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秋の気配とスウェーデンの8020運動

一気に涼しくなり、秋の気配が近づいてきましたね
急な気温の変化は体調を崩しやすくなるので、気を付けましょう。

写真は予防歯科先進国と言われている、口腔ケアに意識の高い国の風景の写真なんですが、どこの国でしょうか?

正解は「スウェーデン」です。

スウェーデンは80歳で歯を20本以上残す8020を達成している国で、寝たきりのお年寄りはとても少ないんです。健康な歯を多く残すことと健康寿命とのかかわりが深いことは、すでに実証されています。

日本では歯を失う原因は2016年の全国抜歯原因調査によると

1位 歯周病(37%)
2位 虫歯(29%) ※根の治療をした歯の再発による抜歯
3位 破折(18%)※かみ合わせの不正やかむ力などによって歯が割れる

歯周病が全体の40%ほどを占めており、大きな原因となっていることがわかります。

健康とは、歯も含めてお金で買うことのできないかけがえのない財産です。
ですが、とても残念なことに健康なうちにその価値に気づく方は少ないのが現状です。

お口の中の健康を守ることにより、生活の質を失うだけでなく、病気にかかる生涯コストの削減を目指すにあたって、まず、現状を知ることをおすすめしております。

人間ドックと同じように、年に1回は歯科ドック

30歳を過ぎている方には、歯周病ドック・総合歯科ドックの受診をおすすめしております。

神谷町デンタルクリニックの歯周病ドックでは、今の状態が続いた場合15年後に歯周病で失う可能性のある歯の数を算定しております。

お口の中の病気(虫歯、歯周病)を患うことにより、日々の生活の質が下がるばかりでなく、粘膜の毛細血管より、お口の中の細菌が血液の中に入り込み、動脈硬化や塞栓の原因にもなってしまいます。

予防歯科で健康を先取りすることに意識を少しでも向けていただく方が増えるといいなと思います。


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