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#1年でBリーグ全アリーナ制覇の旅 旅行記 香川編(36/54:無限の剣製)


はじめに

どうも。最近は女子研究大学というゲーム実況グループにハマっているはおーです。
下ネタ多めだけどそれがいい。

今回は四国遠征後編。香川ファイブアローズ観戦記となります。
2006年より活動開始と、プロチームとしては老舗にあたるアローズ。その現在地点と未来への視線を観測する事ができました。

旅の記録・香川編

松山から特急で香川県は高松に向かいます。
こちらはその電車。アンパンマンのラッピングが。
アンパンマンと四国にどんな関係が?と思って調べてみたら、原作者のやなせたかしさんが高知県出身なんですね。まあこの列車は予讃線なので高知の地に足を踏み入れる事はないんですけどね。

という訳で高松駅に到着。めちゃくちゃ綺麗な駅前でびっくりしました。下手な都会より都会。

そのままことでんと徒歩でお昼ご飯へ。こだわり麵屋や 高松店へ入りました。
よく四国に出張するでお馴染みのBラジ主催・勝汰さんにおすすめのうどん屋さんを聞いたところ、貰ったリストの中で唯一鉄道+徒歩で行ける場所がここでした。車持ってないねん俺。

スタンダードなぶっかけうどんと、天ぷら2品を注文。
讃岐うどんはコシのある麺が最高に美味しいですね。食べ応え抜群。それでいて安くてボリューミー。最強のファストフード。
関東でも讃岐うどんのチェーン店は沢山ありますが、この麺のコシは味わえないので貴重ですね。

物理的な面積と精神的な面積

この日は試合開始時間が早いので、ご飯を食べたら早速アリーナへ直行。高松市総合体育館へ到着しました。

1986年に竣工のアリーナで、竣工時は四国最大の体育館として機能していました。そんな規模なので国内、国際問わず様々なビッグイベントの開催実績があったりします。
体育館が2つ、武道場が2つ、その他にも何点かの競技場施設を備えた、まさに「総合体育館」となります。

入場口ではVutberの神ヶ谷舞さんがお出迎え
後日調べたら、証券Vtuberとして活動されているんだとか。
証券とアローズ何が関係あんねん……とか思ってたんですが、どうやら舞さんが香川証券(スポンサー)のバーチャル社員なんだそうで。Vtuberの世界も広いなあ。

……てか、舞さんがアウェイチームに言及されていたという事は1節ごとに撮りおろしているのかな?何気に凄いですね。

グッズ売り場に行くと、ある特徴的なグッズが。
こちらのオリジナルユニフォームなんですが、まず4,000円とお安い。選手の着用するデザインとはかなり異なるとはいえ、この金額ならライト層は購入しやすいですね。

そして最大の特徴は選手サイン会への参加券がついてくるところ。
しかも1回だけじゃなくて3回。なので参加券を全て使おうと思うと、ホームゲームに3回足を運ぶ必要が出てきます。
リピーターの獲得にもつながるという面で非常に面白い取り組みだなあと思います。
その分、1日に選手がサイン応対するファン数も最大100人とそこそこ多くなっている為、こうした取り組みへ積極的に協力される選手達も凄いなあと感じますね。

という訳で観戦。この日の対戦相手は奈良です。

1階の敷地や座席の間隔など広々とした印象を受けるアリーナです。
少し遠さを感じる事もありますが、中央寄りの座席を選べばあまり問題はないです。

気になるのは1階の雛壇で、殆ど段差がありません。なので後ろの座席はかなり観戦し辛そうな印象を受けます。

こちらが2階席。独特の形ですね。
横幅も広く、座席も硬さがないので座り心地もそこそこ良いです。

香川の大きな特徴は、こちらのUnited Archers
チアリーダーズとはちょっと……いやだいぶ違う、アローズのパフォーマンスチームです。
特にオープニングにおけるダンスの迫力は中々凄まじく、パフォーマンスだけでお金払ってもいいなと思えるくらいダンスレベルが高く、かつ独自性のあるものでした。これはいい路線いったなあ。

あと個人的に何がいいって、試合中の応援している姿。
これは何が正解とかっていう話じゃないんですが、通常のチアだと応援の振り付けや声出しなど、「統率の取れた」もしくは「ファンの統率を取る」ための動きを試合中に行っています。
ただ、彼ら・彼女らは応援をリードする立場というよりは、ファンの皆さんと同じ目線?立場?で楽しみながら試合を見守っているように思えました。
時に飛び跳ねながら喜んだり、時にメンバー同士で談笑しながら試合を見守ったり。

