海外フリーランス生活の実現。必要収入の計算方法とTips
こんにちは、Shimomura Kanako(下村 香菜子)です。2023年12月1日よりBC州バンクーバーからON州トロントへ引っ越しました。人口でいうとバンクーバーは約67万人、トロントは約290万人なので約5倍近く人口が多いようです。ただし、ダウンタウン含めエリア自体がとても広いので意外と混んでいない印象です。これから極寒の季節になるので体調に気をつけながら過ごそうと思います。
さて、今回はこれから海外に住みながらフリーランスになろうと考えている人向けに必要収入に関するお話をしようと思います。
よくブログや動画などで月収○万円あれば海外在住フリーランスは実現する!と見出しを目にするんですが、人によって必要な金額は違と思っています。また、衣・食・住の豊かさは維持出来たほうがよいと思うんですよね。
ということで、実際に私が使っているスプレッドシートも公開するのでぜひ活用してみてください。
前提
まず、大前提としてギリギリの生活はおすすめしません。海外に住むということは想像以上にストレスが溜まります。日本で通用した常識が通じなかったり、想像できない事象に巻き込まれることもあります。お金があるのと無いのとでは心のゆとりが違います。厳しい意見かもしれませんが、実際に必要経費を算出し、難しいと感じた場合は貯金をするか目標額に届くまで渡航時期を伸ばす等を検討してほしいと思います。
支出を計算する
まずは、あなたが住もうとしている国の固定費、日本での固定費、その他変動費、バッファを算出します。
固定費(海外)
・家賃(ガス・水道・電気込み)
・通信費(スマホ・Wi-Fi)
・その他(WeWork利用料、サブスクリプション等)
固定費(日本)
・年金
・奨学金やローン等
・iDeco等の積立
変動費
・食費
・交際費
・交通費
・急な出費枠(私は旅行が該当します)
バッファ
・固定値or支出の合計の20〜30%
収入を計算する
はじめて計算する場合は、楽観・悲観値の2パターン出すことをおすすめします。そして、悲観値想定で全体の計算を進めてください。そうすることで、収入分もバッファを積むことが出来ます。
稼働時間の算出
最初に稼働時間を計算してください。この作業はとても大切です!例えば、同じ時給でも1日8時間と5時間で60時間の差が出ます。もし、時給5,000円だった場合、30万円の差が出ます。
計算例
1日8時間✕20日=160時間 … 160時間✕5,000円=800,000円
1日5時間✕20日=100時間 … 100時間✕5,000円=500,000円
時給がいくらなら支出に耐えることができるか算出する
既に支出合計が出ていると思うので、その金額を元に時給(月給)がいくらの仕事だと生活することが出来るか計算してください。
例1 支出が200,000円かつ、月100時間働く場合
時給2,500円
・100時間✕2,500円=250,000円
・(収入)250,000円 ‐(支出)200,000円 = 残り50,000円
時給3,000円
・100時間✕3,000円=300,000円
・(収入)300,000円 ‐(支出)200,000円 = 残り100,000円
これがあなたが海外で生活する場合に必要な必要収入の見立てになります。この金額を出した後に、下記を改めて考えてみてください。
・この金額を出してくれる企業がありそうか?
・渡航までに実現可能なレベルか?
もし、難しい場合は現段階のスキルセットでは海外に住みながらフリーランスとして働くにはまだ早いかもしれません。
ただし、生活コストの低い国に変更する方法もあるので再度検討するのも良いと思います。
また、渡航まで時間がある場合は渡航前に上記で算出した金額で実際に日本でフリーランスとして働いてみると良いと思います。実際、私はリクルートの有休期間〜渡航までを活用し6ヶ月間試してみました。
実際に試してみると想像より働く時間を作れなかったり、お試し期間を考慮できておらず収入が足りなくなるなど出てくると思います。
参考:私のスプレッドシート(数字はダミーです!)
私は上記でお話した内容をベースに半年先くらいまで支出+収入の見立てを立てています。私は貯金額も意識しているので、支出、収入に加えて銀行口座の項目も作っています。
最後に
今回の内容はいかがだったでしょうか。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
誰かの役に立てたら嬉しいです。
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