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現代日本政治・社会

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現代日本政治についての論考です。
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2021年10月の記事一覧

総選挙:雑感(4)コロナ対策を甘くみると、岸田政権は危ない

最後に、総選挙後の情勢について、思うところを書いておきたい。 自民党は議席を減らすことが…

総選挙:雑感(3)必要なのは自民党の右に位置する改革・地方主権野党

今後の野党のあり方を考える前に、れいわ新選組と日本維新の会について「覚書」しておきたいと…

総選挙:雑感(2)野党共闘の限界と自民党の底力

次に、野党について思うことを書いてみたいと思います。「野党共闘」は、一定の成果を挙げるこ…

総選挙:開票前の雑感(1):「風が吹かないとき」に示される政党の真の強さ

投票日を前にして、少し思うところを「覚書」しておきたいと思います。 選挙情勢は流動的なれ…

あきれた「野党共闘」、民主党への政権交代時と比べて見える稚拙な構想とは

岸田文雄首相が、衆議院の解散・総選挙を決断した。総選挙の重要な焦点の一つが、「野党共闘」…

ドラゴン桜の本質:学歴とは単なるセーフティネット

人気漫画・ドラマの「ドラゴン桜」の桜木先生の有名なセリフに「馬鹿とブスこそ東大に行け」と…

疑似政権交代:最大の功労者・野田聖子

自民党総裁選で、河野太郎行革・規制改革担当相に対する「待望論」が盛り上がらず、岸田文雄元外相で「まあいいかな」という空気が広がったのは、菅義偉政権の内閣支持率激減という深刻な状況から脱して、自民党の政党支持率が上がったからです(厳密にいえば、内閣支持率と政党支持率は違うんですけどね。まあ、総選挙は岸田でも大丈夫だと、多くの議員、党員が思った指標になったということです)。 その大きな要因は、私が総裁選前から言っていたように、さまざまな候補者が出て、政策論争をすることで、総裁選

自民党のリアリティ:総裁選では「保守派」が重要だが、総選挙では「保守派」は重要で…

さて、岸田文雄新総裁による前代未聞の「総裁派閥外し」という、実に新総裁の「いい人」っぷり…

総裁選:前代未聞の「総裁による総裁派閥外し」と「新闇将軍」の誕生

「岸田文雄さんが総裁選に勝ったわけじゃない」と書いたわけですけど、それがあまりにも簡単に…

総裁選:岸田氏が勝ったわけじゃない。

自民党総裁選について、いくつか思うことを覚書的に書き残しておこうと思います。 まず、総裁…

自民党総裁選:海外メディアの質問に答えました(2)

総裁選投開票の前だったんですが、別の海外メディアの質問に答えてましたので、覚書的に残して…