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パターン。

ーー「ぜんぶ真っ白にして、純粋に伝えたいことはなに?」

いつも新商品が出るときに、商品企画書を作っているんだけど、毎回とてつもなくフィードバックを食らう。統一感があって、体裁は綺麗に整っているし、それなりの文章も書いている。でも、いつも1回目はうまく伝わらない出来栄えになってしまう。なんで伝わらないんだろう、届かないんだろうってぐるぐるしすぎたので、やのさんに思い切って聞いてみた。

「純粋に伝えたいこと。」

そういえば、メンタリングのプロの友達、だいちゃんにも、同じことを言われた。これは、商品企画書だけじゃなく、相手が人でも同じだなって腑に落ちた。

私は、なんでも卒なくこなしているように、うまく見せるのは大得意。パターンに当てはめれば、大概のことはうまくいく。だけど、なんか違うなんか違うってぐるぐるしてた。

そんな壁にぶち当たっていたから、この言葉が痛いほど身に沁みた。

パターン化しないためのヒント

■自分の感情を無視しないで、ただそこにあると認めること。見たくない感情もそっと覗いてみる。

■伝える時はできるだけ、「驕り」とか「よく見せよう」とかを削ぎ落とす。

本当に魂のレベルで伝えたいものを見つけにいく。つぎに、それが一番生きる方法は何かなって考える。

思考のパターン化

感情を無視した先には、思考だけでこねくり回して、それが大変になったらパターン化、効率化しようという考えが浮かぶ。恐ろしいことに、人と向き合う時も、同じ現象が起こっていることに気がついた。

人の相談に乗っても、このパターンならこれだね。って。8割はあってる。でも、それだけでは心の奥底には入れなかった。

前はこうだったからこうしよう。って、何も考えずに当てはめるだけのコピペ作業はとっても楽だ。

前例を学ぶことは大事だけれど、囚われすぎちゃいけない。成功パターンには、たくさんの要素が複雑に重なり合ってる。1つだけを取り出して、当てはめたって同じようにはならない。

そしてパターン化はAIの得意分野、ということを忘れちゃいけない。人にしかできないことを求められる時代、個々に向き合うことが私たちに求められていることなのかもしれない。どれだけ対象物を愛して、本気で向き合うか。そこにはパターンは存在しない。

向き合うということは、不安が常につきまとう。望まない答え、見たくないものがひょっこり登場するから。

だけど、向き合ったその先には、光るものがきっとある。

感じて、向き合って、「ぜんぶ真っ白にして、純粋に伝えたいことはなに?」って問い続ける。


※投げ銭制です。いつも読んでくださってありがとうございます。










友人とシーシャに行きます。そして、また、noteを書きます。