リバウンドする人は離婚する確率も高い!?~ダイエット成功と円満な結婚生活の共通点~
日本人の3人に1人はいつか離婚する。
結婚の成功率は約60%だ。
だが真実はもっと複雑だろう。
離婚してはいないが、冷めきった関係でお互いうまくやれていない夫婦はさらにそのうちのどれくらいいるのだろうか?
こちらは統計をとるのも大変そうだし、幸せや成功の定義自体も曖昧なので、現時点では正確にはわからなそうだ。
もちろん生命体として考えれば、子孫をうまく残した時点で成功なのだが、われらが賢きホモサピエンスはそれでは納得しないだろう。
ここではそんな結婚生活の問題と、ダイエットの成功に関わる共通点について、結婚も離婚もしたことがない私の持論を展開していくつもりである。
※リバウンドと離婚の相関関係に科学的根拠を示す内容ではありません
ダイエットと結婚の成功を定義する
私たちは、ビジネスだろうがプライベートだろうが何でも成功したいと願う。
では、結婚が成功したと言い切るには、何を満たしていればいいのだろうか?
それと同じ質問が、ダイエットにもできる。
ダイエットが成功したと言い切るには、どういった条件を満たせばいいのだろうか?
こちらには、ある程度的を射た回答が出てきそうだ。
2か月で体重マイナス10Kg達成。
体脂肪率20%以下に突入。
腹筋に縦スジが出現。
菜々緒や中村アンみたいな体型などなど。
要するに、自分が思い描く理想の体を実現できたかどうかで、成功か失敗かは判断できる。
もちろん、それぞれの個人によって理想の価値観は様々なので、成功かどうかも自分次第ということになる。
(ある人が成功と位置づけるレベルも、別の人は満足しないこともあるだろうし、その逆もある)
であれば、結婚の成功も自分の思い描いた理想の結婚相手を選択できたかどうかで決まると言って異論はないはずだ。
ん...?
本当に...?
もしここまでの内容を納得して読み進めていたら、ダイエットも結婚も一度思いとどまった方がいいかもしれない。
理想のその先|手段か目的か?
あなたがダイエットしようと決意した、きっかけは何だろうか?
それは具体的?思いつき?
なぜ不健康になるとわかっているのに、体重を10Kgも減らしたいのか?
(私たちの体はBMIが21~22が最も病気のリスクが低いと言われているが、現代の女性が理想とする体重に比べると、その値はかなり重いはずだ)
痩せたその先にバラ色の人生が待っていると期待するのではなく(多分、待っていないだろう)、幸せな人生をつかむために私は痩せる必要が絶対にあるんだという決意を持っているだろうか?
もしこのような問いにきちんと答えられなければ、美しいスタイルを保つことでお金を稼げるモデルやストイックさが売りのトレーナーでもない限り、もっと脂肪を蓄えたいという人体の本能に抗い続けるのは相当困難だ。
つまり、ダイエットの先にあるより高次の目的設定が長期的にみたダイエット成功の最大の鍵なのである。
これでもう気付いたはずだろう。
結婚もまさにこれと同じと言える。
結婚することがゴールになっていては、その行く末はかなり厳しい。
結婚後の人生の目的が何もなければ、「旦那の顔なんて見たくない」と思い、「子どもだけが私の生きがいよ」と言う、味気のない人生になりかねない。
(これまでに数多くのこういう人たちを現実に見てきた)
成功の秘訣|相互依存と自律
私のクライアントを含め、理想の体をずっと維持し続けている人は、ダイエットした後に自身の人生の夢に向かって、アクティブに行動をし続けている人たちだ。
理想の体は自分に自信を持たせてくれるのも、その原動力のうちの一つなのだろう。
だから、この人と一緒になればお互いが必ず成長できるとという、相互依存的なスタンス(WIN-WINな関係)が結婚には必要なのだと思う。
旦那(あるいは嫁)におんぶにだっこではダメなのだ。
ちなみに、世界的名著である『7つの習慣』によると相互依存というレベルに到達するには、お互いが自律していることが必須らしい。
まさにその通りだ。
ダイエットも結婚も、(長期的にみて)成功するかどうかは個として“自律”できているかどうか。
この一点にかかっている。
失敗は成功の母ではない|ダイエットも結婚も
さて、ここまでの話しを知り合いのダイエットトレーナーに話した時、こんなことを言われたのを覚えている。(このトレーナーは短期間コミット型の軍隊式ダイエット法の信仰者)
『リバウンドした経験も必ず将来の為になる。
失敗は悪いことばかりではない。』
つまり、失敗は成功の母だということだろう。
だが研究によると、ダイエットをしては失敗するというサイクル、要するに減量とリバウンドを繰り返していると、結果的に最初より太ってしまうという科学的根拠が存在する。
『THE Diet Myth/Tim Specter』参照
ダイエットにおいては、必ずしも失敗は成功の母とは言えないのだ。
では結婚ではどうだろうか?
バツイチの人が再婚した場合の離婚率はどのくらいなのか?
結婚相談所のアンケート結果によると、バツイチの離婚率は50%、バツニになると70%にも!
こちらも失敗は成功の母ではないようだ。
(冒頭で説明した日本人の離婚率が3人に1人とはバツイチもバツニも含めての確率なので、初婚の離婚率はもう少し下がる)
エピローグ~神尾の結婚~
結婚において、私の両親は確実に成功者だ。
父は少々柔軟性に欠ける頭の持ち主だが、一つの組織にずっと務め続けており、今では管理者である。
母は断固たる自分の考えを持ち、趣味の編み物教室を主宰している。
自律した精神の持ち主なのは明白だろう。
そんな私は未だに結婚の兆しもなければ、願望もないし、できるかどうかもわからない。
(ほとんどの友人にお前は絶対結婚できないと言われ続けている...)
しかし、結婚した暁には失敗する気が全くしない!w
それは、人生の目的と自律した心を持っている自負があるかに他ならない。
何はともあれ、自分自身と将来のパートナーと家族、私のクライアントや関わりのある人たち、たまたまこの記事で巡り合えたあなたが、幸せな人生を送れることを願ってやまない。
この記事を書いた神尾健太という人物➤https://wp.me/P9oEaZ-41
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