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【歌詞考察】SixTONESの「真っ赤な嘘」の歌詞を紐解きたい!

1月5日にSixTONESの2ndアルバム『CITY』が発売された。

まーた今回もやってくれたな!
どの曲も素晴らしい、流行りの音楽を取り入れつつ、懐古を感じるような楽曲もある。
まさしくたくさんの曲が住む1つの「街」のようなアルバムだ。

全ての楽曲に胸を焦がしてしまうのだが、特に私の中で異色を放っているのが、松村北斗くんと髙地優吾くんのユニット曲『真っ赤な噓』である。
こちらは、『ヨワネハキ』でその名を上げた和ぬかさんが作詞作曲を手掛けた歌で、繊細なメロディーの上に松村・髙地コンビの優しくて儚い歌声がバランスよくおさまっている。

そして、この曲は歌詞を解読するにおいて非常に秀逸で、
初めて歌詞を読んだとき、いくつかの物語が私の頭の中を駆け巡った。
とりあえず、歌詞のせとくね。

素振りがどうも惰性のようで
カタルシス感じない あなたが薄れた
いや見つめる先が愛に変わった
相槌のみでキスするように


盲目的オンリー 失うことを恐れていた
純粋的な裏返し 正しい愛を掴んでいる


掴んでいる?


真っ赤な嘘
どうせ飽きられる演出
嘘
愛ゆえお先は明明
どうして私は分からないの?
分かりたいの
分からないよ
真っ赤な嘘


あなたの前で彷徨うサイレン
上手く笑えず身を知る雨が
いや優しい声に気づけてなくて
ありのままの愛は真っ白


曖昧なストーリー 疑うことに慣れていた
信じることの裏返し 正しい愛を掴んでいる


掴んでいる?


真っ赤な嘘
どうせ飽きられる演出
嘘
愛ゆえお先は明明
花びら落ちてく気がするの?
気づけないの?
愛したいの


真っ赤な
自分が鏡に映って
落ちない汚れを見ているようで
くだらないことも
心を
素通し
出来たら痛まないのに


真っ赤な嘘
どうせ飽きられる演出
嘘
愛ゆえお先は明明
どうして私は分からないの?
分かりたいの
ほんとは分かってるの


真っ赤な嘘
どうせ飽きられる演出
嘘
愛ゆえお先は明明
どうして私は分からないの?
分かりたいの
分からないよ
真っ赤な嘘

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/hokuto-matsumura-x-yugo-kochi/makka-na-uso/

こんな感じ。
ほら!もうこういう曖昧でどうとでも取れる言葉の羅列、大好物!!!!

ということで、私がこの歌詞を紐解いて、考察し作り上げた1つのストーリーを下記に提示する。

ーーーーーーーーーーーー
あの人の顔つきや仕草がどうやら今の日常に慣れてしまったようで、
出逢った頃のようなときめきをかんじられない
あのころのあなたが私の中で薄れてしまった

いや、あの人に抱く感情が恋心から愛に変わったんだ
キスをする代わりに相槌を交わしてしまう関係になったんだから

盲目的にあの人を見て、感じて、ただ失うことを恐れてたけど
今は視野が広くなった それって愛なんだ 間違ってないんだ
でも本当にそう?

不安だから私は嘘をつく
どうせいつかは飽きられるだろうけど
あの人を愛しているからこそ二人の未来が分かってしまう
でも嘘をつく私 
どうしてありのままの自分で接することができないの?
ありのままであの人を愛したい
でもできない
だから私は嘘をつくの


あの人との関係に警鐘が鳴る
うまく笑えなくて涙があふれる

いや、あの人のやさしさに気付けてない自分がいるんだ
二人の間の愛はすれ違いによって冷めきってるんだ

確実な愛の表現がないから、全てにおいて疑ってしまう
でもそれって信じていることでもあるよね?大丈夫、私は愛されている
そうだよね?

不安だから私は嘘をつく
どうせいつかは飽きられるだろうけど
愛しているからこそ二人の未来が分かってしまう
花びらが落ちていくように、私たちの関係にも終わりが近づいてきてるんじゃないかな
そんなこと、気づきたくもないけど、あの人はどう思っているんだろう
だけど私はあの人を愛したい

嘘をつく私の姿はどんなに拭っても汚くて、
嘘ばかりの自分に嫌気がさす、
あの人の心が手に取るように分かれば悩むことなんてないのに

だから私は嘘をつく
どうせいつかは飽きられるだろうけど
愛しているからこそ二人の未来が分かってしまう
どうしてありのままの自分で接することができないの?
ありのままであの人を愛したい
愛したいのに

不安だから私は嘘をつく
どうせいつかは飽きられるだろうけど
あの人を愛しているからこそ二人の未来が分かってしまう
でも嘘をつく私 
どうしてありのままの自分で接することができないの?
ありのままであの人を愛したい
でもできない
だから私は嘘をつくの
ーーーーーーーーーーーー

私はこの歌詞を通して、
恋人に対する今後の不安を抱いた1人の女性を想像した。

天使と悪魔が彼女の頭の中で闘っている感じ?
でも自分の弱さに勝てなくて、結局偽りの自分を恋人の前で装ってしまう
そんな女性が主人公。

カタルシスとか、相槌のみでキスするとか、
その辺の所、抱く感情自体はめちゃくちゃわかるのに、それがどうしてもうまく言葉にできない!笑
難しいね、でも、楽しいね。

とにもかくにも、また新しいエンターテインメントが世の中に生まれて、
たくさんの人に愛され、糧になっていくんだなと。
それが嬉しい。そして私もその一人。
だから音楽が好きだ。

ありがとうSONY。ありがとうTeam SixTONES。


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