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10回のライティング講座の受講を終えて学んだこと、変化したこと。

今月、3か月にわたってオンラインで受講していた10回のライティング講座が終わりました。

受講したのは、YOSCAというライティングプロダクションの「あなたのライターキャリア講座」。

毎週1回、Zoomで約90分のマンツーマンレッスンを受け、添削課題をこなし、ライターとして必要な思考力を学んでいきました。

事前に、同じYOSCAがUdemyで発売している単発のオンライン講座「1秒1文字!悩まず書ける ノンストップライティング」を受講していて、それが結構良くて、ワクワクしながら受けられたんです。まさに水を得た魚!という感覚でした。

フリーのライターとなって1年が過ぎ、クライアントも付いて少しだけ方向性が見え始めたところで、「プロからライティングについて学びたい」「もっと洗練させて高品質な記事を書きたい」「一から学び直したい」と漠然と思い始めたタイミングで、上記2つの講座に出会いました。

すべて受け終わって「受講して良かった!!」と感じています。商業用のライティングをするなら、独学ではなくプロから学ぶってやっぱ大事だな……としみじみ感じました。

「あなたのライターキャリア講座」を選んだ決め手

「よし、講座を受講しよう」と決めてGoogle先生に聞いてみたところ、こんな記事に出会いました。

「ねっ、年収1000万円のライター!?」とびっくりしたのを覚えています。この記事の中に今回受講した「あなたのライターキャリア講座」が含まれていました。

いろんな講座の値段、回数、内容、受講方法(オンラインかスクール通いか)を比較したのはもちろんですが、私が「YOSCAにしよう!!」と思った決め手は、

10回目の最後の講座で「キャリアを考える軸をつくる」「ライフプランを設計する」という項目があった点でした。

私は足を怪我して外に出られなくなり、仕方なくなんとなく得意だった書く仕事を在宅で始めたので、何の前情報もキャリアプランもないままのスタートだったのです。

だから、そのあたりをガッツリ授業で話し合える場を求めていたので、こちらにお世話になることにしました。(受講料は、国からの給付金10万円が使えたのでタイミング良かったです!)

講座を受講した後の変化5点

「あなたのライターキャリア講座」を受講して学んだこと、受講後の変化は以下の通りです。

①ライティングの準備段階の時間を長く取るようになった

こちらの講座ではLOPREQ(ロプレック)というオリジナルの思考方法を学んでいきます。Logic(論理)、Plot(構成)、Reaction(読者の反応)、Question(問いかけ)の4つです。

ここで知ったのですが、「ライターは書くよりも準備に時間をかける」ことが大切。情報収集を念入りにして、その段階で構成をバチっと決めて、その上で書き出せば、執筆がスムーズになります。

リサーチの重要性は知っていたつもりでしたが、こんなに準備を徹底するとは思わなくて、目からウロコでした。

そして気づいたのですが、私は「書く」よりも「思考する」方が好きなんだな、ということ。いろんな資料を読んで、どんな風にまとめたら読者に伝わるか、あーでもないこーでもないと整理するのが大好きだと気づいたのです!

私にとってこれは大きな収穫でした。だから、「ライターに必要な基礎思考力」を売りにしているこの講座はピッタリだったんだ、と後から思いました。

②時間管理を意識するようになった

家で仕事をしていると、ついダラダラしてしまうことがあります。「何時までにこれをしよう」と終わりの時間を決めても、曖昧に終わってしまうこともちらほら。

でもこの2つの講座で時間管理の大切さを学んで、準備、執筆、見直しにそれぞれ何分かかったか、意識するようになりました。そうすれば、出来高の報酬を時給計算することができるので、「1時間●円~の仕事なら受けます」と交渉しやすくなります。

今の私は、1時間2500円くらいです。これを目安に持っていれば、次にクライアントから仕事を受けるとき、自分の基準に合っているかどうか判別しやすくなるはずです。

時給を上げるためにも「スピードアップしよう!」「集中して効率を上げよう!」という意識付けにもなりました。

③ライティングの基礎思考力が理解できた

講座を受けるまでにライティングを学んだ方法は、クライアントから配られるマニュアルでした。本やネットの無料記事での学習よりも、実戦派の私はクライアントがどんな考えを持っているか、現場の蓄積を知る方が遥かに価値があると考えていたからです。

