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【ゲーム脚本】旅の蜜蜂(第1章)

私が監督を務めるゲーム「旅の蜜蜂」の脚本を特別公開します。
ぜひ楽しんだり、参考にしたりして下さい。

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第1章「運命の幕開け」

ストーリー

物語は、大いなる海に浮かぶある島から始まります。その島では蜜蜂たちによる王国が存在していました。蜜蜂たちは蜜を集め、巣を守り、家族と共に生活を送っていたのです。

王女マリーは偉大なる女王メリッサの治世の頃に育ちました。彼女は幼い頃から聡明であり、指揮能力に長けていました。特に戦いの場において、彼女は類まれなる才能を発揮しました。

実のところ、蜜蜂王国はずっと平穏だったわけではありません。その優れた資源をめぐって、近隣の昆虫たちから襲撃を度々受けていたのです。マリーはその状況に終止符を打つために、思慮を巡らせていました。

その朝、マリーは騒がしい音によって深い眠りから叩き起こされました。それが蜜蜂たちにとって、長い苦難の道のりになろうとは、彼女は知る由もありませんでした。

ゲーム開始

マリーと副官・ノアイユは島の南東、メリッサは北東、ベラリーは北西に配置。ベラリーは雀蜂のリーダー。開始時マリーに焦点。

マリー「何が起こっているのかしら?」
ノアイユ「マリー様!眠っている場合ではありません!北方をご覧下さい。敵襲です!」

焦点がベラリーの方向へ。戦太鼓の効果音が鳴る。

メリッサ「奴らを撃退しなければ。構えよ!」
ゲーム目標(敵のリーダーを倒す)が表示される。再びマリーに焦点。

第3ターン

マリー「こんなに多くの雀蜂が襲って来たのは、初めてだわ!」
ベラリー「心配するな、マリー。もう少しだ。お前は我々の仲間を更に多く目に焼き付けるのだ。」

マリー「どうして私の名前を知っているの?」

第6ターン

南西、及び南東に敵の援軍(ゼミアとハイニル)が出現。
音楽切り替わる。

ゼミア「援軍到着致しました!」
ハイニルの方向へ焦点。動かさないままマリーの台詞。

マリー「奴らに包囲されてしまったわ!」
ノアイユ「この状況では勝利は不可能です。一旦退避すべきです!」

メリッサ「あなたはノアイユと共に戦線を離脱しなさい。これ程大勢の雀蜂が襲撃を仕掛けてきた。他に選択肢はないわ。私はもう少し様子を見てから向かいます。」

ゲーム目標が変更(マリーを北西の道標まで移動させる)

ゲーム勝利

マリー「お母様......」
画面がフェードアウトし、第1章が終了する。




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