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Sequel - 9 February 2023 Summary

これまで、A sequel to the story: 後日談ってタイトルで書いた記事の後日談を書いていたんですけど、ここに今年からは、月末、1ヶ月の最後の記事として、後日談、読書・映画録も含んだその月を振り返る的な記事なぞを書きいきたい。というわけで2月。

My  February:私の動向。

1月のまとめが「人生において、最もクソだったと断言できる年始」2月のまとめは幾分、マシとは言え、おじの死に始まる家族ドラマですったもんだで「あわあわ、ばたばたしているうちに気がついたら終了していた」そんな2月。切ねぇ!

人間は年を取ると時間が過ぎるのを早く感じる。これは、子供に比べて大人は未経験のことが少ない、新たに学ぶことが少ないがゆえのことだという説がある。私なんぞはいい年のBBAだけど、知らぬことばかりで、日々、学び!て思うことが多いのに、時間がすぎるのを早く感じるとはこれ如何に……切ねぇ!

詳細は延々と記事に書いたゆえ省くが、まず月の開始がおじの死に始まり、そこから3週間ほど続く昼のメロドラマ渡る世間は鬼ばかりみたいな世界のいざこざに巻き込まれ。その間、私は転職活動を行っており、また、転職活動を行っている友人の助けをしたりもした。

転職活動をしている段階でお察しでしょうが、去年の夏からずっと仕事はクソOFクソ。これは、仕事量という意味でも、仕事場の人間関係という意味においてもクソなんである。

今年の目標は酒を控え、ダイエットに励む、というものだというのに、気がついたら飲んだくれ、だるい、疲れたという理由でごはん作りをサボり、外食や出前というような体たらくであった。いかん、いかん。そんな風に思っていたら2月終了。切ねぇ。

ハイライトは、おじの葬儀での夫が毅然とした態度で物事を受け止め、処理してくれたこと、と、サプライズバレンタインをしてくれたこと。あ、あと、日本にいる姪っ子が無事、第一志望の大学に受かるという良きニュースもあった。赤子だった彼女を抱っこしたってのに、高校三年生かぁ……と、またもここで、己の年齢をしみじみと感じたBBAであった。

私の2月まとめ: そもそも短い2月。慌ただしすぎて、なんかすっごい短く感じた……切ねぇ!

Dogs' Feburuary:犬たちの動向。

犬たちは今日も元気であるが、ただいま、まめこさんの毛を伸ばそうと私はせっせとまめこさんの手入れに勤しんでいるため、ますますまめこの下僕と化している気がする。ヨークシャーテリアというと、モップのようなサラツヤの毛が思い浮かぶ。これはなかなかにお手入れが大変なのだ。

まめこの毛は絡みやすい。なのでうちのヨーキーどもは、常に丸刈り状態。でも毛を長くしたまめこさんはとてもゴージャスなので、またそのようにしたいのである。

ちなみに、アホアホ★ボーイズ、リンゴ犬と大五郎は、やたらと地面に転がるので、毛を伸ばすという選択肢はハナからないのである。先日なぞ、大五郎はついに、道端に落ちていたよその犬のうんこの上をローリングし、大変な事態(主に私が)になってしまったため、ロン毛なぞ、夢のまた夢である。

あと大五郎はあいも変わらず、籠か箱に入ってそこでよく寝ているけれど、毎日、必ず、ここから落下しているようである(お留守番カメラの映像)この犬はよく転んだり、落ちたりしているけどケロっとしていて、怪我と同時に頭の方は大丈夫なのだろうかと真顔で考え込んでしまう

これが毎日繰り返されている。

ちょっと前にまめこさんは、階段からつるっと3段ほど足を外してしまったのだけど、それ以降、階段が怖くなってしまい、今では私が抱っこして上り下りしている。そして増すばかりの私の下僕化。このように、普通は、怖い思いをしたり、痛い思いをしたりしたら恐怖心が湧き上がったりするものなのに、大五郎は毎日、へいへいへーい!!おれだぜぇぇ、おれだぜぇぇぇ!!とばかりに毎日、楽しそうである。なんなんだ、大五郎。

リンゴ犬は今日も健気に私の後追いをし、オフィスに出る日は一日中、落ち込んでいる(通常営業)だが、最近、私は夫とだけでなく、リンゴ犬ともSleep Divorseしている(Sleep Divorce=安眠対策のために、夫婦が別々の寝室で寝ること)

こちらをご覧いただきたい。おわかりいただけるであろうか。これは私の枕である

まくら!どろぼう!
まくら!どろぼう!

