桃の節句に、東と西の桜餅。
ご近所さんの庭々にある梅の木が、日に日に花開いてゆく姿を見るのが、私の最近の楽しみです。
今朝は、満開の梅の木にメジロが二羽、仲睦ましそうに花の蜜を吸いに来ていて、思わず立ち止まって眺めてしまいました。
小っちゃくて可愛らしく、桃色の中に生える黄緑色がなんとも鮮やか。
朝からとても癒される光景でした。
そんな今日は、3月3日、桃の節句ですね。
もともとは中国の「上巳の節句」という、無病息災を願う厄祓いの行事が由来で、
平安時代に日本に伝わってからは、紙や藁で作った人型に厄を移し、水に流してお祓いをする「流し雛」となり、それが現代まで続く『雛人形』の元となったそうです。
私の実家にも雛人形がありましたが、彼らが私たちの厄を引き受けてくれていたことを今日知り、もっと感謝の気持ちで飾ってあげれば良かったなと、少し後悔する気持ちと、有り難いという大きな気持ちが芽生えました。
雛人形と言えば、幼い頃の私はひそかに「右大臣」のお人形へときめきを感じていたこともふと思い出しました。笑
私の家の右大臣は、精悍な顔つきの青年が弓を携えて座っている姿で、凛々しくてとてもカッコよかったのです。
雛人形は、紫宸殿で行われる「天皇と皇后の結婚式を模したもの」だそうですが、右大臣のモデルとなった人物が存在するのか少し気になりました。
きっと素敵な方だったことでしょう。
今日のおやつは「桜餅」
「桃の節句」ということで、春らしく今日は桜餅をいただいてみました。
今回は贅沢に、「関東風(長命寺桜餅)」と「関西風(道明寺桜餅)」の二種類を食べ比べてみます。
実は関東風の桜餅を、今回初めて食べました。(地元北海道では関西風桜餅が主流だったので。)
どちらの桜餅も、ほんのり上品な塩加減が餡子を引き立て、美味しくてあっという間に食べてしまう幸せなおやつの時間でした。
関西風の「道明寺」を食べなれていたので、桜餅は粒の食感が特徴的な和菓子だと認識していたのですが、
生地がなめらかで餡子との一体感が強い関東風の桜餅は、また違った味わいがあり、甲乙つけがたいそれぞれの良さを知ることができました。
皆さんはどちらの桜餅が馴染み深いでしょうか?
今回食べ比べてみて、個人的には別物として認識しても良いと思うくらい、かなり印象が異なっていたので面白かったです。
二種類の味が楽しめる桜餅。とても魅力的な存在です。
今日はそんな「桃の節句」を過ごしてみました。
では、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?