筆圧が強い私が願うこと。
こんにちは。
この文章は、私自身のことを通じて「こんな人もいるんだ」ということを知っていただけたらという思いで書いています。
タイトルのとおり、私は筆圧がとても強いです。
発達障害の特性の一つに、筆圧がうまくコントロールできず、強かったり逆に弱かったりということがあるそうです。
この特性自体を訓練等で治すことができるのかは不明ですが、ちょっとしたことで生きやすくなることは確かだと思っています。
今日はそんな私の願いを綴ってみたいと思います。
筆圧が強いと何が起こるのか
思いつくままに挙げてみると、こんな感じでしょうか。
①とにかくシャープペンシルの芯が折れる
②インクがなくなるよりペン先がつぶれる方が早い
③書くスピードが遅い
④腕がすぐに疲れる
⑤書くことが苦痛
「筆圧が強い」というちょっとしたことですが、生活に密着している行為だけに少しでも緩和できるならそれに越したことはないですよね。
嬉しい傾向
私が自分の筆圧が他の人より強いということを意識したのは高校生の時。
よく友人と一緒に勉強しているときに、シャープペンシルの芯を折って友人のノートに飛ばしていました。
わざとではなく、ただノートに文字を書いているだけなのですが、すぐに折れて飛んでいくのです。
「また飛んできたよ(笑)」と友人は笑っていましたが、まじめに勉強しているときに煩わしかったことと思います…
ただ、この悩みは「デルガード」というシャープペンシルに出会ったおかげでだいぶ解消されました。
「もう折れない」というキャッチフレーズに惹かれて買ってみたら大正解。私にとっての救世主となりました。
こんなシャープペンシルが開発されるということは、意外と筆圧の悩みを持っている人が沢山いるのかななんて想像しています。
もし、今困っている方がいたら使ってみてください。
他にも、ノートの間に様々な硬さの下敷きを入れるとか、様々な紙質のノートがあったりとか、時代はいろいろと進化しているようです。これは、とても嬉しいことです。
少しでも多くの人が自分に合った道具を見つけて苦痛から解消されたらいいなと思います。
多様な選択ができる社会へ
しかし、様々な手段が開発されても、それを使うことを社会が許してくれなければなかなか使うことができません。
その一つの例がパソコンだと思います。
私は文字を書くときにさらさらと流れるように筆を動かすことができず、どちらかというとガツガツと書いてしまいます。
そうするとスピードが出ないばかりか、手には目一杯の力が入っているのですぐに腕が疲れてしまいます。そして、書くこと自体が苦痛になってきます。
最近では社会人になって手書きをすることも減ってきたのですが、例えば履歴書を書くときなど、1枚仕上げるのにものすごい時間と労力を使ってしまいます。そんな時に、パソコンで書くという選択ができればいいのにと思います。
もちろん、手書きのほうが自分らしさを出せるとか、パソコンが苦手とかいう人もいるので手書きという選択肢は否定しません。
ですが、学校でも就活でも、授業の内容を文字として残す、自分自身の履歴を書き示すことが目的なら、手段は手書きにこだわる必要がないはずです。
もう少し世の中が柔軟になって、一つでも多くの選択肢を気軽に選べる社会になったら、少し生きやすくなる人が増えるはず。
こういう風に少しずつ優しい社会になっていってほしいな…なんていうことを日々、願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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