NHKスペシャル、坂本龍一

今日は「NHKスペシャル、坂本龍一」という
テーマの文章を書きたいと思います。

NHKプラスで「Last Days 坂本龍一 最期の日々」というNHKスペシャルの番組を観ました。

残念ながら、坂本龍一さんは2023年に亡くなってしまいましたが、今回の番組では、その彼が亡くなる直前までの映像が家族によって残されていて、それをNHKが上手に編集を手掛けてくれてます。

人の死生観や死への向き合い方などは人によって様々だと思いますが、坂本龍一なりの死への向き合い方がハッキリと描かれていて、なるほどなぁと思いました。
もちろん、人間なので葛藤や後悔してることなど色々あるそうですが、最後は「良い人生だった」という言葉を残されてたそうで、これにはグッときましたね。

死の直前、病室で意識が朦朧としている状態のなかでも指がピアノを弾いてる動きをしていたり、また、自分が関わってる交響楽団の演奏を映像を通して応援したり、支えたりなど、「音楽」への情熱や愛情がこちら側に伝わってきて、さすが、根っからの音楽家なんだなぁと改めて思いました。

そして、映像のなかで時折流れてくる彼のピアノが沁みるんですよね。素晴らしい音色だなぁと。

命がある限り、音楽を愛し、そこに情熱を注ぎ続ける男の姿がそこにはあって、観るものを魅力します。

彼の音楽を聴いてると、すごく心が震えるんですよね。つくづく、素晴らしい音楽だなぁと思います。

最後は家族に看取られて亡くなられたたそうですが、彼には家族がいて、そして、音楽があって、それを愛するファンが世界中にいて、本当に「良い人生」だったんだろうなぁと思いました。

それと、彼の最後の言葉なんかを聞いていると、「人間、やりたいことやらないと後悔するよ」というのがハッキリと伝わってきました。
自分の人生は自分でしっかりと掴み取らなきゃダメだよ、と。

彼が残した素晴らしい音楽をこれからも聴かせてもらい、それを糧にして生きていこうと思います。

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