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マツダ デミオ13S L Package

とかく"ディーゼル"が枕詞になりがちなデミオの中で、脇役になりがちな「フツーの1.3」。こちらはどうだろうと比べてみた。
先代のスカイアクティブ仕様の印象は、軽快で運転が楽しくついつい山道を攻めてみたくなるクルマ、だったと思う。

今回のモデルは、その先代の印象に「上質な」という修飾語が全部乗っかる感じ。
確実にバージョンアップしているし、足回りやステアリングの感覚もいい意味でオトナ。軽快さがよりダイレクトになり、いいモノに乗っている感覚がひしひしと伝わってくる。
ディーゼルに比べて、フィーリングが軽快。むしろMTモデルを積極的に選びたくなるキャラクターだ。
そんなに長距離は走らず、街中だけならばこちらの選択でも後悔しないと思う。

すこしだけエンジンの音がショボかったり、個人的には17インチを採用したディーゼルモデルの方が乗り心地が締まっていて好感が持てたものの、それは海外のライバル(超傑作のフォード・フィエスタなど)と比較しての話。
いずれにしても国内にライバルは存在しないと言い切れる。
ぜひ「ホンモノ」の味を一回試しに味わってもらいたいと思った。