だから、最初はひたすら色んなクライアントとコンタクトを取り、トライアルを受け、細かい実践を積んでいきました。

マニュアルには、どんな人に読んでもらいたいか、読者の顕在的なニーズ、潜在的なニーズは何か、キーワード設定はどうするか、論理的に構成を練るにはどうすればいいか、といったことが書かれていました。

この資料はめちゃめちゃ興味深くて、いつも「ふむふむ」と言いながら読み込んでいました。

これに加えて、クライアントから修正を入れられて戻ってきた原稿も勉強になりました。余計な文章はいらないんだな、ここは論理的じゃないんだな、こういう表現がここの読者には好まれるんだな、などです。

そんな感じでいろんなクライアントさんからの資料やコメントを読んで学んだことが、今回の10回の講座に全部詰まっていました!!バラバラにあった知識が1つにまとまった感じがして、整理されました。

こなれた日本語表現やSNSのバズり方、SEO対策といった細かなテクニックではなく、文章を書くための基盤となる思考力をまず学んだ方が、太く長くライターとしてキャリアを積んで行けるのではないかな、と思います。

④ライターとしてやっていくんだと意識が固まった

講座はマンツーマンでYOSCAの取締役の阿部さんが担当してくれました。

現役のプロに教えていただいたので、肯定されると私もなんだかその気になっていきます(褒められると伸びる)。

1回目の講座でコピーライターやPRライターなど「ライターにはいろんな種類がある」と知り、その情報も役立ちました。

私は夫とホテルをやっている一面もあるので、それはPRライターなんだと知り肩書ができてうれしかったです(笑)。

フリーでライターとして働くときは、クライアントのオウンドメディアで直接契約が多いのですが、そういった商業ライターは「記事を通じて目標を達成すること」が大事だと知り、依頼主の商品を売るために高品質の記事を書こう、と考えが定まりました。

⑤自分の強みが理解できた

その道の方に毎週話を聞いてもらって、編集者の立場からコメントをもらえたのは大きかったです。普段なかなかない機会なので、とても貴重でした。

私が今認識している自分のライティングの強みは、

・英語の文献から情報を引っ張ってこれる

・無駄な情報なくスマートにまとめられる

という2点です。英語の情報を日本語に要約し、それを記事に組み込めるライターは、あまりいないと教えてもらってビックリしました。私は過去に翻訳会社で働き周りには翻訳のプロばかりだったので、どちらかというと自分の翻訳スキルに劣等感があったからです。

あとは、MECEという「漏れなく、ダブりなく」は記事を書く上でめっちゃ気をつけているので、講座を通してそのスキルを磨けたのも良かったと思っています。

あとはひたすら書くのみ……!!

講座受講中に、なんとなく気になった求人情報があったので応募して、トライアルを受けました。無事合格し面談に進むと「トライアル、すごくわかりやすかったです」と担当者から評価していただきました。

「トライアルを作るとき、海外の信用できる機関の文献も参考にして組み込んだんです」と言うと、「登録ライターさんはたくさんいるけど、そんな人は初めて見た」と驚かれ、即採用となりました。海外にも目を向けているクライアントで、考えが合致したみたいでした。

条件も、求人広告で書かれていた価格よりも2.5倍高い案件を回してくれることになり、数か月後には5倍高くなることがわかりました。

ぽかーん。なんとまあ、、、……びっくり。。。

このクライアントからいただいたマニュアルには、今回受講したライティング講座と似ている内容がたくさん書かれていて、「間違ってなかったんだな!」と自信がつきました。

条件がだんだん整ってきたので、あとは、ひたすらコツコツ書いて、じわじわ実績を積んでいくのみです……!!ここは貪欲に、質も量も、どっちも叶えていきたいと思っています。

以上が、10回のライティング講座を受けた感想でした。受講を考えている駆け出しライターさんの何らかの参考になれば幸いです。

長い文章を読んでいただいて、ありがとうございました!

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