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いい会社を作るお手伝い③ 働きがいってどう作る?② No.718

今週は「いい会社を作る」という内容で、最近のコンサルで実際にご相談を受けた話を中心に書いています。

昨日は「何のために」その仕事をしているかを明確し、どのように伝えて理解してもらうかという話と、社内でメンバーを承認することが大切だという内容でした。

仕事の目的も明確になり、自分の存在も認められると皆さんやる気が少しづつ出てきます。

仕事の目的も理解でき、会社で自分が必要とされ認められているのがわかるようになると、次の段階に必要なのがメンバーの内発的動機づけです。

例えば仕事をしようという気持ちになるための動機付けには2種類あり

・外発的動機づけ
・内発的動機づけ

があります。

外発的動機付けとは他者からの評価や賞罰、強制のような外部の刺激によって動かされるもので、効果も早く瞬間的には大きな力を発揮しますが、長続きしません。

例えば部下に「明日までにこの資料を作ってこなかったらクビにするぞ」などという昭和的なパワハラをすると、瞬間的には効果があります。しかし、確実に反発の気持ちも生まれ、心は離れていきます。

また、目標達成したらボーナス!などというご褒美で釣るというのも、外発的動機づけで、その瞬間は嬉しいのですが長続きしません。昇給の喜びも3カ月もすればあたりまえになり、ありがたみは無くなってしまいます。


それに対し内発的動機付けは、自分の興味関心や楽しみといった、自分の心の中にある物ですので、いったん火が付けば長く続きます。

そのきっかけとして、「なぜ仕事をするのか」という話は先に理解していただきました。本人がどのようなきっかけで内発的動機づけられるのかは人によって違います。

やはり皆さん承認されることで動機づけられるので、その本人が一番承認されたと感じる方法でコミュニケーションをするのが効果的です。

リーダーはメンバーの内発的動機づけの向上にきっかけを与えられる人が良いリーダーです。


昭和の時代は「技術は見て盗め」「俺の背中見て育つ」「黙って俺についてこい」という一方的なコミュニケーションが成立しましたが、現在のスマホが手元にいつもある時代では、人の心を察知する能力はみな下がっています。

そんな時代に求められるリーダーとは本人の納得度の高い明確なゴール設定をして、そこに向かう支援の出来るリーダーです。

本人がこれなら頑張れば到達できると思えるようなゴールを設定し、相手に共感しながらゴールを目指すメンバーのサポートを行います。


またメンバー1人1人がどんな気持ちで仕事をしていて、何を求めているかを理解し、そこに対してアプローチが出来ると内発的動機づけが出来ます。

相手に関心を持ち相手の望みを明確にするには普段からのコミュニケーションが重要になります。ただの会話ではなくお互いに表面的ではない深い会話をするためには、自己開示が必要です。

自分がどんな人間で何を考えているかという自己開示をしてもらうには、まず自分が心を開くことです。自分がオープンマインドで接すれば相手も心を開いてくれます。

本心で話し合い、相手のために寄り添ってくれる心のある方は魅力が高まり人が集まります。

そんな魅力のあるリーダーになり、メンバーを内発的に動機づけて働きがいのある職場を作っていきましょう。

今日の一言
内発的動機づけで働きがいのある職場を作る
成長するための実践行動
・メンバー一人ひとりの欲している物を明確にする
・適切な目標設定を行う
・目標に向かうためにどんなサポートが必要かを確認する
・メンバーが動きやすい環境を作る


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