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オフィスに“テレワーク以上“の価値を【Withコロナの働き方】

台湾では、現在“アフターコロナ” や “withコロナ”として、政府は新生活として、外出しながらもコロナに気をつけていこうというキャンペーンを打ち出しております。

4月30日,中央感染症指揮センターは衛生福利部疾病管制署のプレスリリースにおいて,台湾における新型コロナウイルスの流行が抑えられた状態にあることから,「防疫新生活運動」を推奨する旨を発表するとともに,5月1日からの連休においても個人の衛生習慣や社会的距離の維持を励行するよう呼びかけています。

CAPSULEでも3月から始まった「全社員原則リモートワーク」は、5月上旬で一旦終了しました。

ちなみに毎月行っている全体会議は、4月に120名ほどがGoogleのハングアウトで参加しました(zoomは、台湾ではセキュリティ面を考慮して使用禁止となっており、CAPSULEではハングアウトを利用しております)。

5月の全体会議は、久しぶりにオフィスで行いました。ただし、通常と異なり“withコロナ”ということでソーシャルディスタンスを出来る限り保てるようにと各自のデスクに座りながら実施。

そんな5月の全体会議で、これからのオフィスのあり方を見直そうという話がありました。では実際どうオフィスのあり方を変えていくのか。1ヶ月のリモートワークの感想を踏まえて書いていけたらなと。

オフィスに“テレワーク以上“の価値を

まず弊社社員によるリモートワークの感想なのですが、オフィスに出勤する社員全体の50%~70%ぐらいの人は「今回のリモートワークは理想的」だと意見がありました。実際にリモートワークをやってみた結果、効率が上がったという声も多かったです。

僕自身もオフィスへの通勤に50分かかり、比較的遠いので、この通勤がないのはやはりラクですし、会議のときの移動やコミュニケーションも、オフィスにいるよりむしろ、スムーズな事が多かったり効率の良さを感じました。むしろ今まで以上に忙しさを感じました。

また、出社せずにリモートを選択する。この“選択”できるというのも個人的に、居心地が良いなと感じてます。その一方で、オフィスのあり方として、自宅でのリモートワーク以上の価値を出していきたいとも思いました。そのオフィスの価値として改めて、下記の3C(4C)をコンセプトにしました。

「3C(4C)」オフィスにおける価値を再定義

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①Communication(コミュニケーション)

自宅でのリモートワークを選ばずオフィスに出勤した場合、せっかく同じエリアに集まるので、コミュニケーションがより活発になる場になれば良いと思っております。今まで座席は固定席でしたが、意見交流が活発にできるようフリーアドレス制を導入していきます


②Concentration(集中)

社内であっても、誰にも邪魔されず集中できるエリアを導入していきます。集中したい時には、自宅という選択肢があるわけですが、社内でも集中したい時に集中できるエリアを作りたいと考えております。


③Culture(カルチャー)

オフィスは会社文化を作る場であり発信する場だと考えます。東京・上海・台中では人数が少なく、文化を作るまでいかないため、オフィスは完全に解約。そのぶん自宅で働きやすさを作り出せるように、椅子などを購入する際に補助金を用意。また、ランチなどで交流するための集まる曜日も作ったり、各拠点の相互的なコミュニケーションのためにお金を使っていきます。


④Conditioner(エアコン)

台湾人にとってはこちらも重要。いつでもエアコンをつけて寒いぐらいにしてますからね。オフィスとしては電気代が膨大にかかりすぎても困るわけですが、この部分も考えてオフィスの価値を上げていきたいと思っております。これは無理やり感がありますが、社員からの声として付け加えておきます。

具体的なオフィス進化

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先述した通り、フリーアドレス制にしたり、集中エリアを作ったりします。そのほか、弊社は600平米ぐらいあるのですが、電話は6つのみ。内線の場合は個人に転送されます。そもそも現状の営業はLINEだったりFacebookでのチャットをメインに、たまに通話も行っております。

これだけでも珍しいと思いますが、さらに6台を1台にまで少なくします。必要ある人はアプリでの対応をしていきます。電話が来るのは、銀行や政府、または営業電話のみ。ちなみに弊社では印刷もほとんどしません。そのため印刷機も1台しかありません。僕自身ほとんど印刷はCAPSULEでしたことがないですし、お客さんにもデータで資料を共有いたします。

オフィス以外の進化

その他「ハンコの電子化」を進めてます。今後は大部分の請求書・契約書については電子化処理。今まで社内でハンコを利用することはほとんどありませんでしたが、リモートワークで押印にかかる時間コストの増加を機に、どうしても必要なことには、電子化で対応していくようにします。時間コスト削減効果は1年で最低でも約450万円の見込み。「Adobe Sign」の導入を今回決定いたしました。

在宅などのリモートワークも推奨していきます。役職によって月間の日数は変えていきますが、プレイヤーでも5日間ぐらいのリモートワークを選べるようにしていきます。

信用問題だったり、今後のルール作りにもよりますが、自宅を飛び出して、今の拠点外を旅しながらでも仕事をしてもらえるような環境を提供していきたいです。移動距離と人間の思考の深さは比例すると個人的にも思ってるので、近場を含めて、旅に出ることは良いことだと考えています。もちろん仕事の生産性や結果にこだわり続けることが大前提での話ですが。

また進捗や変更点などあれば、noteに書いていきます。

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(メッセージでもいただければ個別に疑問にお答えします<(_ _)>)

ではまた次回!
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亀貝康明
台湾在住。
CAPSULE Inc.取締役。(https://www.capsuleinc.co/?language=JP)
主に中華圏やアジアを中心とした海外生活や海外ビジネスに関してYouTubeなどでグローバルをリアルに発信中。


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