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アタシというHSP【10】親は親に見えるだけ

<大人は大人になっただけ>

世の中がコロナで止まっているように見えているけれど、日々は確実に流れている。
そして水面下では光と闇のせめぎ合い。

そろそろまとめに入ります。
『アタシというHSP』を書いて来た理由を。

いろんなHSPがいて、いろんな受け取り方、考え方をしているということを伝えたかった。
特別扱いされたい訳でもなく、HSPではない人たちとも当たり前に共存出来るのになぁと思った。
そして何より、HSPであることにがっかりすることなく、楽しんで行きましょうよと思った。

囲い込みをしたい訳ではなく、同じ特性を持つ人がたくさん居ると知り、話せばツーカーどころではなかったりする。
黙っていても広がる理解が何より嬉しかった。

前回も書いたけど理解は何より大切で、それは壁を超えるアイテム。

HSPであってもなくても、マイノリティでもマジョリティでも、理解さえあればそこに自分の居場所を作れる。

理解と会話で突破できる壁があると知る。

今までは自分の居場所なんて作れるはずがないと思っていた。
だってみんな分からないんだもん…と。
でも記憶を辿っていくと理解してくれた人は居て、一緒に楽しめた人も居て、それは必ずしも同種ではなかったと気づく。

ただ…とも言いたくなる。
浅い理解や分かったフリならいらないと。
『絶対』を欲しがっている自分に嫌気がさしたりもした。
絶対的な味方、絶対的な理解者…という風に。
それは幼い望みだとも。

今、自分をどう扱っていいのか分からずに困っているなら、HSPを検索するも良し、関連本を図書館で読むも良し、自分に合った方法で自分を探して、どこかにいる自分に出会ってみて欲しい。

私はと言えば、年齢を重ねるごとに強くなり、ツラの皮を厚くし、幼少期から一緒だった『やさぐれ武装の自分』という、なんとも心強い味方と共に今を生きている。


子供がいるので子供の前では親だけど、果たして私は親だろうかと思う。

産んで育てているその子供は、私を親だと思い、大人だと思い、まるで全て整っている人のように勘違いしているだけで、正直、『普通の親』らしく見せているけど、子供の一挙一動に、不安になったり心配したり、イラついたり、都合が悪くなると怒って親の権限を発動したり…。
気分で急に抱きしめたくなったり、怒り出したりもする。
自制と理解、そして身内びいきか愛なのか。

そんな程度が親であり、大人の自分。
ただ生きているだけで年を重ねて大人になり、子供を産んだので親になりました。
それだけ。

一生懸命だったけど、間違ったこともたくさんある。

私は大人で親だけど、そんなに怯えた顔で見上げる必要なないよ。
あなた達、子供の方が正しい事もたくさんある。

大人や親なんか…と、見くびったり、舐めてかかれと言っている訳ではない。
恐れるほど話しが通じない訳ではないし、ビビりつつ親やってるから強がってもいるけど、子供を守れないほど弱くもない。

今、辛いなら話せるといいね。

そして、親がダメなら他の誰かに。
親って万能じゃないし、必死すぎて焦ってるのが分かりすぎるとがっかりするけど、そこはしょうがない。
親なのに、親なんだからと期待して自分が傷ついているなら見る方向を親から他の人に移してみるのもいいと思う。


そして、その子供を無事に育てようとしている責任感のカタマリであるママたちへ。

人見知りは直すべき、学校は行って当たり前、何かあれば親のせい?
風邪ひいたり、ケガした事のない子供なんかいないし、親に対してなんのトラウマも、引っかかりもない子供なんていない。

愛情かけても不満持たれてたりするから、ピリつかなくて大丈夫。
誰も完璧には出来ない事だから。

そして、無理解な夫にため息と、失いつつある信頼と、さよなら可愛い妻であったアタシみたいな?(笑)

いいじゃないですか、ほんの数年、殺伐と子供一色、必死なアタシ。かっこいい!
当時は毎日TシャツにGパンで、
「夫のためにキレイでいろだと?バカか!」
と雑誌の記事に悪態ついてたけど、今、公園でママ達を見ると、あーよくやってる、私もよくやったよ!と、
「超かっこいいー!」
と思うもんね。

全く平等でない家事育児が多い日本では、殺伐としない母親の方が稀です。

キラキラした主婦が家事育児も夫婦関係もバッチリで自慢げに見えて、『そんなのコツじゃないだろ』みたいな、女性が相当無理しないと保てない美や円満、目指す必要ありますか?
そうなりたいならどうぞ!
そうなれないご自分を責めているなら、そこは庶民派で行きましょう。

意地や無理からひねり出す感謝など、自分が傷つくだけ。
感謝は出来る時に!

周りに影響される必要はありません。
あなたのペース、あなたの感情が活かせる場が出来れば感謝も出来るのがあなたなんだから。

『夫が理解してくれる人なんですー!』
なんていうくだらない自慢話し、聞きたくもないですよね。

『理解に持って行くまでどうだった?』
が知りたい。

喧嘩もするし、空気悪いし、もう諦めた方がいい?
でも冷めたまま今後ずっと続けるのも悲しい!
どう伝えればいい?
と、育児と夫婦関係に悩んでいる人の方が多く、その情報の方が必要なのに、無駄な自慢とアドバイスにもならない話しの多いことよ。

私はもうぶち壊す勢いで夫に話しました。
もうちょっとオブラートに包んでとかそういうの一切必要なかった。
非HSPどころか、絶滅危惧種を追い詰めるタイプかと疑う様な夫だったので。

結果、随分と理解を示そうとはしています。
そして私と全く違うからこそ、『無神経』の恩恵もあります。

相手の様子や、それは失礼とか一切ない行動というのは、行動に出にくい私にとっては助けにもなるからです。
これはウチの夫の性格に寄る解決法なので、ご自分の夫の性格、傾向と対策、じっくりねってみてね。

メリット、デメリットというとあまりもクールかもしれないけれど、時には冷静に…って、冷静に相手を見ることが出来たら、揉めてないっつー話しですよね。
こんなことを無責任に言えるのは、私と夫との戦いもしばし休戦なんだろうと思う。


世の夫たちに言えるならば、奥さんがピリついていたり、怖かったり、可愛げがなかったら、それは『余裕がない』からです。

もしもあなたが5分とか、30分とか、もうランダムに予測不能な呼び出しを上司にされるとします。
トイレにも行きたいし、終わらせたい仕事もある。
にも関わらず、上司は呼ぶんです。
たいした用事じゃないのに。
そして君じゃなきゃダメだというんです。

そこへちょろっと社長だか、会長だかが来て、
「君は仕事してんの?」
って言われて、どうです?
上司のせいでって言えない状況です。

とんだブラック企業ですよね。

母親にとって、上司が子供で、社長が夫だったら?
家庭がブラック企業じゃない?と思うわけです。

わかりやすく説明するために会社の上下関係で例えましたが、夫婦は上下じゃありません。
強いていうなら共同経営者でお願いしますよ!
そして子供は上司でもないし、所有物でもない。

世の孤独なママ達が、夫と協力のもと安心して出来ます様にと願っています!

新学期も始まり、学校へ、仕事へと困っている子供達と、困惑する大人達へ。
理解は意外と近くにあるはず。


では、
またね!


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何色でもアナタです。

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