かんだい

電子工作がちょっとできる音ゲーマー

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最近の記事

本家16セグメントパネルをいじる 構想編

某オクで入手した16セグメント(本家)をそろそろいじりたいので、マイコン選定の構想を練っていた。メモ。 結論(2024/9/22 追記)使用する素子について。 Pro Microと12bitシフトレジスタの74HC4040を使えば成立する見通しあり。 ※この記事を書いた当初は、Pro MicroとATMEGA328PBを併用するとしていたけど、たぶん実装不可能。9桁の16セグメントの各桁カソード側が共通になっているため。 2024/8/18追記: シフトレジスタも使用

    • 旧筐体コンパネの覚え書き その2 Arduinoで入力を取れるようにする回路

      2024/10/20 追記: ピン配置についてはその1の記事に全部移動したので、こっちでは配線をうまいことアレコレする方法を模索したときの話を残すことにする。 対象とするハーネス従来筐体では、ゲームの入力に使用するハーネスは4種類ある。 ①1P側ボタン用、②2P側ボタン用、③エフェクトパネル用、④スクラッチ用。その1では、①-④のピン配置について覚え書きを残した。 今回の記事では、①-③のハーネスからボタン入力を取って、同時にLEDを12Vで点灯するための回路を検討する

      • PS2用IIDX専コンを改造してINFINITASに対応させてみた。

        まえがき以前作ったDAOコンをINFINITASに対応させる基板をちょっといじって、PS2用IIDX専コンに取り付けてみた。結果、INFINITASで使えるようになった。 2024/6/12追記: ちゃんとINFINITASで動作確認しました。動画は記事内に置いてます。 DAOコンをINFINITASに対応させる基板(復習)DAOコンをINFINITASに対応させる基板の機能はざっくり下記3個。 マイクロスイッチのIO信号の取得 皿センサーのIO信号を取得して、X軸

        • DAOコンの見分け方 覚え書き

          きっかけDAOコンをアレする基板を出品していて、お客さんからいくつか問い合わせを頂いていたのでメモ 外観ベースでおおよそ見分け可能スタートボタン/セレクトボタンと7鍵盤パネルの間に入っている文字で見分け可能。ただし、蓋を開けると中身が違ったりもする。 FP7 (2008-2011頃?) 学生時代に買ったのはこれ。beatmaniaIIDXのロゴ(文字)あり。 皿は本家よりちょっと小さめ。 裏蓋がネジ止めでプレイサイド変更が大変(らしい、やったことない)。 手持ちのFP7

          DAOコン用INFINITAS化基板をSDVXに流用することを考える

          まえがきDAOコンをINFINITASに対応させるために作成した基板を眺めてたときに「この基板、ボタンを11個繋げられるなら、Pop'n専コン(9ボタン+スタート/セレクト想定)を自作するのにも使えるな~」なんて思ってたけど、じゃあもう少し工夫すればボルテ専コンにも使えるのでは?とぼんやり思ったのでメモ。 この記事に書かれている内容 SDVX純正コンパネの仕様 現状の基板の仕様と、修正が必要な箇所 SDVX純正コンパネの仕様について下記の記事を参考にしています。 ↑

          DAOコン用INFINITAS化基板をSDVXに流用することを考える

          中華PCB製造会社の比較レビュー

          まえがき今までINFINITASコンバーターやら16セグメント制御回路やらで2社のPCB製造会社を利用してきたが、直近は片方への注文が安牌になってきてる。各社の料金や対応サービス、品質などの特徴を整理した。 おことわり 本記事は、どこかのPCB製造会社から利益を受けて書いている類のものではありません。アフィリエイトではない、ということ。 レビューの対象について 日系は料金が高く今まで使用したことがないので、レビューには含みません。高周波回路など特段難しい基板でなく、A

          中華PCB製造会社の比較レビュー

          IIDX旧筐体コンパネの覚え書き その1

          このページの前提手持ちの旧筐体パネルで使用されているコネクタのピン情報を整理した。 筐体製造時期によってコネクタが異なる可能性があるため、注意が必要。見分け方は知らないので各自調べてください。とりあえず初代系と10th以降の2種類があるのは分かってます。スクラッチ用コネクタが初代系だと8ピン、10th以降だと6pin。 2024/10/18追記: その2の内容をこっちに持ってきて、このページだけで完結するようにした(はず)。 寸法のメモ横幅 1300mm x 奥行き 43

          IIDX旧筐体コンパネの覚え書き その1

          INFINITASのE1-E4ボタンの機能配置について

          まえがきおうちマニアことbeatmania IIDX INFINITAS その専用コントローラーには、鍵盤部分の7個のボタンとは別に、4個のボタンがある。 INFINITAS公式サイトの操作方法を見ると、「この操作を行うためにはこのボタンを押してください」という説明が並んでいる。INFINITAS用コンバーターや、DAOコンINFINITAS化基板を自作するにあたり、各ボタンがどの機能に割り当てられているかを逆引きをしたいと思ったので、覚え書きも兼ねて、本ページを作成した。

