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エンジニアもディレクターも全員がUXデザイナーな組織へ

昨年は、noteの更新が出来ていなかったので、今年度から定期更新をしていきます。

dip Roboticsとは?

今はdip Roboticsという社内DXの推進と開発をする組織を束ねています。
ディレクター&エンジニアが所属しており、1部署で企画から開発までこなせるのが特徴です。そこで今期のテーマをお話したので、noteでも共有していきたいと思います。
もっと知りたい方はこちらのnotionをぜひ!

今期のテーマ

3月に入り、会社としての期が変わったのでキックオフをしました。そこで話したテーマはこんな内容でした。

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UXデザインはデザイナーやディレクターの仕事と思われる方も多いと思いますが、デザインはすべての職種で使える解決方法なのです。wikiの語源だとこんな風にまとめられています。

デザイン
デザインの語源は[デッサン](dessin)と同じく、“計画を記号に表す”という意味の[ラテン語designare]である。また、デザインとは具体的な問題を解き明かすために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することと解される。
日本では[図案]・[意匠]などと訳されて、単に表面を飾り立てることによって美しくみせる[装飾]([デコレーション]と解されるような社会的風潮もあったが、最近では語源の意味が広く理解・認識されつつある。

このように、世の中に存在する問題や課題を解決するための方法がデザインなので、見た目のデザインだけではないということですね。
特にデザインの中でもUXデザインは、ビジネス戦略〜UIデザイン設計まで5段階モデルとして表現されます。ユーザビリティを考慮したプロダクトを開発するには、見た目が優れていてもNGで、ビジネスと利用するユーザを考慮しなければ、使いやすいプロダクトにはならないことがわかります。

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[関連記事:UXデザインにおける5段階モデルとは?]
参照:[https://goodpatch.com/blog/how-to-design-the-elements-of-ux]

なぜ、UXデザインが必要なのか?

私達も年間で数多くのプロダクトやツールを開発していますが、全てがヒットするわけはありません。改善しながらファンを増やして行く事になりますが、可能ならば道のりは短い方が良いですよね。
その際に重要なのは課題設定だと思います。ここを間違えたら、ものすごい遠回りをすることも多く、1度選択すると中々変更ができないポイントです。

過去、新規事業をしていたときに、こんな事がありました。
子供の写真を共有したいママは数多くいますが、写真に対する課題は、各人違っていました。大量に写真を送りたい人と、厳選したい人では、写真共有という課題でも解決策が全く異なってきます。

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この解決策の選択を間違えれば、ユーザーは離れてしまうし、両方を実現するとコストも掛かり、価値がぼやけてしまう。そんな経験が社内プロダクト開発でも起こってきたので、課題を深堀り、仮説を立てることにしました。

課題設定って当たり前のように言われていますが、表面的な課題を見つけて、解決策に落としてしまうと、何となくいいけど、毎日使われないプロダクトになってしまいます。
そのため、ディレクターやエンジニア全員でUXデザインを学び、課題を全員で解決することを目標に組織を改善しています。

エンジニアもUXを理解する必要がある

課題特定ならディレクターだけやればいいと思うかもしれませんが、課題と解決策の検証はセットで行います。解決策は実際にプロトタイプを作成することで、解像度が上がります。

デザインの領域にダブルダイヤモンドというフレームがあります。いくら解決方法が素晴らしくても、問題や課題が正しくないと解決には繋がりません。また、正しい問題を見つけても、解決方法が間違っていると課題の解決にならないでしょう。ダブルダイヤモンドを取り入れることにより、1回目の発散と収束で解決すべき正しい問題を適切に定め、2回目の発散と収束で問題に対する解決方法を適切に定めることができるようになります。

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参照:[https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/doublediamond/]

このように、課題と解決策はセットで検討していく必要があるため、解決策=プロダクトも課題を理解して、適切な検証方法を検討しなければならないのです。そのため、エンジニアも自分の出来る領域でデザインを意識して、課題の解決策を考えていくことが、UXデザインに触れることとなります。

ユーザファーストなプロダクトを作るプロへ

このような理由から、全員でUXデザインを学び、ユーザが毎日喜んでくれるプロダクトを目指しています。具体的にどんな事を取り組んでいるか、随時発信していきたいと思います。

すでにこのプロセスで利用率が約99%に達したSFAプロダクトも生まれています。詳細はこちら
引き続き、ユーザビリティに優れたプロダクトを開発して、データを取得し、DXの実現を目指して行きたいと思います。もし、一緒に働いてみたいなと思った方がいたら、下記からご連絡下さい。


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