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きっと桜咲く

kanakenoには『さくらふぶき』という鉄瓶があります。

さくらふぶき斜_191003

何度かnoteでもご紹介していますが、こちらは認定NPO法人桜ライン311さんとのコラボレーション鉄瓶です。

桜ライン311さんは、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市内で津波最大到達地点に桜の植樹活動をしている団体で、桜の植樹を通して、東日本大震災の記憶の伝承、そして将来起こりうる大災害に備え、防災や減災について後世に伝えていく取り組みをされています。

その桜ライン311さんが主催をされている「春の植樹会」を先日取材させていただきました。

コロナ禍ということもあり感染症対策を徹底し、参加人数も制限した上での例年とは違った形での開催とのこと。

植樹会は、まずはじめに海に向かって黙祷を捧げます。

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その後、1グループ2、3名でチームを作り、苗木を植えていきます。

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穴を掘り、苗木を植えて、最後は鹿よけのネットをして、支柱でしっかりと支えます。

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「最初の頃に植えた桜は鹿に食べられちゃって、うまく育たなかった。だから鹿除けまでしっかり組み立ててあげないとダメなんですよ」

と参加者のお一人が教えてくれました。聞くところによると、この方は毎年参加されているようで、手慣れた手つきで作業されていました。

その他には団体で参加をされている方もいらっしゃり、その中には年に3、4回ある草刈りにも参加されるなどの常連さんも。

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桜ライン311さんのスタッフは各グループの進行状況を確認し、アドバイスや手助けをしてくれます。

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でも、初参加という方も比較的テキパキと作業されていて、それは桜ライン311さんが事前にレクチャー動画を用意してくれているからだそうです。

お話をさせてもらった参加者さんは、

「事前にいただいた動画や資料で植え方を見ていましたが、実際にやってみると難しいですね。でもこの桜が何百年何千年と自分たちよりも長生きして、次の大災害が起きた時に、誰かの助けに繋がるかと思うとしっかり植えなきゃと思うし、ちゃんと育って欲しいって思います。そしてその成長の様子を今後も機会があれば見に来たいなって思います」

「東日本大震災のときも、津波の教訓について書いてある石碑があったみたいなんですよね。でも石碑だと風化して忘れられてしまっていた。だけどこの桜だったら毎日目にするし、この桜が植えられている意味をみんな思い出すことができるんですよ」

などとお話をされていました。

そういった声などから、この植樹及び植樹会の意義を教えてもらった気がしました。

今後の植樹会については状況を見ての開催となるようです。

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今回は取材のみでしたが、次回は是非kanakenoチーム(タヤマスタジオ)として参加したいと思いました!

皆様も是非!

植樹会への参加だけではなく、寄付や企業とのコラボ商品を購入するなどでも桜ライン311さんの取り組みをサポートすることが可能ですので、ご興味のある方は是非HPをご覧ください。



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