CIを共有するシンボルマークを元にしたオリジナル水引飾りのデザイン制作事例
こんにちは、紙単衣の水引デザイナー小松です。
古来からお祝いや贈り物に添えられてきた水引の飾りは「想いを伝えるシンボル」としての役割を担っていると考えていますが、最近CI（コーポレートアイデンティティ）を表現・共有するためにシンボルマークやCIカラーを元にした水引飾りの制作が増えてきて、本当にぴったりな表現方法だなぁと思っているので、ここでまとめてご紹介したいと思います。
◆シンボルマークを元にしたラッピング水引飾り
１）社内イベント贈呈用 水引飾り
株式会社アクアリング 様のシンボルマークは、シンプルな大小２つの円で構成されています。デザインの決め手となったのは、コーポレートロゴに込められた想いとのリンクです。
◯大きな円…柔軟にカタチを変える水のゆらぎを等間隔の5本の円で表現
◯小さな円…クライアント様と一体となるご縁結びの意味を伝統的な「梅結び」で表現
水引紐の色は、CIカラーのアクアリングブルーと水をイメージして、光沢のある「ブルー、アクアブルー、ホワイト」の3色グラデーションを用いています。
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２）eスポーツ大会贈呈用 水引飾り
eスポーツチームのシンボルマーク「K」をデフォルメし、中央には「縁結び」や「運命向上」を意味する梅結びを飾りました。シンボルマークのカラーは黒字に白ですが、おめでたい雰囲気を出すため、ゴールドのグラデーションを用いています。
大会には海外選手もいらっしゃったとのことで、日本文化を紹介する良いきっかけとなったと喜んでいただけました。
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３） クライアント宛プチギフト用 水引付き包装
水引細工の梅結びを使うイメージを持たれていたので、梅結びのかわいらしさを活かしながら、ロゴマークと親和性のある配色を用いて、エネルギッシュな朱色の大豆梅結びから勢いよく芽が出る包装込みのデザインを提案しました。クライアント企業様がますます発展するよう願いを込めています。
デザインがユニークなだけでなく、包み紙の和紙と水引があいまって和の趣きやきちんとした印象を与えてくれます。中にはなんとあの食べ物が…！？
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４）贈答用 水引飾り
1点ものの大切な贈答品のために製造をご依頼いただきました。
シンボルマークの忠実な再現のため、5つの円は水引を結ばずに貼り付けてお作りしています。色もシンボルマークに近い色味をお取り寄せいたしました。
◆ブランドのモチーフを元にした水引ナプキンリング
優良顧客様の招待パーティー用 水引ナプキンリング
外資系高級ブランドのイメージをより引き立てられるように、白地のナプキンの上で重厚感を感じられるデザインに仕上げています。
和風の会席と洋食のパーティー、どちらの会場でもご使用いただきました。
モチーフはゴールドですが、日本らしく紺色（藍色）の水引を使用した飾りも色違いでお作りいたしました。
◆CIカラーを元にした水引アクセサリー
社内年末パーティー用 水引ピンバッジ
外資系のコンサルティング会社様の年末パーティー用に、CIカラーの紫色を用いたピンバッジをお作りしました。タキシードやドレスなどのフォーマルな衣装に付けるワンポイントとのことで、光沢のある水引で梅結びを縁取りました。海外の社員の方にも喜んでいただけたようでよかったです。
◆ロゴマークのアート
ゲストハウスのお祝いにプレゼント
長野県飯田市にあるゲストハウス太陽堂様へ、水引のアートボックスを贈呈しました。シンボルマークとロゴタイプを忠実に再現するため、水引を貼り合わせて作りました。マークの一部を縁起の良い梅結びに変えています。地域の伝統文化でもあり、喜んでいただけました。
多摩地域の30市町村章を象った水引アート
2020年5月〜2021年8月まで「BALL.WEB MAGAZINE」で「多摩結び」という連載を担当していました。各市町村章に関する情報を調べた上で地域に関する私なりのアレンジを加えて制作しました。いずれも水引を貼り付け、部分的に結び細工を加えています。
◆水引デザインのメリット
水引を用いるメリットは、「識別性、注目性、特別感」が高まり「日本的」な印象を与えられると考えています。
ロゴマークのように、CIやVIがはっきり定まったモチーフを元に作ると、実態のある手作りで日本的な表現に、関係者の方々が一番喜んでくれているように思います。
◆オリジナル水引のご相談から納品までの流れ
オリジナル水引のご相談は、下記ページから承っています。
デザイン案は、概ね３パターン以上はご提案し、ご納得いただけるまで修正を繰り返します。形状や色味、サイズのイメージを予めご提示いただける場合はよりスムーズに進行できます。
個数は1個から1,000個以上の大量注文も承れます。
すべて手作りでお作りしますので、納期には余裕をもってご相談いただけますと幸いです。
人・心・ご縁を結ぶ水引細工のオリジナルデザイン、職場やお客様との交流に取り入れてみませんか。
【この記事に関するお問い合わせ先】
kamihitoe.shop＠gmail.com
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サポートいただいた際には、新たな水引製品を開発するための材料や小道具を充実させたいと思います！オーダーメイドのご依頼もお待ちしています。