          INFINITASのE1-E4ボタンの機能配置について

          IIDX旧筐体コンパネやらDAOコンやらのネジの話

          はじめにコンパネを止めているネジが錆びたままだと見た目が悪いので、交換しましょうね、という話。ネジの寸法の覚え書き。 IIDX 旧筐体 皿の部分は、M6 x 25mmのネジを使用している。左右で4箇所ずつ、計8本必要。 鍵盤とポップの部分は、M4 x 20mmのネジ。鍵盤が6本✕2で、ポップ部が8本。コインシューターの部分も多分M4 x 20mmだけど、ここだけコンパネ購入時には25mmのネジが入ってた。4本。短いとダメなのは当たり前だけど、長すぎても底が当たってしまうた

          IIDX旧筐体コンパネやらDAOコンやらのネジの話

          IIDX旧筐体コンパネに自作基板を組み込んでINFINITAS対応させた話

          はじめに2019年12月から出荷が開始となったbeatmania IIDX Lightning Model(LMとか新筐体とか呼ぶやつ)。気づいたら周りのゲームセンターも新筐体が主流になってきた。 2023年10月18日のbeatmania IIDX31 EPOLIS稼働開始のタイミングで、旧筐体のうち、内部PC(基板、PCB)を更新していない筐体は、EPOLISへのアップデートの対象外となった。beatmania IIDX30 RESIDENTのオンラインサービスも早々に

          IIDX旧筐体コンパネに自作基板を組み込んでINFINITAS対応させた話

          【IIDX】9桁16セグメントLEDの話【旧筐体】

          はじめにbeatmania IIDXの旧筐体に付いてる16セグメント表示機のレプリカを作ったので、まとめる。 ※レプリカというのは、本来はオリジナルの製作者自身が作ったコピーのこと、らしい。今回の件では模造品というのが正しいのかも。 9桁の、16セグメントLED。(なんで9桁なんでしょうね。) IIDXで画像検索して一番上に出てきた旧筐体画像がEMPRESS公式サイトだったからリンク貼っておいた。いつ頃だったか、情報がかなり削減されちゃったんだよね…。 経緯 AliE

          【IIDX】9桁16セグメントLEDの話【旧筐体】

          KiCadでdxfを出力してアクリル板加工を発注する

          まえがき/目的INFINITASコンバーターの基板を制作した際、基板裏面をむき出しにするわけにはいかないので、ケース(絶縁体)として、アクリル板を底面に取り付けることにした。 最初のうちは手作業でアクリル板を切ったり穴を開けたりしてたものの、流石に時間と体力が必要でしんどくなったので、dxfで出力して、アクリル板加工がイケる業者に発注することにした。 制作したアクリル板の例 こんな感じ。M3のネジとナットを使って、アクリル板(2mm)と基板を締結。ネジ部がでっぱるので、滑

          KiCadでdxfを出力してアクリル板加工を発注する

          今まで作ったINFINITASコンバーターを紹介する V1.20編

          連載企画過去に作ったコンバーターを順番に振り返って、どこにどういう進化があったかを残しておく。V1.20だけ書いてたら長くなったので、バージョンごとにページを分けることにする。 コンバーター紹介の目次 V1.20(黒色基板) ←イマココ V1.30(白色基板)没基板 V1.31(白色基板) V1.32(緑色基板) V1.33(青色基板) V1.20概要 メルカリで初めて売ったバージョン。2021年11月-12月ころにかけて販売。 シルク印刷によると、2021年4月20

          今まで作ったINFINITASコンバーターを紹介する V1.20編

          IIDXコンパネのメンテナンスの話 その2 ボタンの不調について

          まえがき全IIDXプレイヤー、ひいては音楽ゲームプレイヤーの敵である、ボタン(入力デバイス)不調の話。 折角クレジット入れて遊んでるのに筐体のメンテが悪いと、ゲンナリしちゃいがち。おかねかえして。 不具合が出たときに店員さんを呼んでも、すぐには対処してくれず、修理中ポップを貼って稼働を止めちゃう。帰るしかなくなる。翌日行ってみて、修理中ポップが無くなってるからと期待しながらクレジットを入れてみても、速攻で症状が再発するから、余計にイライラしちゃう。そんなこと、ありますよね?

          IIDXコンパネのメンテナンスの話 その2 ボタンの不調について

          IIDXコンパネのメンテナンスの話 その1 皿の重さについて 覚え書き

          素朴な疑問 beatmaniaIIDXのスクラッチ。皿とも呼ぶ。 皿の重いとか軽いとかって、何で決まるんだろ。 お勉強 高校物理レベルであれば、運動方程式 F=maやら運動エネルギーE=1/2 mv^2なんか扱う。 回転体であれば、イナーシャはJ=MR^2、トルクはT=Iαで求まるらしい。(大学の力学でやった気がする。前職で一瞬だけモーター制御もやってたんだけどなぁ…。 ともかく、イナーシャというのは質量とアームの長さで決まり、トルクはイナーシャと角速度の掛け算で求め

          IIDXコンパネのメンテナンスの話 その1 皿の重さについて 覚え書き

          DAOコン用のINFINITAS基板を作った話

          まえがき 2台目のDAOコンを安く入手した。FP7の2012年モデル。 GAMO2のINFINITASコンバージョン基板を買ってきて付けようと思っていたが、売り切れてたから自作した。 「せ」だけ平仮名なのがミソ。 DAOコンの話 基板を自作し搭載する前に、DAOコン(FP7 2012)の作りを確認した。消費電流、使用しているコネクタ、皿のセンサーについて。 ボタンを光らせるLEDは、T10サイズで、1個あたり20mA程度の消費電流。T10サイズではあるが、LED上に

          DAOコン用のINFINITAS基板を作った話