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ノルヒト

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クルマに熱意がない方へ。とりあえず乗ってみたヒト。
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2015年10月の記事一覧

スズキ ソリオBANDIT HYBRID MV

スズキ ソリオBANDIT HYBRID MV

くるまの状態:ディーラー試乗車

それにしてもこの面相はどうだろう。
とてもじゃないがあんなにスマートなハスラーや、プレーンな造形が魅力のラパンを同時に発売しているメーカーの作品だとは思えない。
どのメーカーもどうして揃いも揃ってワル顏のグレードを出すのだろう。まあこういう顔つきの方が人気があるというのだから、その辺は承知でデザインしているのはわかっているのだけれども、街中の雰囲気がいかめしくダー

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マツダ ロードスター Sスペシャルパッケージ(MT)

マツダ ロードスター Sスペシャルパッケージ(MT)

ウダウダ申し述べるのが無意味なくらい筆舌に尽くしがたい仕上がり。危うく手付け金を置いてくるところだった。
どの評価軸でも想定を超えている。国宝指定。何も言うまい。

一生のうち一度でいいから 何かを犠牲にしてでもいっしょに暮らさないと後悔しそう。個人的には911を超えてると思った。

スズキ・スイフトスポーツ(6MT)

スズキ・スイフトスポーツ(6MT)

くるまの状態:ディーラー試乗車・走行100km前後の個体

外観
色がシルバーだったこともあり、ふつーのスイフトと一瞬見分けがつかないほど控え目。羊の皮をかぶった狼(死語)感がありあり。
ひそかにクルマ好きを誘うフェロモンがでまくっている。

内装と居住性
オーソドックスで華はないけれど質感は高い。ステアリングスイッチがたくさんあってちょっと戸惑う。国産のスポーティ車=黒一色の公式をいい加減崩そう

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フォルクスワーゲンhigh up!

フォルクスワーゲンhigh up!

くるまの状態:ディーラー試乗車・走行50km前後の個体

外観
思った通りのコンパクトさ。
しかし凡庸になっていないのはさすが。田舎のおばあさんは「軽でしょ?」と言いそう。小さいクルマなんてこんなもんでしょ、という妥協が一切感じられない完成度。
コストを言い訳にしてない。エンジンルームは驚くほど小さいもののアレやアレを入れるスペースがまだありそうな気がする。

内装
フィアット500の垢抜けたセ

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スバルBRZ S(6AT)

スバルBRZ S(6AT)

試乗形態:ディーラーサクッと試乗/乗った距離:約7km

感想:
結論から言うと「いじる余地が無限にある近年稀なイイ素材車」だなあと思った。たしかにハチロクもそんな車だったからある意味正解なのかもしれない。

それにしても期待過剰だったのか、短い距離だったからなのか、正直「ん?」というのが第一印象。
静止状態でブリッピングした感じは水平対抗エンジンらしく、左右に揺すられたあと車軸に向かって力が集ま

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トヨタ エスクァイア 1.8ハイブリッドGi

トヨタ エスクァイア 1.8ハイブリッドGi

くるまの状態:ディーラー試乗車
※同じ日に乗ったので、ステップワゴンと比較したカタチとなってます。

一方「高級ミニバン(←なにそれ?)」と宣言して自信満々のエスクァイアだが、1個目の段差を超えてステアリングを切った時点で「勝負あった」と思った。

トヨタいにしえから続く奥歯にモノが挟まったかのようなフィーリングが曖昧なステアリングと、ガーガーうるさいロードノイズはとてもじゃないけれど高級とは言

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ホンダ ステップワゴン 1.5G EX(CVT)

ホンダ ステップワゴン 1.5G EX(CVT)

くるまの状態:ディーラー試乗車

先代や先々代のおもちゃ感、ワナワナするドアの剛性の低さを覚えていたのでさほど期待していなかったのだけれど、ここがキチンとしている。
ムリに新奇性を狙ったダッシュボードの作りは好みが分かれるところかもしれないけれど、スカンジナビア系雑貨を感じさせるカジュアルな木目は明るくていいかもしれない。シートのポジションもキチンと取れる。
大概のドライバーがこれの調節を怠ってい

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ホンダ S660 α(CVT)

ホンダ S660 α(CVT)

