神里雄大

作家・舞台演出家。http://okazaki-art-theatre.com

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マガジン

  • New Work in 2023-2024

    Articles about "Dear Potential Foreigners" which had been performed in Sao Paulo,Brazil, Naha and Nagasaki, Japan in 2023 and in Lima, Peru in 2024

  • 新作『親愛なる潜在的外国人の皆様へ』

    2023年新作『東アジアのさようならにまつわる妙な人々』(試演)からタイトルを変え、2024年2月にペルー、リマで完成版を発表しました。

  • 戯曲

    これまでに書いた戯曲を公開しています。

  • イミグレ怪談の上演を前に

    2022年初演の「イミグレ怪談」に関連していろいろ書いてみます。

  • 上演

最近の記事

Summary of Works and Residencies for "Dear Potential Foreigners"

Yudai Kamisato's theater piece "Dear Potential Foreigners" IntroductionThis work is a creation by Yudai Kamisato with local actors and staff during his stay in the place where the piece will be presented. For details, please refer to the c

    • 『親愛なる潜在的外国人の皆様へ』作品・滞在制作の概要

      はじめにこの作品は作家(神里雄大)が上演地に滞在し、現地俳優およびスタッフとクリエーションを行ない、発表するものである。詳しくは→コンセプトを参照のこと。 2023年7月にブラジル・サンパウロ、9月に那覇、長崎で「試演」として上演し(『東アジアのさようならにまつわる妙な人々』というタイトルだった)、2024年2月9-11日に、ペルー・リマでフェスティバル「テンポラーダ・アルタ」のプログラムとして、タイトルを変え完成版として発表した。 以下に作品および滞在制作の概要を記す

      • In Lima

        I heard that Lima is having a rare mild winter due to the rising sea water temperature caused by the El Niño phenomenon. It was roughly 20 degrees Celsius during the day and around 18 degrees Celsius at night, but it was chilly for me. My

        • イミグレ怪談

          それぞれの生活言語で。 タイの幽霊 1がしばらく無言で、しかし楽しそうに立っているやがて口を開く 1 いつぶりだろう? 沈黙 1 元気だった? 沈黙 1 誰も来ないね。 沈黙 1 EUたち、早く来過ぎたんじゃないかな? 沈黙 1 それにしても卒業以来だよね? 時間の流れを感じるね。どうしてたの? 間 1 そうそう。 間 1 えっ? 間 1 名前? って、EUの名前? ショックだな、覚えてないのか。 EUの名前は……、 音楽1のダサい踊り と

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        Summary of Works and Residencies for "Dear Potential Foreigners"

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        • 新作『親愛なる潜在的外国人の皆様へ』
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        • 戯曲
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        • 上演
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        • アルゼンチンでのこと
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          リマ

          リマはエルニーニョ現象による海水温度の上昇の影響で、稀に見る暖冬だとか、日中はだいたい20℃、夜も18℃くらいだったが、自分にとっては肌寒かった。 リマには父方の祖母が住んでいて、4年ぶりに会いにきた。祖母は先日95歳になっていた。 2日到着が遅れたせいであまり時間はなく、祖母と過ごすほか、祖母の年金受け取り継続に必要な在留証明書を領事館に申請したり、キャッシュカードの更新をしたりした。また、5月に開所したばかりの国際交流基金リマ文化センターに挨拶に行ったり(2019年にリマ

          LAで2日間足止め

          いまロサンゼルスで2日間足止めを食らっている。乗り継ぎの便に乗れなかったため、翌日の便に振り替えてもらったが、それがちゃんと取れていなかった。。そして無駄に1日を費やした。以下に詳しく書いてみようと思う。 詳細 まず前提として、ぼくの持つ航空券は以下のようになる。 今回、②のデルタ便が予定より4時間遅れたため、ロサンゼルスでの乗換時間が2時間しかなかった③には乗れないことが出発前に判明した(6/18)。 そのため、サンフランシスコのデルタのカウンターで、③を翌日の便(6

          LAで2日間足止め

          New work "Strange People about East Asia's Good-bye" #2

          I mentioned in the last article that I would write something about once a month, but I'm already writing it. Because there is a lot of time on my hands right now... San Francisco International Art Festival Before going to Brazil, I stoppe

          New work "Strange People about East Asia's Good-bye" #2

          新作『東アジアのさようならにまつわる妙な人々』②

          月一くらいと言いながら、もう書いている。というのも、いまとても時間があるから…… San Francisco International Art Festival 今回、ブラジルに行く前に、まずは「San Francisco International Art Festival」を見るためにアメリカ・ サンフランシスコに立ち寄った。アメリカに来るのは約5年ぶり、サンフランシスコはまったくの初めてだった。 フェスティバルでは、ダンスや演劇、ツアーパフォーマンスなどを見た。

