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小さい頃は思いやりのある子どもだった。今は、相手の気持ちを深く考えすぎる臆病者になった。
私は小さい頃から、よく「思いやりのある子」と言われていた。
弟をとても可愛がり、ミルクや離乳食を自ら進んであげていたそうだ。
相手の喜ぶことを考え進んでできるような子だったと褒められていた。
小学校の通信簿にも、「思いやりのある子」とよく書かれていた。
相手の気持ちを考えることを大切に育ててもらったおかげで「思いやりのある子」になれた。
相手が嫌かな?と思うことはやらない。自分がされて嫌なことはしない。
とても、とても大切なこと。
私が保育士をしていた時も「思いやり」をとても大切に子どもと関わってきた。
そして、最近の私は「思いやり」ではなく思いやりを通り越して、相手の気持ちを深く考えすぎる臆病者になっていた。
いつからそうなってしまったのか。どうしてそうなってしまったのだろう。
本当は会いたい人がいるのに、大切な人がいるのに、連絡したら迷惑かな?今は大変な時期だから会うのはやめておこうか。
勝手に色々と考えて、やめておく。
最近そんな自分に辛くなり、
相手の気持ちを考えすぎる臆病者から、小さい頃の思いやりのある私に戻ることを決意した。
小さい頃は、会いたいと思ったら会いに行くし、大好きな人には何度でも会いに行っていた。
ただただ純粋に、思いを全面に出して表現していた。
そんな昔の私をマネするようにした。
あ、会いたいなと思ったらとりあえず連絡してみる。
会いたいと思っていた子に連絡をしてみると、私の連絡にめちゃくちゃ喜んでくれて会う約束をした。
あぁ、良かった。
相手の気持ちは考えても絶対に分からない。そう絶対に。
世の中に「絶対」なんてないけれど、相手の気持ちだけは絶対に分からない。
それなら考えるのをやめて、自分の思いを伝えて行動していくほうがいいよね。
臆病者の私、昔の純粋な思いやりのある子に戻ります。まっててね。
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