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ギラン・バレー症候群

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ギラン・バレー症候群になった経験を書いた記事を集めました。
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2021年9月の記事一覧

靴下との格闘。

靴下との格闘。

靴下を買うのに選んでいて思い出した。
リハビリ病院に入院中、一番闘ったのが靴下でした。

恐らくギランバレー発症から3~4ヶ月位経った頃。
自宅に戻った時の為にと、OT(作業療法士)による
生活面のリハビリが増え始めました。

その頃には、何とかベッドのリクライニングの力を借りれば、
汗だくになりながらも、1人で起き上がりが出来る様になり、
ベッドに腰掛けられる事も増えてきて。
(ただしものすごく

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大事なことはいつもの中に。

大事なことはいつもの中に。

私は数年前に神経難病の1つである、
ギラン・バレー症候群と診断されました。

入院した時は寝返りもうてず、
その状態のまま何か月もの間
生活のすべてを人に頼る毎日でした。

少しずつ治療が進んで、
体力、気力が少しずつ回復しても、
私の体は動かないまま。

そんな中、1番辛い時間だったのが食事で、
その時の経験を以前 note に書きました。

辛いといっても、面倒くさそうにされたり、
どうこう言

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今の自分でしか。

今の自分でしか。

仕事でも、色々な所属でもそうですが、
自分にはどうしようもないことで
あなたじゃダメと言われてしまったら
もう仕方ないですよね。

それは少し傷つきますけど、諦めもつきます。

私は人の話を聴くのが好きで、
お客様と接する仕事を選んできましたが、
今は顔面麻痺の影響で、接客は難しくなりました。

とてもショックではありましたが、
立ち仕事は足がもたず、ある程度続けて
お話をすることは、口を動かすこ

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食べること②敵に回した?

食べること②敵に回した?

治療を行う急性期病院での食事は
辛いだけなのが続いていた。

そして、免疫グロブリンを大量に点滴する治療も
2回目が終わろうというころだったか、
リハビリ病院への転院も見えて来て、
ちょっとした事件?が起きた。

余りにも朝昼食べないので、
看護師さんから主治医に報告が行ったらしく、
「食べるの辛い?食欲ない?」
と、回診の時に聞かれたのだ。

一瞬迷ったものの、もうすぐ転院だしという、
ちょっと

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