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ノルヒト

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クルマに熱意がない方へ。とりあえず乗ってみたヒト。
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#車

マツダ3 XD Burgundy Selection SKYACTIV-D 1.8

マツダ3 XD Burgundy Selection SKYACTIV-D 1.8

2018年11月の発表を見たとき、こりゃいよいよアクセラに乗り換える時が来たなと思ったものである。
手頃のサイズはそのままに、自慢のデザインは進化しているように見えたし、インテリアの造形も素晴らしい。なにより実用が不可能とすら言われていたSPCCI(火花点火制御圧縮着火)を採用したエンジンを搭載するときた。購入の触手が動かなきゃクルマ好きじゃねえ、などと勝手に自分へハッパをかけて息巻いていたほどで

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三度目の正直:ホンダ INSIGHT EX(ディーラー試乗)

三度目の正直:ホンダ INSIGHT EX(ディーラー試乗)

在りし日の徳大寺先生がこんなことを書いていた。
「クルマの名前が変わらないのにボディスタイルがコロコロ変わるのはコンセプトがない証拠」と。
インサイトを見るたび、いつもこの言葉がフラッシュバックする。
初代は思い切り燃費スペシャル然とした小ぶりな2シーター。
そして2代目はプリウスの増殖を食いとめるべく登場したそっくりなカタチのセダン。
ホンダにありがちな販売の休止期間を経て再登場。こんどは堂々と

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BMW740i

BMW740i

個人的な話で恐縮だけれど、5シリーズ以上の「でっかいビーエム」にはまったくグッとこない体質で、街で見かけるたび「3シリーズ以下の凝縮感こそがビーエムでしょう!」 とひとり息巻いて、ハナにもひっかけなかったのである。

クリス・バングルに端を発する現代BMWのプロダクトデザインの中で妙に間延びして見え、凝縮感がいまひとつ足りていないと感じていたのがその理由なのだけれど、今回の7シリーズはちょっと様子

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VolvoS60 Polestar

VolvoS60 Polestar

「AWD×輸入車×高性能=?」 この公式が試験に出たらたいていの受験生は「アウディS4」と回答するだろう。しかしデキる受験生(誰だ)になりたいならばここはぜひ「ボルボS60ポールスター」と答えて欲しい。採点する先生は「ううむ……」などと虚空を見つめながら二重丸をつけるであろう。

どっしりとホールドするヌバック仕上げの特別なシートに身を預け、キイをスロットに差し込み、エンジンスタートボタンを押すと

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RENAULTルーテシア R.S. トロフィー

RENAULTルーテシア R.S. トロフィー

やっとこの機会が巡ってきたと思った。どういうわけか縁が遠く、なかなか乗ることができなかったルーテシア。しかもルノースポールだ。ありがたい。

古くはクリオ・ウィリアムズから憧れ続けてきた武闘派のルノー。さぞかし刺激的な時間を送れるに違いない、とワクワクして試乗に臨んだわけである。

キイを受け取りエンジンをかける。スポーツモデルでもおとなしいのは最近のクルマの定石だ。早速走り出してみる。18インチ

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