季語エッセイ『雷』vol.7
ひさしぶりの季語エッセイにつき
ひさしぶりに、季語エッセイを書いてみようと思った。
前回の『夏の空』を見てみると、まだ6回目だったと知る。
季語エッセイ以降にエッセイを結構書いてきたんだな、としみじみ思う。
今回の季語『雷』
さて、今回の季語は『雷』であるが、この季語について、僕はロックだというイメージがある。
何しろ、小さい頃から雷が好きなのだ。
『雷』エピソード
中学生の頃に、たしか好きな漢字を教室の後ろに飾ろうということで、『雷』という一文字を書いた。
おそらく同学年の生徒たちは、「?」と思ったかもしれない。
理由に、雷のようにはやく動きたいから、みたいな意味不明なことを書いた記憶がある。
『雷』エピソードその後
今思うと若干はずかしい。
本当は、雷のように強くなりたい、ということだったのだが、今はそんなふうになれているだろうか。
数々の恥をかいてきて、それ以上にタフな心を身に着けてこれたろうか。
僕は、今は、雷のように強くなりたいとは思わない。
むしろ受け止めてくれる大地があってこその雷だと思う。
そのようなやさしさも身に着けて、僕はこれからも刃のように人生を切り拓いてゆきたい、と強く思った。