」


「私は、こう思います。今、地球を支配しているのは人間で、その真価が問われている時代。この地球を壊すのか守るのか、私はその岐路を正に経験しています。このままだと確実に地球は壊れていってしまう。だから、私はこの地球を守るために生まれてきたのだと思っています。」


「いやあ、まったくそういうの興味ないっす。いま、めっちゃ投資で儲けちゃって、ウハウハな状態なんで…。そんな意味のないこと考えている暇があったら、もっと金儲けの努力をした方がいいと思うよ。今がチャンスなんだから。」


「私が物心ついた時から、マックやコンビニやスマホがあって、それが当たり前の時代に生きているでしょ!?それって、どういう意味なのかなあ。これから先の未来は、もっと便利に豊かになっていくのだろうか…。ひょっとしたら、ここまでが人間の頂点で、ここからは転げ落ちるように酷い世の中になっていくことも考えられるよね。その真っ只中に生きている私って、何の意味があるんだろう…。」


「そういうこと考えている余裕がありません。毎日、毎日、安月給の仕事で体も心もぐったり疲弊しています。もう生きることだけで精一杯なんです。思考停止状態です。他の時代に生まれていたら、こんな苦労はせずに済んだのかどうか…。まあ、昔の時代よりは、今の方がまだマシか?」…。



人間よ。


この時代というが、時代とは何か?


己の認識するこの時代、この社会、この世界は現実か?


己は、本当の世界が見えているか?



「あ、はい。一般常識的なことはそれなりに勉強しているつもりですが…」。



おう、そうか。


その勉強したことは全て真実か?


歴史書に書かれていること、ニュースの一幕、すべて真実か?



「いやあ、そう言われましても、それが当たり前、そういうもんだと思っていますけど、違うのですか?」…。



そうか。


人間、真実を見極める目は、もはや既になし。


人間は未熟。


未熟が故に、我欲のままに生き、自分の都合の良いように物事を作り上げ、解釈し、それを周囲に押し付けようとする。


古い時代の歴史書など、かの為政者たちが、ほぼそのような具合で時代を塗りつぶしていることくらいは、自分の頭で考え、理解しておいた方がいい。


従って、己の言う時代認識や時代の要請は、道理とは異なってしまっていることを推して知らねばならぬ。


己は、自分自身でこの時代を選択し生まれ出て来ている。


敢えてこの時代を選んでいるということは、その己にとっての大義があるということだ。


それを思い出せぬまま、安穏といき続けるのであれば、時代に翻弄され、堂々巡りの人生を行くのみ。


そうなりたくなくば、己の頭で考え、心で感じ、真実を見極めよ。


いつの時代も変わらぬ道理の中にその答えがある。





そのことを肝に銘じ、真理を探究し、この時代の本当の要請を見極め、即行動に移します。





有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者