私がようやくたどり着いた理想の枕、たましいの入れ物だというのに、リンゴ犬も大層、この枕を気に入ったらしく、夜中に起き出しては、私の頭の上をうろうろし、私から枕を奪い、寝ているのだ。我が家には少なくとも5種類ほどの犬ベッドが存在するというのに……むぎぎ。枕を強奪され、そして夜中に起こされる、で、再入眠できない、こんな日が続いたため、ここ最近は夫とリンゴ犬は、別室での睡眠を私により強制されているのだ。


Algo's February:夫アルゴの動向。

ハリポタ、ハリポタ、ハリポタ (プレステゲーム)に熱中。ホグワーツ・レガシー とかいうゲーム。夫アルゴはこの手の魔法使いだの、ドラゴンだの、SF/メルヘンタイプの小説やドラマ、映画が大好きなのだ。私はそんなでもない。付き合いで一緒に観るけど。でも映像は綺麗だし、見ているだけでも楽しい(ただし、数時間に限る)

このゲームはプレーヤーがこのホグワーツ魔法魔術学校に転校生として入学する道中に巻き込まれた古代魔法を巡る出来事から、その謎へと迫っていくというゲーム。開始時にアンケート的なものに答えて、4つ存在する寮からプレイヤーの答えに合わせてセレクトされるシステムらしいんだが、夫はハッフルパフパフだかなんだかいう寮なのだ。どうにもこうにもオタクくせぇ。

夫のキャラからは、陰キャ/オタクオーラが漂っている気がする。おそらく、夫が装備する衣装チョイスもいちいち変なものであるから余計にそう思える。夫自身も「私はぁ、オタクグループです。はっふるぱふ」とかなんとか言っていた。現実世界でもオタクなんだから、ゲームの世界でぐらい非オタっぽいのになればいいのにって思っている。プレイ時間も50時間ほどになると、いい加減にしろやと苛つくことのほうが多くなってきた。

ちなみに、今月はこのハリポタゲームの他に、マジックザギャザリングというオタクOFオタクのカードでも新作のものが発売されたらしく、馬鹿みたいに無駄遣いしていた。その上、学校が冬休みで1週間の休みまであったので(私は普通に働いている)遊び回っており、私の動向で書いた、おじの葬儀で見せた「なにこの人、素敵」という気持ちや、ヴァレンタインの「きゅんきゅん」なんて一気に吹き飛び、「やっぱりなんぞ、こいつ……(苛)」という日々を過ごしている。

このように、夫アルゴは、私の中の「やっぱりすき!」という気持ちゲージと「むぎぎぎぎ!あほか!」という気持ちゲージをシーソーゲームのようにぎっこん、ばったんとさせるのである。プラマイ0という感じ。


Reading Records:今月読んだ本まとめ。

2月読書記録と感想。今月は4冊。もっと読みたいと言っていた1月の読書を下回る。くぅ。1ヶ月に7冊は読みたいのだが、まぁ、今月は(……今月「も」?)精神的に大変だったから良きことにしよう。目標を持つのは大事であるが、それがストレスになったらいかんもんな!

あ!今月から、ドイツ在住のみきともさんがお子さんとともにやっていらっしゃるという「朝の読書時間」を設定し、実施している。私の場合は朝の30分ほど。仕事で読まなくちゃいけないものがある時はそれを、特になければ趣味の本を読むか、スペイン語の練習に充てることにしている。なかなかにはかどるので、今後も続けていきたいものだと思う。

🕮 クアトロ・ラガッツィ 上 天正少年使節と世界帝国 ( 文庫版2008)若桑みどり。 ✍️ Comments:1月の読み終えた上巻に続く下巻である。再読なのであるが、ページ数と情報が半端ない。天正少年使節の四少年(クアトロ・ラガッツィ)の話。下巻ではようやくローマについて華々しい経験をしたというのに、戻った祖国で待っていたのは、禁教、弾圧、そして虐殺だった、とういう世知辛い現実。病死、国外追放、殉教、棄教。時代に翻弄された少年たちの末路と日本におけるキリスト教の歴史が記されているため、読んでいてしんどくなることが多かった。

🕮 『王の挽歌』(1992年、新潮社)遠藤周作✍️Comments:上記、クアトロ・ラガッツィの流れからの再読。大友 義鎮宗麟)に関するお話。言うまでもなく、戦国〜安土桃山時代の有名なキリシタン大名であり、天正少年使節団・伊東マンショを名代として送った殿様。ルイス・フロイス先生(宣教師)の母国へのお手紙にも書かれている大名である。こちらは創作。宗麟が基督の国にしたいと考えた北日向の美しい土地。土地の名はムジカ(無鹿)ムジカとは音楽という意味。その土地が自分の地元に近いこともあるし、美しく描かれている。遠藤周作氏の書かれたキリスト教、キリスト教徒の話が好きだ。人間とは、神様とは、信仰とは、生きるとは?いろんな命題をまっすぐに突きつけてくる。私が「海と毒薬」を読んだのは12歳の時で、それから50歳に近くなるというのに、遠藤周作の作品はどれも、何度も何度も、何度も読んでいる。そしてそのたびに考えこみ、何かを学ぶ。私にとっては人生における教科書みたいな役割を持つ。もちろん、真面目な作品だけでなく、狐狸庵山人の愉快なエッセイも込みで。

