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生産し消費する生き様だけで終わっていく

天に時効はない。


時が経てば風化し、忘れ、無かったことになるなんてことはないということだ。


全ての人間の、現在の人生は、その殆どが過去(前世・前々世の集大成)からの持ち分によって動かされているという真実を、そろそろ人間は受け入れた方がいい。



「そんなの知らないし、ずるくない?過去に自分が何をやってきたかなんて、覚えてないし、思い出そうと思っても思い出せない。だから、どうしようもないことをいちいち気にしてたら、生きていけないし」


「そうだよ。それを知っているなら、教えてよ!なんで隠してるんだ?意味わからん」


「でも、待てよ。自分が、前世でどんなことやらかしてきたかって、やっぱり知りたくないな。それが酷く、悲惨なことだったら、ショックで生きていけなくなると思う…」


「確かに。でも、もし自分がやらかしてたことを知らずして、その償いとか反省とか、全然していないようなら、それはちゃんと謝って清算したいなあ。ずるずると引き摺って生きたくはないよ」


「あんたら、そんな過去世とか前世とか、何言っちゃっててるの?過去のことグダグダ言ってる暇あったら、どんどん今、やりたいことに時間を遣った方が得だよ。人生は短いんだから、楽しんだもん勝ちだって!」


「人間は生まれながらにして罪を負っている存在です。即ち、原罪。禁断の果実を食べたことで神の怒りを買い、エデンの楽園からアダムとイブが追放されました。 以来、人間には死が与えられ、食うために労働しなければならなくなりました」


「なんだか、宗教っぽい話になってきたな。俺は信じねえぞ。俺は自分が大事。自分が一番。だから、徹底的に生きてやる!誰にもとやかく言わせない。それが俺の人生よ!」…



人間、あーでもない、こーでもないと、よく思考が膨らむものだ。


皆、人間のモノサシ、自分のモノサシで物事を捉えている。


人間の、その見えるものだけの信望感は、より一層、物質主義に拍車をかけて、生産し消費する生き様だけで終わっていく。


これでは、人間本来の目的や役目を果たすことは出来ない。


即ち、見えないものの中に真理があり、その大切なことをどう真に捉え、生きていくかが、これから末法の世の渦中にある人間にとって極めて大事なこと。


天には時効はないのだから、人間、どこかで自分自身で拵えた業を清算しなくば、先には進めぬ。


それが実相。





そのことを肝に銘じ、自分自身の過去の持ち分を捉え、日々の営みを通じ、まずは真摯に清算していきます。





有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者