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「言葉にならないことを伝える」を仕事にする。

こんにちは。きゃめです。

フリーランスになってから1年半が経ち、自分の強みらしきものが見えてきたので、記録しておきます。

会社を辞めたときに「◯◯のプロ」と呼べるようなスキルを持っていなかった私は、

「最初の3年は、何でも屋フリーランスとして働こう」「いろいろやりながら自分の売りポイントを知っていこう」と思って、お声かけいただいた仕事はなんでもやってきました。

その結果、最初の1年くらいで「なんでもやる!という覚悟でやれば、食べていくことはできそうだぞ」という感覚を持ちました。

でも、それと同時に「なんでもやっていると、結局、何も残らないかもしれない」と怖くなってきました。

なんでもやるのではダメだ。「自分はこれに強い」という分野を意識して作りにいかなければいけないと思ったのです。

なので、今年の抱負は「強みを言語化して磨くこと」にしています。

自分はどんな存在なのか、自分はいったいどんな仕事をしているのかをわかりやすく説明する言葉がほしい。

だから、寝ても覚めても「自分の強みはなんだろう?」と考え続けてきました。

なかなかピンとくることが見つからなかったのですが、ここにきて自分の中で強みかもしれないと思えてきたことがあります。

それが、

言葉にできないことを伝えること

です。

実は最近、お客様や仲間から、立て続けにお褒めの言葉をいただいたのです。

きゃめさんの説明を聞いていたら、これまでイメージしきれていなかったことの解像度が上がった。

「詳しくない第三者」の目線で表現してくれるから、話が入ってきやすい。難しく感じないで聞ける。

「たとえ」がわかりやすいから、話を聞いている人同士で同じイメージを持ちやすい。

というようなことを、次々と言ってもらえまして。嬉しかったです。

私としては普通に表現しているだけのつもりなのですが、聞く人からすると、どうもわかりやすいそうです。

もしかすると、私は業務委託として第三者の立場で働いているため、社内で使われている言葉とか業界の専門用語がわからないので、

自分のわかる言葉に置き換えて理解する」習慣があることが影響しているかもしれないです。

最近、業務委託としてサービス開発に関わっているプロジェクトであった例でいうと、

「多くのメンバーが関わるのに、表現したい世界観が難しくて、みんなが同じイメージを持てていなさそうだなあ」と感じたので、

みんなが同じ世界観を共有するためのガイド」を勝手に作ってみたんですが、これがすごく好評で。

プロジェクトのリーダーさんに「新しく入ったメンバーへの説明の仕方が難しかったので、こういうのがあるとすごく助かります」と言ってもらえました。

そうかー!と思いました。そうだよね、そういうの、あるよねって。

同じことを認識するのって、実はめちゃくちゃ難しいなと。育ってきた環境が違えば、言葉に対する印象もそれぞれ違うしね。

もしかして、

言葉にするのが難しい「世界観」とか「目に見えない価値」を表現して、わかりやすく伝える

って、実は強いニーズとしてありそうじゃない??と思ったのです。あんまり顕在化することはなさそうだけども。

私の趣味は、言語化することです。

気がつくと内省しているし、まだ表現できていないことを言葉にしたいと思っています。

最近いただいた言葉の数々を思い出すと、これまで培ってきた「言葉にする力」を活かすことで、いろいろな人のお手伝いができるんじゃないか、と感じたのです。

私自身はアイデアマンではないので、即座に誰もを圧倒させるようなすごいアイデアは出せません。全体像が複雑であればあるほど理解するのに時間がかかります。

でも自分の中からアイデアが湧き出してこないのをわかっているからこそ、世の中にある情報やみんなが持っている要素を繋ぎ合わせて磨いたりして「これだ!これしかない!」っていう解を見つけるのは得意かも。

プロジェクトに関わるいろんな人の意見を吸収して、理解して、咀嚼して、まとめ直して「つまり、こういうことですかね?」っていう感じで図や言葉にしたり、

「なんだかみんなの認識がずれていそうだなあ」っていうのを察して、話し合う場を設けて、合意形成をしていったりするのは、けっこう得意な気がします。

目指す姿は「第三者だけどチームの一員」です。

作業を外注するだけの外の人的な業務委託ではなく、一緒に悩んで一緒に考える仲間的な存在でありたいと思っています。

良くも悪くも自分事として考えまくってしまうタイプだからこそ、できる種類の仕事がありそうだなあと思い始めた今日この頃です。

ということで。これからは積極的に、

「言葉にならないことを伝える」

という役割を積極的にとりに行って、お仕事をやっていきたいなと思います。

ちなみに、いま強い興味があるのが、コーチングでどんな変化が起こるのかを言語化すること。

コーチング、私自身は学んだことないけど、去年じっくり体感する機会があって、これ、めちゃくちゃ大事じゃん!全社会人が学んだ方がいい!って心から思ってるんだけど、

よく知らない人からするとちょっと怪しく感じるというか、どんな変化が起こるのかが抽象的でわかりにくくない??その世界を知っている人と知っていない人の差が大きいというか。

私はこの情報のギャップがすごくもったいないと思ってて。手始めにコーチングをテーマに「価値の言語化」に勝手にトライしてみようかなと思っています。

ご興味をお持ちいただけた方は、よろしければプロフィールをご覧くださいませ。一緒にお仕事したり、おしゃべりできたら嬉しいです。

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