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いい会社を作るお手伝い⑥ リーダーシップを発揮する No.720

今週は「いい会社を作る」という内容で、最近のコンサルで実際にご相談を受けた話を中心に書いています。

昨日は、リーダーが間違いがちな気をつけないといけないポイントについて2点お伝えしました。

一つがメンバーの仕事が自分の仕事に内包している事を理解し、感謝の気持ちを持つということと、もう一つが相手の態度によって自分の対応を変えないという点です。

今日はマネジメントの中でも、リーダーがより大きなリーダーシップを発揮するためのポイントをお伝えします。


リーダーシップを発揮するために一番大切なのは「人間力」だということです。

人間力って何?と思われる方も多いと思いますので、言い換えれば「影響力」や「魅力」という言葉になります。

リーダーというポジションになるとつい技術を磨くことばかりに気を取られがちですが、技術だけでは人はついてきません。


これは経営者の方も良く勘違いされていて、人間力が無ければ理念や会社運営についてしっかりと勉強をしても、肝心の本人に影響力や魅力がないため何を言ってもメンバーが聞いてくれないという状態になります。

実は以前の私もその状態で、「良い経営者とは豊富な知識があり、威厳がある人だ」勘違いしていたので、勉強ばかりして偉そうに知識を語っていたので、誰も聞いてくれませんでした。

経営するための知識は必要ですが、大切なのはその土台となる人間力です。

同じように現場をまとめるリーダーもスキルだけではメンバーはついてきてくれないので人間力を上げる必要があります。

人間力   ×   スキル   
OS       ×  ソフト
あり方   ×  やり方 
マインド  ×  スキル      
=  影響力

どちらか一方でも影響力を持つことは出来ず人間力は上がりません。技術の習得と共に、常に人間力を上げる努力をしましょう。


ではその人間力を上げるにはどうすればよいのか気になるところだと思います。

一つは月曜日に書いた「仕事とは何か」「何のためにやっているのか」ということや「お客様は何を欲しているのか」「お金とは」「会社とは」といった哲学的な事をを深く掘り下げるということです。

これは経営者にとっては必要なことですが、経営者以外の方が普段から考えるようなことではありません。

もう一つは、仕事のABCといわれる
Aあたりまえのことを Bばかにしないで Cちゃんとやる
これを徹底する事で人間力が身についてきます。

こういった話をすると「ああ知ってる」という反応をされる方が多くいらっしゃいますが、その中で本当にABCを徹底されている方はあまり見たことがありません。

凡事徹底とも言いますが、徹底するというのは決めたらその通りに必ずやり切るということです。

例えば朝トイレ掃除をすると決めたら、例外なく毎日必ず掃除をする、元気な挨拶をすると決めたら、体調が悪くても元気に挨拶をするということです。

言葉では理解していてもそのレベルで徹底できている方はなかなかいません。つい、今日はお客様が来るからとか、今日は仕事が立て込んでいて忙しいからと言い訳をしがちです。

そこであきらめず、それならどうすればできるかを考え、その分早く出勤するなど対応して必ずやり切るという姿勢にほかのメンバーが共感し、人間力が高まります。


しっかりと人間力をあげたうえで、正しいやり方を身に付ければ影響力が増し、リーダーシップを発揮することが出来ます。

是非皆さんも仕事について深く考え、仕事のABCを行い、人間力を高めていきましょう。

今日の一言
リーダーシップを発揮するポイントは人間力
成長するための実践行動
・リーダーシップを発揮するために人間力を高める
・人間力は哲学的な学びと仕事のABCの実践で身についてくる
・凡事徹底しあたりまえのことも最後までやり切る習慣を身に付ける


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