亀田 重幸/ dip corporation

ディップ株式会社 dip Robotics 室長 HCD-Net認定 人間中心設計専門…

亀田 重幸/ dip corporation

ディップ株式会社 dip Robotics 室長 HCD-Net認定 人間中心設計専門家 営業DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI開発のプロデューサーを中心にUXデザインの普及を目指しています。

最近の記事

ユーザーになりきる「コスプレUX」で観察力をUP、ユーザー解像度を上げる方法

今回のPdMとして、あまり書籍などでも語られていない、自分の中で実践しているリサーチポリシーを共有したいと思います。4年前にも記事化したのですが、改めて実践方法までまとめていきたいと思います。 UXリサーチの解像度が上がり、プロダクト作りの参考になれば幸いです。 ↓は前回の記事ですので、ご参考までに。 コスプレUXとは?コスプレイヤーの凄さ 皆さん、コミケに行ったことはありますか? 夏と冬に開催されていますが、コスプレイヤーの方が好きなアニメキャラクターになりきり撮影を

    • 意味のデザインとAIによる新しいビジネスのヒント

      今回は課題解決の手段としてAIを活用するのではなく、ビジネスシーンで生成AIやAIエージェントを活用して、新しい価値を創造するにはどうすれば良いのか?意味のデザインとAI活用についてまとめていきたいと思います。 課題解決のAIが1番ニーズがあると思いますが、パターン化してしまったのでワクワク感は少ないなと思う日々です。もちろん、ビジネスの各KPIを上げるためにAIを活用しますが、AIを活用して、新しい体験やビジネス価値を提供してみたいですよね。 そこで、今日紹介する考え方

      • 2種類のAIエージェントを使い分けてビジネスを実現させる

        ※本記事は、所属に関係なく個人の意見としてまとめさせて頂きます。 この先、様々なサービスにAIエージェントの導入が検討されていくことになると思います。人とAIが会話するAIエージェントを既存サービスのどこに配置すればよいのか報告性が見えたので、まとめていきたいと思います。 AIエージェントの配置を間違えると無駄な投資や難易度が上がり、求めてるゴールから遠ざかってしまうこともあるかもしれません。 もちろん、汎用AIが完成したら、このような事をすべて実現出来ると思いますが、

        • AIエージェントを作るには'HCD'✕'HAI'の考え方が必要ではないか?

          ※この記事は所属会社に関わる発言ではなく、個人の考え方をまとめた内容です。 最近考えていること私は仕事やプライベートを通して、世の中の課題をテクノロジーで解決して、感動を与えるサービスを作りたいと思い、仕事や趣味で研究をしています。 その中で、世の中の課題を解決する1つとして、AIエージェントの発展が今後社会で実現していくと考えています。 今まで、人間中心にサービスを構築してきましたが、AIと人が共存したサービスを構築する際、AIエージェントを作るにはどのようにすればいい

        ユーザーになりきる「コスプレUX」で観察力をUP、ユーザー解像度を上げる方法

          産後パパ育休は、家庭も仕事もハッピーになれる良い仕組み

          2022年12月に第2子となる長女が産まれたので、育休を取得しました。 今回は、2022年10月に新しく施行された「産後パパ育休」を取得してみたので、利用体験をまとめておきたいと思います。 育休期間は約2ヶ月で、12月上旬〜1月末で取得しました。 この仕組みを使えば、体力勝負にはなりますが、仕事をしながらでも育児参加できます。 仕事の調整など大変な部分は大きいですが、育児は1人に負担がかかると目に見えないところで歪が生まれて、大きなストレスになります。 もっとこの仕組みの利

          産後パパ育休は、家庭も仕事もハッピーになれる良い仕組み

          "体験価値を見える化" サービスを成長に導く「体験構造図」の勉強会内容を公開します

          はじめにGoodpatch Anywhereでは、体験構造図というサービスを利用するユーザー体験をKPIやファネル数値と紐付ける考え方を用いて、クライアントとのスコープ確定、UXワークを効率良く行っています。 過去には、2020年のGoodpatch Anywhereアドベントカレンダーで @qnoub が体験構造図を発表し、昨年は@m11hが2021年のGoodpatch AnywhereアドベントカレンダーでR&Dや実践を通じて見えてきた体験構造についての私的な解釈を行

          "体験価値を見える化" サービスを成長に導く「体験構造図」の勉強会内容を公開します

          UXデザイナーを増やしたい!実務経験を積んで欲しいので、プロダクトを開放します

          dip Roboticsの亀田です。 先日、「ディレクターアカデミー」という、ディレクター、UXデザイナーを目指す型が無料で学べる、新しいオンライン教育サービスをリリースしました。その背景と立ち上げた想いをまとめておきたいと思います。 dip Roboticsとは?始めての方は、なぜdipが?という風に思う方もいると思いますので、簡単にご説明します。 僕らの組織は、社内DXを中心にサービス開発をしています。特にUXデザインに力を入れていて、如何に課題を特定出来るかどうかが、

          UXデザイナーを増やしたい!実務経験を積んで欲しいので、プロダクトを開放します

          エンジニアもディレクターも全員がUXデザイナーな組織へ

          昨年は、noteの更新が出来ていなかったので、今年度から定期更新をしていきます。 dip Roboticsとは?今はdip Roboticsという社内DXの推進と開発をする組織を束ねています。 ディレクター&エンジニアが所属しており、1部署で企画から開発までこなせるのが特徴です。そこで今期のテーマをお話したので、noteでも共有していきたいと思います。 もっと知りたい方はこちらのnotionをぜひ! 今期のテーマ3月に入り、会社としての期が変わったのでキックオフをしました

          エンジニアもディレクターも全員がUXデザイナーな組織へ

          日本酒は、米縛りをすると失敗しない

          この記事はフルリモートデザインチームGoodpatch Anywhere Advent Calendar 2021 24日目の記事です。 デザイン系のネタを書こうと思いましたが、今年は、ゆるく日常に役立つ情報を共有したいと思います。 日本酒はたくさんの銘柄があって、飲みたい日本酒が見つからないという人も多いと思います。さらにお米の研ぎ方で種類も別れて、難しく感じる人も多いでしょう。そこで、これだけ見れば飲みたい日本酒に出会える方法をご紹介します! 日本酒は、選ぶ軸が多く

          日本酒は、米縛りをすると失敗しない

          愛されるプロダクトを作る秘訣!ユーザーになりきるコスプレUXとは?