自由な観戦スタイルの背中を見せてくれるって言うのも、多様な楽しみ方が可能なBリーグには凄く合っているなと思いました。

試合は74-86で奈良の勝利

順位が近い対戦という事もあり、前半は非常に拮抗した試合になっていました。
ただしアローズはリチャードソンがシーズン途中からの選手登録という事もあり、全体的に個人技に振ったオフェンスの印象。そこを奈良が上手いことディフェンスでストップできていた事が勝敗の分かれ目となりました。

勝った奈良はチーム全体でミドルショットを効率良く打てており、ディフェンスのフロアを広げる事に成功した事が大きな勝因でした。
特に藤澤17得点FG6/9宇都19得点FT11/12と日本人が積極的にシュートまで持っていく、もしくはシューティングファウルを貰いに行く姿勢というのは素晴らしかったです。

アローズは先述の通りロスターが揃い切らない事もあり、中々チームとして連携を深める事に苦戦していた印象はありました。
個人では兒玉のプレーにおけるインパクトはやはり凄く、攻守にわたって彼がいる時間といない時間ではバックコートへの圧のかかり方が段違い。スタッツでのアシスト62P3/3とチームを牽引する様子が記録されていました。

Bリーグでは珍しい人型のマスコット、神破命。可愛い。
手に持っている相棒的なキャラクターは何モチーフなんですかね……?

いつもの休日に少しだけ変化をつけるだけ

試合後は市街地に戻り、旅の疲れを癒すことに。
LIMA COFFEE ROASTERS TAKAMATSUというカフェをたまたま見つけたので、入ってみることにしました。

元々は神戸の方にあるカフェらしく、コーヒーにかなりつよいこだわりを持っているお店なんだとか。
実際飲んでみたコーヒーはコクの強さを初心者の自分でも感じることができ、普段仕事中に飲むコーヒーとはまた違うリッチな時間を楽しむことができました。

そのまま晩酌のお店を探しがてら街を散策していたんですが、高松の日曜夜は居酒屋の閉店率が非常に高い事に気が付きまして。
まあまだコロナ禍だったという事も理由の1つにあったと思いますが、Googleマップで目星を付けていたお店が悉く休業。

で、どうしようかと悩んでいたところに、中々興味深い店構えのお店が。
瓶ビール酒場 韋駄天というお店です。

まあ折角だからとキリンラガーの瓶ビールを注文し、肴にはちょっとした刺身盛り合わせを注文。
キリンといえば一番搾りを思い浮かべる人も多いと思いますが、自分は親戚が良く飲んでいた事もあり、このラガービールがとても大好き。
スーパードライほど強すぎない絶妙なキレ味っていうのがポイントですね。
刺身も勿論美味。お醤油が濃い口なのも関東人の自分には嬉しい。

このまま飛行機の時間が近づいてきたため、余裕をもって空港へ。
空港内でもしっかりシメのうどんをいただき、今回の旅は完結です。

てか、ふらっと寄ったうどんですら関東にある多くの店よりコスパも味もいいの反則だなあ。

あとがきとおまけの1枚

香川は初訪問でした。

リソースが潤沢ではない中、他のBリーグチームにはない変化球を投げながら戦っているチームだと感じました。

地域性?県民性?に合わせた結果なのか、アウェイブースターも含めてアローズを推してもらおう、という考えの中違いをつけているのか、その狙いまではわかりませんでしたが、いずれにせよチャレンジ精神を感じて非常に興味深かったです。
先程紹介した部分以外にも、試合時にメインのアリーナMCさんがほぼ喋らないというのはちょっと新鮮でしたね。

実はこの約1ヵ月後にアローズは経営難からホームゲーム演出の一部縮小を発表しました。
当時はチーム事情的にもB2に残れるか厳しいラインにいた事もあり、「演出よりもバスケの現場にリソースを」という経営判断ですね。

プロスポーツ興行においては成績も演出も両方重要です。どちらの方が、という議論は今はしませんよ?
アローズも正直、使えるリソースは限られているというのは伝わってきます。でも成績、演出両方で今できるベストを求めにいく姿勢というのも、私には現地で同時に伝わってきました。

月並みな言葉かもしれませんが、こうしたチームはいつか報われる日が来て欲しいなあ、と思う次第です。

ブラントのアクスタを買って、我が家の棚に置いてみた。

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