🕮 たゆたえども沈まず。原田マハ ✍️ Comments:史実をベースにした、フィクション小説。ゴッホの壮絶な生き様を描いた作品。19世紀のパリを舞台に、浮世絵を売る若者と売れない画家だったゴッホとの出会い。ゴッホとその弟テオとの物語。1月に読んだジヴェルニーの食卓」という作品と同じ感覚。フィクションとノンフィクションの境界が分からなくなるほどにぐいぐい引き込まれるお話。ゴッホを好きな人も、そうでない人も、作品を読んだらきっとゴッホの絵画が見たくなる、と、そんなお話ですのでおすすめです。そういえば、原田マハの代表作、「楽園のカンヴァス」『暗幕のゲルニカ』はまだ未読なので今年の読書リストにいれておいた。

🕮一の糸 (新潮文庫) 有吉佐和子  ✍️ Comments:上記の遠藤周作さんと同じくらいの時期から触れいている作家さんだというのに、作品の量が膨大すぎて、いまだに未読の作品が多々ある。この作品もその一つ。大正から戦後にかけて、芸道一筋に生きる男と、箱入り娘の主人公。恋した少女が、大人になり、その男の後妻となる女の愛のお話。文楽の世界。恋するゆえに、箱入り故に、そして時代がゆえに盛り上がる主人公の生き様をBBA目線でみると、色々と思うところはあるのだけど。それでもやはり歴史の背景や一途な女の気持ち、女の行き方を書かせると有吉佐和子さんの作品は他に追随を許さない説得力があるなぁとそんなふうに思う。文楽についてもうちょっと知ってから再読したいなぁと思う。

ずっと好きな作家さんの未読の作品や何度も読んだ作品を再読するのもよいけれど、今年は今まで触れていなかった作家さんや、知らない作家さんの作品にも触れていければいいなぁと思っている今日このごろ。

Movie Records:今月観た映画まとめ。

📽️ Black Adam  DCヒーロー映画、ロック様ことドウェイン・ジョンソンが主演映画『ブラックアダム』DCヒーローのシャザムの宿敵としても知られる、莫大な魔術の力を持ったアンチヒーロー、ブラックアダムのオリジンストーリー。なんだが。コメント書くにも至らない。だって、なんかおもろなくて途中で寝てしまったからだ。それが今月見た唯一の映画。すまんな、ロック様。

夫がDCやMarvel のヒーロー、アンチヒーローどっちの映画も好きだから付き合いでみるけれど。DCもMarvelも他のキャラだとか、作品との兼ね合いだとかわかっていた方が楽しい作品が多すぎて(夫はもちろんすべて把握)「知らん人お断り」みたいな作品が多くなりすぎて私はDCやMarvelの作品には食傷気味。

アドベンジャーズは、確かに大作ですごく面白かった。でも時系列順に様々な作品を見なきゃ!とか、カバーするものが多すぎて、めんどくせぇってなる。DC映画も追っかけても4つの区分があるとか。どっちも「気楽に見る」「なんとなく見る」「楽しんで見る」というのがほいっとできなくなっちゃっててワタシ的にはう〜ん、ってなってしまう今日この頃。楽しむために下準備しなきゃいけない要素が多すぎるってのは、映画を見るハードルを上げてる気がする。

ついでになんとなく並べてみるけど、私の好きなDC映画。
*  THE DARK KNIGHT (2008:バットマンのやつ)
*  BIRDS OF PREY (AND THE FANTABULOUS EMANCIPATION OF ONE HARLEY QUINN) (2020:ハーレクインのアホっぽい映画)
*  CONSTANTINE (2005:これは正真正銘のDCなんだが、DC映画と言うにははばかりを覚えざるをえないキアヌリーブス主演の作品。単にキアヌが好きだから見たんですけどね)

で、Marvelでは、以下。
*  Dead Pool (1: 2016, 2:2018)
* Doctor Strange (2016, 2022)
* Guardians of the Galaxy (2014)

なんとなく、私はこう、やぁ!正義の味方だよ!的な作品が好きではない。主人公がクソだったり、性格が悪いヒーロー、アンチヒーローものが好きだ。だが「ブラックアダム」てめぇは駄目だ。なんでだ……ロック様で、アンチヒーローなのになぁ。なんでだろうなぁ。多分、シャザムが好きでも嫌いでもないからなんかなぁ。


おわり。


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