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海外駐在・留学から帰国する際の賃貸住宅の探し方:実際に成功した経験談

私の米国ビジネススクールの留学も卒業を控え、5月末に帰国となりました。そこで立ちはだかるのが日本帰国後の住宅探しです。私は留学前に賃貸住宅に住んでおり、帰国後も別の賃貸住宅に住む予定でした。そのため、帰国時には新しい住処を探す必要がありました。

物件探しには、2つのケースがあります。
①帰国後に実家やホテルに一定期間暮らし、物件探しをするケース
②帰国前に海外から物件探しをし、契約を行うケース

圧倒的多数の方が①を選択されると思います。というのも、海外から物件探しを行うのは、「内覧が実際にできない」「契約手続きが煩雑」などの理由でかなり困難であるためです。しかし、帰国後には仕事が再開するなどバタバタするため、できる限り早く物件を確保しておきたいのが本音です。

私は、今回②のケースで物件探しを行い無事に契約までたどりつき、帰国時には新住居に住むことを確保しました。中々インターネットで②について調べても情報が出てこず手探りの状態で進めました。この記事では、今後海外駐在や留学をされる方のために、②のケースで物件を探す際の戦略や注意点について記載したいと思います。

物件探し
物件探しは、入居予定日の1ヵ月半~1ヵ月前に開始することをお勧めします。余り早くから始めても、入居予定日に見合う物件が少ないため、1ヵ月前後の日程で行うべきです。

日本で物件を探すのと同様に、SUUMOやLIFULLなどの住宅総合情報サイトで条件を入力し、条件に見合う物件に問い合わせをするのですが、その際に、
・海外審査が可能であるか
を必ず問い合わせるようにしてください。
多くの物件においては海外審査が不可であったり、問い合わせをする先の不動産仲介会社が海外審査に対応していなかったりするケースがあるためです。

私が最初に問い合わせた不動産会社は海外対応になれておらず、結局2番目に問い合わせた不動産会社でうまくいきました。そのため、複数の物件をピックアップして問い合わせることをお勧めします。

2番目に問い合わせた不動産会社(不動産会社A)にピックアップした物件を問い合わせたところ、その物件が「海外審査不可」だったため、翌日に担当の方とZoomで面談を行い(オンライン面談はコロナ禍を経て多くの不動産仲介会社で主流となっているようです)、「海外審査可能」な物件をいくつかピックアップしてもらうようにしました。

その翌日、3件の物件をピックアップしてもらったところ、1件よさそうな物件があったため、速攻で申し込みを入れることにしました。
本来であれば内覧すべきなのですが、海外から直接内覧することは不可能で、自身の親族に見てもらったり、オンライン内覧(Zoomで部屋の様子を見せてもらう)をすることは可能ですが、良い物件はすぐに申し込みが入ってしまうことを気にし、また、何度も引っ越しをしてきた経験からネットで見られる物件概要や部屋の写真で十分に問題ない物件であると判断できたため、内覧せずに申し込みを入れました。

入居審査
申し込みをした後は入居審査です。審査においては、身分証においてはパスポート、また収入証明については、留学前の源泉徴収票や留学中の給料振込証明を提出しました。通常、日本で賃貸契約をする際には住民票が必要ですが、今回はパスポートで対応していただくことになりました。この辺りは仲介会社と相談していただければと存じます。また、入居審査においてもっとも重要な収入証明については、かなり丁寧な対応を行いました。自身が社費で留学している旨を伝え(帰国後も安定した職があることをアピール)ると共に、その証明として、現在の給料振り込みの明細や、自身と会社の間の留学契約書の写しなどを提出しました。
無事に入居審査は数日で通過しました。

契約
契約書類については、賃貸借契約書や重要事項説明書などに署名・捺印を行う必要があります。こちらについては、オンライン面談で重要事項説明を受けた後、実家に契約書類を送ってもらい、親族に署名・捺印をしてもらうことで契約書類の対応をしてもらいました。そのため、親族の協力が必要となります。記入する書類が多いため、記入漏れやミスがないようにしっかりフォローしてあげることが重要です。
こうして、無事に契約を行うことができました。

これらをまとめると、「帰国前に海外から物件探しをし、契約を行う」場合には、以下の点に注意してください。
・海外審査が可能な物件のみに限られること
・内覧がしにくくなること
・入居審査書類(特に収入関連)が用意しづらいこと
・契約書類のデリバリーで協力者が必要であること




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