          新作『東アジアのさようならにまつわる妙な人々』②

          New work "Strange People about East Asia's Good-bye" #1

          Information about the new piece we will perform this year has been released, quietly. As usual, I will write about this new piece. However, it's obvious that I will stop writing it soon, as usual. Then I will do this like once a month or s

          New work "Strange People about East Asia's Good-bye" #1

          新作『東アジアのさようならにまつわる妙な人々』①

          ひっそりと、今年やる新作の情報が公開されている。 いつものように新作について書いていこうと思う。けれどもいつものようにすぐに書かなくなると思うので、月一くらいの頻度でやる。。 本当は前の作品(イミグレ怪談)についての所感も書いたほうがいいのだろうけど、なんだか書けない。『イミグレ怪談』は9月頭に久留米で公演をするし、来年以降の上演機会も探っているところだから、たぶんそのうち、(まとめ以外の)何かを書くかもしれない。。。 新作は試演であること タイトルは日本語で、『東

          新作『東アジアのさようならにまつわる妙な人々』①

          #3 ゆらゆら

          初演が終わるまではやることが多すぎてとにかく忙しく時間が作れなかったが、終演後にもしばらくなにか書こうという気力が持てなかった。 那覇での初演の幕が開けて、終わって、10日以上経って、でも自分はまだ家に帰っていないせいもあり疲れがどうにも抜けない。 が、そろそろ体の活動を再開させないといけないという気に突如なったのでここに書いてみる。東京公演までに今回と、あと2回くらい書くのが目標。 作品のための稽古についてはすでに触れているのだが、それ以降も聞かれることが何度かあったので

          #3 ゆらゆら

          #2 マンツーマン

          昨夜(9/19)はベイスターズが敗れて、ヤクルトの優勝マジックが6になった。 どういう種類であっても、数字が減っていくということにそわそわしてしまう。 昨夜で稽古4回目、いまは次の稽古のために沖縄に来ている。 今回のキャスト数は4人だが、そのうち1人は沖縄在住である。 通常、というか一般的に言えば、どこか一ヶ所にキャストが集まって稽古するものだが、今回はそれをしないことになった。 つまり、演出の立場である僕だけが移動し、それぞれマンツーマンでの稽古をする、というもの。 い

          #2 マンツーマン

          #1 村上のホームラン

          村上がシーズン55号のホームランを打って王貞治氏の記録に並んだのを、新作の稽古が終わって家に帰ってきて見た。 今日の稽古は2日目で、出演者の松井周さんとファン心理や「推し」のことについて話していた。 ぼくは中学生のときからヤクルトファンで、 だが演劇を始めたくらいから徐々にその動向を追わなくなり、 球場にもほとんど行かず、誰がチームにいるのかもよくわからなくなっていたから、ずっとファンだったとは言えない。 去年のペナントレース後半戦くらいからちょこちょこ見始め、日本シリーズ

          #1 村上のホームラン

          ニオノウミにて

          一、夜更け外国人の釣り人が現われる。 朝が来ないうちに、済ませてしまおう。 人がいないこのときを見計らって外に出るのが、わたしの日課。 わたしの国では人は簡単に殺され、連れて行かれ、どのみち二度と帰ってこない。 人々は飢え毎日のように寝床は移動させられる。 わたしはそんな国を出てこの地にやってきたのです。 外国人は琵琶を見つける。 しかし、いったいこれはなんだろう? 釣り竿を置き、琵琶を手に取り、弾き方がわからないが弾いてみることにする。しばらくすると女がやってくる。

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          ニオノウミにて

          「+51 アビアシオン, サンボルハ」メキシコ・ペルーツアー所感

          2年前にこの作品はインドネシアで終わりを迎えたと思っていたので、今回メキシコとペルーでツアーすることになり、当初は時間の経過に戸惑っていたのが本当のところで、出演者だったひとりは俳優そのものをやめてしまっていて、固定の3俳優でずっと上演して回っていたので、ひとりだけ新キャストを迎え入れるというイメージが持てなかった。 そういうわけで、思い切って、総キャストを入れ替えることにしたのだが、集まった俳優は、東京、京都、沖縄とそれぞれ異なる土地を拠点に活動している3人で、このところい

          「+51 アビアシオン, サンボルハ」メキシコ・ペルーツアー所感

          8.9〜8.13

          滞在9日目。今日もリハーサルは通し。昨日よりよくなっている。ぼくのコメントも具体的、かつ細かい修正になってきて、あとはうまくキャストが乗ってくれるようにサポートするだけ、、、とはなかなかいかないけど、すくなくとも初演よりは安定感、深みとも増しているはずだ。 リハ後は、チラの車でエドゥと3人でドライブして、そのあとまた肉を食べに行った。そのあと、前に住んでいた家まで行って、そこに住むベネズエラ人の友人と再会。ひさびさにサンテルモで飲んだ。1年弱とは言え、やっぱり「住んでいた」エ