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いい会社を作るお手伝い⑤ リーダーの態度 No.719

今週は「いい会社を作る」という内容で、最近のコンサルで実際にご相談を受けた話を中心に書いています。

昨日は、チーム作りで大切なリーダーの役割と行動について大切なマネジメントの視点でお伝えしています。その中でもすべき・できる・したい仕事という3つの視点の内容を詳しくお伝えしました。

今日はマネジメントの中でもリーダーが間違いがちな、気をつけないといけないポイントについてお伝えします。


リーダーも色々なタイプがいますが、長くリーダーをしているとつい色々な事が当たり前になって、相手のことを認められなくなることがあります。

そんな時はメンバーが自分のためにやってくれている事をしっかりと認識し感謝の気持ちを持って取り組みましょう。

メンバーの仕事は自分の仕事に内包されていて、メンバーが成果を出すことは自分の成果につながるということが理解出来れば、メンバーの仕事は自分の仕事だと認識できるはずです。

部下に関わることが自分の仕事のアウトプットが増えると理解してサポートをしていきましょう。

なぜサポートできないかといえば、自分が忙しいのに相手のために時間を使うのがもったいないと思うからではないでしょうか。言い換えると「なんで俺がお前のために時間を使わないといけないんだ」という気持ちです。

リーダーに相手のためという気持ちがなくてはチームは上手くいきません。

教育に時間がかかっても、そのメンバーが成長し自分の代わりをしてくれれば、結果として自分の仕事も楽になります。メンバーの仕事は自分の仕事に内包されているのを理解して進めましょう。


また、もう一つのリーダの間違った態度は、メンバーの状況によって自分の態度を変えるという行動です。

リーダーが「あいつの態度には腹が立つ、あいつがそんな態度なら俺も気にかけてやらん」なんて怒っている姿を見ることがあります。

リーダーとして大切なのは相手の行動によって態度を変えないことです。

相手によって自分の行動を変えるのは反応といいますが、実は私もLFC株式会社にいた時も良く従業員さんの態度に反応してしまっていました。

その方は元SEの方で偏った意見で色々と発言をされる方で、周りともトラブルを起こしていました。普段から気分のムラがとても大きくあまりにも変化が大きいので、私も仕事を依頼するのが嫌になり、ほかの人経由でお願いするようになりました。

最後の砦だった私が彼に仕事を依頼しなくなったことで、さらに孤立しほかのメンバーともめて、結果として彼が課長を降りるという大きな問題となり、私も反省しました。

上司たるもの常に一定の態度で振る舞い、相手を受け入れる度量が必要です。しかし、これも勘違いしてはいけないのが、相手に迎合するのでもへりくだるのでもなく、理念に沿って正しい選択をし続けるというイメージです。

言い換えれば、部下にとって理想の上司であり続けると決めることです。

部下も上司を試していて、ここまでわがままを言っても怒られないかとか、信頼できる上司なのか、自分は見捨てられないかを見ています。

相手の態度によって自分を上げ下げするのではなく、常に自分は半円の状態でいて、相手が残りの半円を提示した時に〇が出来るということです。

自分の半円は常に変えず、いつもこの半円でいるので来てくださいと伝え、相手が提示したら受け入れる、こういった度量を持っているのが良いリーダーです。

リーダーとして常に同じ行動をとれるように気をつけ、良いチームを作っていきましょう。

今日の一言
リーダーとしてメンバーに感謝し相手の態度に反応せず行動する
成長するための実践行動
・メンバーの仕事は自分の仕事に内包すると理解する
・メンバーの仕事に感謝の気持ちを持つ
・相手の態度によって自分の態度を変えない


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