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私の人生を変えた先生の授業をもう一度

私が「なんで子どもの活動始めたの?」とか「なんで心理学やってるの?」っていう質問をされたら、必ず、その先生の名前を挙げる。

ある時、多分そんなことを友達に聞かれて、「その先生、くりぃむしちゅーの有田に激似なんだよね〜」と何気なく画像検索したら、そこに出てきたのはある大学の名前。
びっくりして調べると、どうやらうちの大学を退任された直後に別の大学の教授になっていたらしい。

どうしても、もう一度、あの先生の授業を受けたい。

私は、その大学に通っている友達に調べてもらい、授業の名前、教室、時間の情報を得た。

そこから、なんとなく踏ん切りがつかず時間が過ぎてしまったが、もうすぐその大学の今年度の授業が終わってしまうことに気づき、4月から働き始める私は、これが最後のチャンスかも。と、ダメ元で先生にメールを送った。

すると、「おーすごいね。よく見つけたね。○○さんこそ、元気ですか?」
と、あんなにメールやらLINEやらを嫌っていた先生がその日のうちに返事をくれた。そのメールを見ただけで、もう胸のときめきが止まらなかった(笑)

そして今日。会いに行ってきました。こんな早起きしたのは久しぶりだったのに、ぱちっと目が覚めた。

90分の長さを全く感じず、相変わらず先生は先生だった。学生のコメントに反撃したり突き詰めたりしていたあの頃と比べたらマイルドになっていたけど、その熱くてやわらかくて強い先生の言葉は、変わっていなかった。

やっぱり、人と向き合うこと、自分と向き合うことは私の人生で一番たいせつなことで、それを見つけられた原点はあなただと思う。そう再確認した。
今なら、なんでたった一回の授業で先生に惹かれたのかも、その後ストーカーのように授業を受けまくったのかも、毎回授業で胸がドキドキしたのかも、先生がいなくなると知って青ざめたのかも、わかる。

きっともう2年、先生の授業を受けていたら、違う道を選んでいたと思う。
でも、それはそれで、今の道を選んでいる自分も好きだから、いいんだけど。

授業が終わった後挨拶に行ったら、「次、院生の授業しにいかなきゃなんないんだよ。じゃあな。」ってあっさり言われたけど、そういえば最後の授業の時もそうだったよな。その後廊下を追いかけて手紙を渡したっけ。

でも、もう私は大丈夫だと思う。
まだまだだけど、ちゃんと自分の弱いとこも含めて自分が好きだし、まだまだだけど、同じぐらい周りの人のこともちゃんと愛せる。

でもまた、わからなくなった時のために、来年のスケジュール帳に、先生の言葉たくさんメモしたからね。

エネルギーが注がれて元気になった!やるぞやるぞ!

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