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かめれもんの原点自由律俳句100選(その2)

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魂込めて、積み重ねた僕の自由律俳句・原風景100選(第2弾)。 あなたの心に、新たな視界が飛び込むかも。 よかったら、お読みくださいませ。
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#ゆたかさって何だろう

暇つぶしにちょうどいい自由律俳句10句「雷鳴直下」vol.3

暇つぶしにちょうどいい自由律俳句10句「雷鳴直下」vol.3

誰もいない神社への道

砂嵐の中の金閣寺

パンにパンを重ねる

雨の日にカレー

ミノカサゴのような骨

表面張力から逃れられない虫

バイブレーション・リズミカル・テンポ

あっちいしゃもじ

ドッグトレーナーの犬になった気分

ミントでちょっと乙女になる

自由律俳句10句「おらさとごレボリューションだべや」vol.5

自由律俳句10句「おらさとごレボリューションだべや」vol.5

ハガキに木漏れ日

夏日が背中に容赦なく

都会の最先端は田舎の底辺

豆が卵の黄身に乗ってる

ファンタってもう無いのかな

蚊が吸ってく腕をドジョウすくいのように

マラカスみたいな玉ねぎ

草も思う/こんなに伸びる筈じゃなかった

ペンキが触りたくなる日向

馬にやさしい君の笑顔

自由律俳句10選「天気雨」vol.6

自由律俳句10選「天気雨」vol.6

青春らしい青春ですね

その服のセンスいや何でもない

テディベアみたいに座ってる

海岸線の波の泡

球場の砂嵐ピッチャー第1球

冷蔵庫なんで開けたんだっけ

レモンのハーモニカってないのかな

レモネードはサンシャインの味

沢蟹が渡るのを待っている

手があったかいことに気づいた