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変なシリーズ:「メトロポリスで生きるには①」

【前書き】

皆様、お疲れ様です。
カナモノさんです。

今回はだーいぶ前に自分で書いてほったらかしにしていた作品を。
せっかくなので、シリーズ化してみようかなと。

少しの間でも、お楽しみ頂けていることを願います。


【メトロポリスで生きるには①】

作:カナモノユウキ


《登場人物》
・案内人
・主人公 ※「」
・市長 ※《》

「ここ…どこだ。」

ようこそ皆様、世界一の未来都市であり、この世を統べる世界都市、ここメトロポリスへ!
私はこのメトロポリスの案内人でございます。
運のいい皆様、50名をこれより一か月半の間、メトロポリス観光ツアーのお供兼ガイド役を務めさせて頂きます。
御用の方は何なりと…ハイ?…そちらの方、いかがなさいましたか?

「あの、貴方誰ですか?」

ハイ…私の名前ですか? 名前は別によろしいじゃないですか。
ジャックでも助さんでも角さんでもリチャードでも、お好きにお呼びください。
さぁ、今皆様が居られるここは、メトロポリスの玄関であるイリョスの門でございます。
イリョスとはギリシャ語で『太陽』の意味。
皆様をこのメトロポリスの太陽が、明るくお出迎えする意味を込めた……んだかどうだかは解りませんが。
市長であります『マイケル・フランシスコ・ギルガメッシュ三十五世』が心血を注いで作り上げた広場でございます。
皆様から見えますあの広場の中心、市長が半裸で摩訶不思議なポーズをとった銅像と噴水がありますね。
『通称:日光浴する市長』と呼ばれておりますあの噴水から、約七万八千平米ある空間が広がり。
各所にギフトショップをはじめ、世界の名だたる高級ブランドも多数出店。
あちらに見えますフードコートには和洋中はもちろん、今話題のゴロスペア料理やヘマニバル料理も堪能できますよ。
某ワンダーランドも驚きのお店の数で皆様をお出迎えでございます。

「あの、ここって…。」

ハイ?あぁ自由時間は間もなくですので、そう焦らなくても大丈夫ですよ。

「あの…その料理、聞いたことないんですけど…。」

ハイ?ゴロスペア料理とは何か?
そちらは食べてからのお楽しみですよ、なんせ宇宙の真理に到達した彼のお方「ボモ・サボ」が編み出した神真料理。
その味は無類と聞いております、但し食べる際は注意が必要ですよ?
あまりの美味にそのまま神の真理に逝きついてしまい、帰ってこないお客様も居りますから。
あらあら、皆様早く広場を回りたいというお顔をしていらっしゃいますね。
では少し早いですが、これから4時間ほど自由時間といたしますので、皆様イリョスの門をたっぷりご堪能下さい。
集合の際は、皆様にお配りしたブレスレットに通知が流れます。
そちらの通知を合図に、ここにお戻りください。
では一時解散!皆様、置き引きひったくりには十分ご注意くださいね~。

「参ったな…変なところに来てしまった。とりあえず、観光…してみるか。」

【着信音】

ハイ、私でございます。
《例の件はどうなっている?》
あー例の件ですね、恙無く進めさせて頂いておりますよ。
《参加者の中に適合者は?》
恐らくですが、約七名程は居るかと。
《そうか、日数の予定は?》
ツアーは約一か月半を予定しておりますので、その間に『あの計画』を進めさせていただきます。
《期待しているぞ。》
畏まりましたヨ、市長様。

いやはや、せっかちな方は困りますね。
さぁ、楽しい楽しい『アルゴナウタイツアー』のはじまりですよー。


【あとがき】

最後まで読んでくださった方々、
誠にありがとうございます。

何となく書き始めた理由だけは覚えてて。
「自分一人でボイスドラマ作ろう!」からだったんですが。

設定とか色々、薄ぼんやりしか覚えていないので。
これからまた一人考えながら、次はここに残していこうと思います。

にしても、何だろう『アルゴナウタイツアー』って…。

何考えていたんだろう、僕。

それを思い出す為にも、書かなきゃな。

では次の作品も楽しんで頂けることを、祈ります。
お疲れ様でした。

カナモノユウキ


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