こりゃあ運命の出逢いになるかもしれねえ、なんてことを考えながら試乗に臨んだのである。
こちとら元々はホンダ好き。ここ20年以上に及ぶマト外れで目を覆うばかりの酷いデザインを纏った不甲斐ないラインナップを歯噛みし続けた末に登場したS660だ。
思わず祝杯を上げたくなるほど喜ばしいトピックスだし、注目せずにはいられなかった。

ダッサい箱に意味不明の線を無理矢理彫り込んで、わざわざ酷い造形に仕立てたモ

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マツダ CX-3 1.5 XD ツーリング ディーゼルターボ(6AT)

マツダ CX-3 1.5 XD ツーリング ディーゼルターボ(6AT)

土曜日が祭日の時、金曜日はお休みだもんね。
会社のこんなありがたくも謎なルールのおかげで、休日には借りにくい1日試乗キャンペーンのクルマをあっさり確保することができたのである。
ビューティフル平日。ひとりで集中して堪能できるオプション付きときた。
普段シゴトでクルマに関わってるのに休日もかよ!と家の者には呆れられたが。

先日のディーラー試乗で驚異の仕上がりに興奮したデミオとは兄弟にあたるこのクル

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マツダ デミオ13S L Package

マツダ デミオ13S L Package

とかく"ディーゼル"が枕詞になりがちなデミオの中で、脇役になりがちな「フツーの1.3」。こちらはどうだろうと比べてみた。
先代のスカイアクティブ仕様の印象は、軽快で運転が楽しくついつい山道を攻めてみたくなるクルマ、だったと思う。

今回のモデルは、その先代の印象に「上質な」という修飾語が全部乗っかる感じ。
確実にバージョンアップしているし、足回りやステアリングの感覚もいい意味でオトナ。軽快さがより

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マツダ デミオXD Touring L Package

マツダ デミオXD Touring L Package

タイヤが二転がりぐらいした時点で「ワーーッ!」と声が出そうになった。
なにこれ?よくぞここまで作りこんでくれたものだ。
インテリアの質感の高さ、シート、ステアリングの手ごたえ、ドライビングポジション…どれもクラスを超え、ニホンシャにはライバルが不在だと言い切れる仕上がり。
試乗した記憶を辿れば、現行のプジョー208を遥かに超えていると断言できる。

肝心のディーゼルエンジンも、独特のガラガラ音が聞

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スズキ ジムニー660 ランドベンチャー 4WD

スズキ ジムニー660 ランドベンチャー 4WD

なんとジムニーの試乗車があるとは!
都内に3-4台しかないとか。今年の初試乗にふさわしいありがたい話。グレードはLAND VENTURE。革シート付きの特別仕様。オーディオ以外は全部載せだ。
もっと軽トラっぽい乗り味を想定していたけれど、それを裏切る質の高さに驚き。
ブレーキはチープだけれど見切りの良さと高い見晴らしに始終口元が弛みっぱなし。ばかみたいに小回りも利くし。なんて便利な道具なんだ…。

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BMW 2シリーズアクティブツアラー 218i ラグジュアリー

BMW 2シリーズアクティブツアラー 218i ラグジュアリー

FFのBMWなんてアリなのかよ!と憤懣やる方ない気持ちで乗ったものの、きちんとFRのやつと似たハンドリングを見せてくれたのには驚き。
3気筒のエンジンはトコトコした牧歌的なもの。せわしなくシフトチェンジしてネンピを稼ぐ作戦のようだ。SPORTSモードにしてもさほど差はなく朴訥な印象だけが残った。
やっぱりキャラ的にミニの方が似合うエンジンなのでは。
トータルで見ればあの駄作、メルセデスのAやBより

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スバル レガシィアウトバック2.5 4WD

スバル レガシィアウトバック2.5 4WD

サイズの割にはキビキビ動き、取り回しも良好。レヴォーグに比べ当然だけれどオトナな仕上がり。
速くはないけれどエンジンは軽快に回り、静粛なのは褒めポイント。
ブレーキが多少甘いこと、アクセルを踏んだときガバッと前に出てしまう味付けはマイナス。せっかくの上質感が台無し。年次改良で良くなるかも。
3列目のシートを持て余しがちなミニバンユーザーは候補として比較検討してみてはどうだろう?
それにしても今まで

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