          この記事は「フルリモートデザインチーム Goodpatch Anywhere Advent Calendar 2020」の23日目の記事です。 ディップ株式会社 & Goodpatch Anywhereでプロダクトオーナー/UXデザイナーをしている”かめちゃん”です。 日本酒とゲームが大好きです。プロダクトオーナー、プロジェクトマネジメント、UXデザイナーを状況に応じてやっています。 今回は、ユーザーに利用されて愛されるプロダクトを作れるようになる、誰でもマネできるコスプ

          愛されるプロダクトを作る秘訣!ユーザーになりきるコスプレUXとは?

          総コール数約600回でも撃沈...加点0で保育園に入れないから廃課金した話

          保育園の結果が届き始めましたね。私の住んでいる横浜市の港北区は、日本でも1,2位を争う激戦区。その中で戦ったエピソードの一部をご紹介したいと思います。 今回は、作戦通りに希望の保育園に入ることができましたが、横浜市の保活はこのくらいの覚悟が必要だということを認識してもらえたら嬉しいです。 横浜市の保活を舐めてはいけない2020年1月31日現在、横浜市の待機児童(保留児童と呼ぶのが正しい)はこのくらいになっています。多いところは100人の待ち状態ですね...(認可保育園の一

          総コール数約600回でも撃沈...加点0で保育園に入れないから廃課金した話

          育休取得を推奨するより、リモートワークや週4勤務を推進する方が大事だと思う

          小泉大臣の育休取得に関するニュースで育休取得で議論を呼んでいますね。たぶん、世の中のパパ平均よりは1年育児を積極的にやってきた身として軽く書いておきたいと思います。(嫁のおかげで学ばせて貰う事が多かったので感謝でしかない。) 育休を取って育児参加する事はとても大事全く休みも取らず、休みの日は家にいて育児に参加しないというママ友の愚痴ツイートを見たことありますか?毎日ワンオペで育児をしなければならないので、仕事だけしている旦那が目の敵にされています。 そんな男性も多い中、育

          育休取得を推奨するより、リモートワークや週4勤務を推進する方が大事だと思う

          プロダクトの面白さを重視することで仲間を1人→10人に増やした方法

          今日はDXの土台を構築するために必要だった仲間を増やした採用方法についてまとめておこうと思います。 1,000人が毎日使うCRMを1人PMで開発をまわす私の部署はdip Roboticsといい、現在は社内業務全般の推進部署になっています。当時はAI開発、RPA推進も手掛けていました。 しかし、2年前は1人で企画と開発をしていました。もちろん、パートナーとなるプログラマーさんはいますが、社員ではありません。 独自のCRMが運用に乗り始めたこともあり、改善要望は山のようにあり

          プロダクトの面白さを重視することで仲間を1人→10人に増やした方法

          【子育てUX】ワンオペ解消の切り札!フレックス育児を2ヶ月実践してみた(10ヶ月)

          子育てとUXの視点から誰もが気持ちよく育児できる方法を考えて、新しい働き方に挑戦しています。トップの写真はPCで仕事するときの最強ポジション。 ワンオペ育児の大変さ生まれて間もない3ヶ月くらいまでの育児もかなり大変ということを経験して、午前中はすべてリモートワークにする生活を行っていました。 https://note.com/kamechi/n/nf71b1bac5d1c 10月から我が家では保育園に通うことにしたのですが、そうすると共働きになるので育児の難易度が更に上が

          【子育てUX】ワンオペ解消の切り札!フレックス育児を2ヶ月実践してみた(10ヶ月)

          【営業DX】ツールを使う苦痛より、メリットを大きくすると利用率が格段にUPする

          10月末にSansanのイベントに登壇して、詳しい内容をまとめていなかったのでnoteで残して置きたいと思います。資料が少し長いので、皆さんにもお伝えしたい部分をピックアップして、講演中にお話出来なかった内容をパート分けして解説していきます。 CRMはやっぱり嫌われる運命なのか?当時、2017年の春頃でしょうか、AINOWの編集業務をやる傍らで営業現場に入り、AIや最新テクノロジーを活用したいと思い、営業支援をやっていました。初めは営業行動データはCRMを見て分析する気満々

          【営業DX】ツールを使う苦痛より、メリットを大きくすると利用率が格段にUPする

          予算1万円で始めたAIメディア「AINOW」の編集長を退任しました。

          おざけんに編集長を譲って、過去の事を振り返るいい機会なので、当時外には出していなかった想いをまとめておきます。 (就任記事もあっさりしすぎてたので、ここでいい話を書きます笑) https://ainow.ai/2019/10/25/180300/ AI研究や開発は未経験、とにかく情報が欲しかったAIに携わり始めたのは2015年、ワトソンやディープラーニングという言葉が流行り始めており、人工知能(AI)が使えそうだぞという事で社内で挑戦している次期でした。 ディップではビッ

          予算1万円で始めたAIメディア「AINOW」の編集長を退任しました。