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育休上半期 「授乳の友」番付を発表します

先月で4月生まれの息子の育休が折り返しになりました。そこで、育休前半を振り返りながら、勝手に「授乳の友」ランキングを作ってみました。

「授乳の友」は私の造語です。授乳中に見たり聞いたりするコンテンツのことです。赤ちゃんとの暮らしは、最初の数ヶ月はとにかく授乳回数が多い。最初の1、2カ月は1日10回以上、3カ月くらい以降は1日8回くらいになりますが、とにかく1日の中で一番長いのが授乳している時間と言って過言ではありません。

「♪げんこつ山のたぬきさん

♪おっぱい飲んでねんねして

♪抱っこしておんぶしてまた明日」

という童謡がありますが、ホントにあれがリアルな日常で(おんぶはしないけど)、2,3時間の授乳サイクルを回しているうちに気づけば夜になりまた朝になり、あ、1日過ぎた。という感じの毎日です。昼夜の区別も曜日感覚もなく日が過ぎていく。けっこう恐ろしいです。

そんな授乳ライフを少しでも意義ある?楽しいものにするために、授乳中にどんなコンテンツをたしなむかはとっても重要だと思っています。私が特に最初の3カ月でお世話になっていたコンテンツが下記です。

【授乳の友ランキング・上半期】

1位 コテンラジオ

2位 助産師HISAKOの子育て学校

3位 フードデリバリーのアプリ

1位のコテンラジオはご存知の方も多いかもしれませんが、歴史を学校では教えてくれない切り口でキュレーションして届けてくれるポッドキャスト番組です。YouTubeもありますが私はポッドキャストで聞いています。"歴史を深く知り、歴史を愛しすぎてしまった歴史ギーク”と自認する皆さんだけあって、1つひとつの事象の掘り下げ方がすごい。「フランス革命」などの誰もが知っている歴史的事件をわかりやすく解説してくれるシリーズもあれば、「吉田松陰」のように1人の人物にクローズアップして面白おかしくその凄さを伝えてくれるシリーズもあります。

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パーソナリティの方々の勉強量がとにかく半端なく、膨大な量の本を読み込み、その本質を抽出して伝えてくれるのが伝わってきます。でも語り口はカジュアルで親しみやすい。その裏にある労力やいかほどか、とリスペクトと感謝を感じながら聞いています。

1つのコンテンツが20〜30分くらいなので、時間も授乳中に聞くのにちょうどよいです(1回の授乳時間がそのくらいなので)。

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2位の助産師HISAKOの子育て学校は、乳幼児のいるママ以外は聞いたことがないかもしれません。大阪のカリスマ助産師(現在は沖縄に移住)として知られるHISAKOさんが2020年に始めたYouTube番組です。私がこの番組を知ったのは、まだ妊娠中、出産がラクになる方法や運動を検索している時でした。その頃知りたかった出産のアレコレ(前駆陣痛と本陣痛の違い、病院に行くタイミング、陣痛促進剤はいつどのように使うかetc.)がめっちゃ載ってる!とマメに見るように。

何がスゴイってこのHISAKOさん、子どもを12人産んでいるんですよ!12人目を産んだ時(去年)は46歳!ということは助産師のキャリアも25年近くあるベテランなわけで・・・何だかもう、説得力と信頼感ありすぎて。そして大阪人らしい明るくおおらかなお人柄。飾らない美人さんで、見てると元気になるので毎日見ちゃうんですね。

出産してからは、授乳のアレコレや赤ちゃんのお世話ノウハウ系でもめちゃくちゃお世話になりました。コメント欄で「なんでかhisakoさんの過去動画が超タイムリーに悩んでる所に出てくる神」と書いている人がいましたが、私も全く同じ。1カ月で息子が風邪をひいた時には「1カ月も風邪をひく」という動画があったし、ゲップどうやるんだけ?爪切りがうまくいかない〜!なと、ああっそれ今知りたい!というのがリコメンド欄に必ず表示されているんです。それは偶然ではなく、これまで何千人ものママの生の声に触れて相談に乗ってきたからこそ、みんなが知りたいのはここ、つまずくのはここ、というデータベースがHISAKOさんの中にあるのだと思います。しかもかゆいところに手が届く細かいポイントがめっちゃ充実。育児書ではここまでフォローしてくれません。

YouTubeだと、見た人のコメントがずらっとついているのもよかったです。息子が便秘で悩んでいた時に見た、綿棒浣腸(綿棒で赤ちゃんの肛門を刺激する便秘対処法のことです)のやり方の動画には、「いま妻が横で、出たー!と歓喜の声を上げています」とか「ずっと便秘で泣いていた息子が、おかげでどっさり出て、気持ち良さそうにスヤスヤ寝ています。ありがとう!」というようなコメントが山ほどついていました。私自身もこのやり方で息子の便秘期を乗り切りました(HISAKOさんありがとう!)。

コロナで育児学級がなくなったり、子育て支援センターなどでママ同士で「あれどうしてる?」と教え合う機会も減っている中で、この一連の動画が果たしている役割ってすごく大きいんじゃないのかな?と思います。そういう意味で、2020年という開始のタイミングがまたドンズバです。動画の撮影・編集は旦那さんがしているらしいのですが、この動画のために忙しすぎる大阪から沖縄に引っ越して時間を作ったというのだから、動画事業(?)にかける2人の本気度が伝わってきます。

HISAKOさんについて語り過ぎてますが、最後にもうひとつだけ。一番驚いた動画は、12人目を産んだ直後に「私の胎盤を冷凍して取っておいて!後でそれを使って説明するから」と、本当に自分の胎盤を使ってここがこうで赤ちゃんはここから栄養を取って・・・と真剣に説明する動画を上げていたことです。すごくわかりやすかったし、この人の自己開示力はすごい!と胸打たれました(他にも自分の帝王切開の傷を見せたり、12人産んだ理由を語ったりと自身のことを語った動画もたくさんあります)。

それまでYouTuberの動画をほとんど見てこなかった私が、今回ばかりはプレミアムに登録してしまったほどです。


コテンラジオは射程の長い人類の歴史の話。HISAKOさんの動画はズバリ目の前の赤ちゃんの話。赤ちゃんのお世話で家から出れない生活の中で、遠い時代の出来事に思いを馳せたり、目の前の赤ちゃんに集中したり、この振れ幅の大きな2つのコンテンツのおかげで、うまく気分を切り替えながら過ごすことができました。

3位のフードデリバリーは、ご想像の通りかもしれませんが、家にこもっている生活の中では、食事がエンターテイメント。授乳しながら「お、あの店がデリバリーやってる!次のランチで頼んでみようかな」とメニューを眺めるのが日々の楽しみでした。デリバリーやテイクアウトが普及してお気に入りの店の味が自宅で味わえるようになったのは、赤ちゃんと過ごしているママにとっては嬉しい限りです(赤ちゃんが寝入っている時にピンポン♪で起きちゃった、ということもなくはなかったですが…)。

語り過ぎて長くなってしまいましたが、以上、赤ちゃん産まれたての時期にお世話になったコンテンツのお話でした。

育休後半のいまは、本をひたすら読んでます。音声コンテンツ(授乳中は音声コンテンツが楽!)でもVoicyで経済ニュースなど聞くようになりました。仕事に戻ってからの働き方や、自分の有限な時間をどう何に振り分けるか、少しずつ考えているところです。





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