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かもめ|美術史学徒の鑑賞メモ
2023年2月27日 21:56
フランス哲学とバカロレアという試験制度の実態に興味があって図書館で借りてみたのですが、読み始めて「ちょっと求めていた方向と違うな」と思ってしばらく放置。延滞通知メールを受け取って、あわてて本日読了しました。読んでみると参考になるところがあったので、軽く記録しておきます。予約して待っている方、ごめんなさい。本書はフランスのバカロレアの哲学試験を題材に、その「思考の型」を学んで使えるようにしようと
2023年2月26日 18:05
美術展へ足繁く通うような人ならば、西洋絵画を扱う展覧会で《受胎告知》とタイトルされた作品を一度ならずとも目にしたことがあるのではないでしょうか。キリスト教美術の主題の中でも《磔刑》《受胎告知》《聖母子像》の3つは鑑賞する機会が多い主題ですよね。本書は、キリスト教の「マリア信仰」という事象を通してロマネスクからバロック時代までの《受胎告知》を主題にした作品群の変遷をみるものです。それぞれの時代で
2023年2月16日 00:02
今日は、わたしが西洋美術史を学ぶにあたって手に取った本を紹介したいと思います。最近は、初めのとっかかりやすさを重視したものや、これまでとは違った切り口から美術を読み解く系の書籍など多くの出版物がありますが、わたしが紹介するのは時系列で様式ごとに図版と文章で構成された標準的なタイプです。「西洋美術史」と題される本は、本格的に学び始めると一冊では足りなくなります。ビギナーから研究者の卵まで、学習が