見出し画像

トヨタ エスクァイア 1.8ハイブリッドGi

くるまの状態:ディーラー試乗車
※同じ日に乗ったので、ステップワゴンと比較したカタチとなってます。

一方「高級ミニバン(←なにそれ?)」と宣言して自信満々のエスクァイアだが、1個目の段差を超えてステアリングを切った時点で「勝負あった」と思った。

トヨタいにしえから続く奥歯にモノが挟まったかのようなフィーリングが曖昧なステアリングと、ガーガーうるさいロードノイズはとてもじゃないけれど高級とは言えない。

まだこんな仕上がりが「いい」と思っているアナクロな連中がいるということに驚いた。
内装こそハリアー譲りの革張り(風)で雰囲気はバッチリだが、実際の乗り味はガッカリだ。
これでもノアやヴォクシーよりボディ剛性を高め、乗り心地を向上させているのだとか。本当だろうか?
さらにセールスポイントになっているであろうハイブリッドが酷い。
確かにモーター駆動では静かで制御も凄いのだが、エンジンが全てを台無しにしている。ハイブリッドに気を取られて開発をサボっているとしか思えない。
何世代前のエンジンなのか。ザーザー音がするばかりでちっとも前に進まない。こんなモンで燃費を自慢されてもなにも言えない。
これが売れちゃうんだから日本のユーザーもちょろいモンである。いいのかね、こんなレベルで…。これで320万のプライスタグはちょっとどうかと思う。

今回の比較では圧倒的にステップワゴンを勧めたい。自分で買うイメージはまったく浮かばないけれど、あの呆然とする空間がどうしても欲しい方にはオススメである。
個人的にはアクセラやスバルのXVで十分だと思うんですがね。