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ようこそ笑顔神社へ(138)アルコール依存症

今回はアルコール依存症について書こうと思います。
お酒のことで悩んでいる人や、そのまわりの人々の参考になればと思いました。

亀さんは、アルコール依存症です。
けれどもお酒を飲まなくなって5年は経ちます。

少しずつ飲まなくなったのではなくて、突然ピタッと飲まなくなりました。
ちなみに「お酒をやめた」とハッキリ言わないのは、再飲酒の可能性があるからです。

これから亀さんが、どのようにしてお酒を飲まなくなったのかを簡潔にお話します。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

【お酒を飲んでいた理由】

①対人恐怖症など
②過去のトラウマが突然よみがえる
③孤独

これらみっつのつらさに耐えられず、心に麻酔をかけるために飲んでいました。
それは楽しむためではなくて、酔うためだけに飲んでいたのです。

【お酒を飲まなくなった理由】

①②③をある程度まで克服することができたからです。
そうなると、お酒は自動的に必要なくなります。

あとは、お酒を飲むことのメリットとデメリットも考えました。

〈メリット〉
・心に麻酔がかかる

〈デメリット〉
・お金がかかる
・体調が悪くなる
・人に迷惑がかかる
・精神疾患が酷くなる
・道端で気絶して倒れる
まだまだたくさんあります。

つまり、ひとつのメリットに対してデメリットがあまりにも多すぎるということに気がついたのです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

2回入院しても、お酒を飲んだら気分が悪くなる薬を飲んでも、断酒会に通っても、お酒は飲みました。

結局のところ、何をしてもお酒は飲みました。
それよりも、心の奥にある根本的な原因に気づくことが肝心だと思います。

朝からコンビニの前や自販機の前で、まるでお茶を飲むような勢いでお酒を飲んでいる人を見ると、今日も何とか無事でいてください、といつも祈ってしまいます。

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