血統分析とパドック解説をつらつらと。

元競馬記者 / 現在はフリーライターとして活動中 / ローレルクラブ会報にPN「亀山淳…

血統分析とパドック解説をつらつらと。

元競馬記者 / 現在はフリーライターとして活動中 / ローレルクラブ会報にPN「亀山淳」で執筆中/フォローをお願いいたします。
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【重賞データ攻略・フィリーズレビュー】前走で未勝利勝ちのサブライムアンセムを推したい理由とは?

　当たり前のことですが、とても大事なことなので、最初に確認しておきます。フィリーズレビューの舞台は阪神芝1400です。このコースはスタートから最初のコーナー（3角）まで十分な距離があるので、ペースが上がりやすい傾向にあります。それに加えてゴール前に急坂が待ち構えているので、1400という距離のイメージ以上にスタミナが問われます。スピード一辺倒の馬だと苦戦は免れません。 　これを如実に示しているのが、前走の距離別成績です。過去10年の出走馬の前走距離別成績を振り返ってみましょ

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    • 【札幌11R･キーンランドC】外枠重視でトウシンマカオ!!

      　札幌11R・キーンランドCはトウシンマカオを狙います。 　このレースで抑えておきたいポイントは超が付くほど外枠有利ということです。15年から6～8枠が7連勝中。対照的に1～3枠は圧倒的に不利です。また、土曜の競馬が示すように今の札幌芝は明らかに外差し有利。そういった点でもデータ通り、外枠重視の組み立てでいいでしょう。 　トウシンマカオは初の1200となる点がポイント。ただ、前進気勢がありますし、前々走のファルコンSでは前半3F33秒1のハイペースに対応できていますから、

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      • 【札幌9R･小樽特別】ようやく枠の追い風!? ヒルノローザンヌが今度こそ

        　札幌9Rの小樽特別はヒルノローザンヌを狙います。 　この馬はとにかく運がありません。昇級後は4戦して7着、9着、4着、3着と連に絡めていませんが、このクラスはあっさり勝てる力があります。 　一戦ごとに振り返っていくと、4走前は直線で前が壁になったので不完全燃焼。続く3走前も鞍上・泉谷騎手が「うまく誘導できなかった」と振り返ったように、力を出し切れませんでした。 　前々走は後方から外々を回して追い上げましたが、内有利の馬場だった分、0秒1差の4着まで。これは負けて強しの

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        • 【新潟11R・朱鷺S】超が付くほど外枠有利のレース……シャインガーネットで勝負!!

          　朱鷺Ｓは圧倒的に外枠が有利なレースです。 　17年以降の近5回を振り返ると、1～4枠は【0･0･2･33】と1頭の連対馬も出ていません。この中には5番人気以内に支持された馬が9頭もいましたが、何と全馬が馬券圏外に終わっています。対照的に5～6枠は【2･1･1･14】、7～8枠は【3･4･2･15】と好成績。外枠が有利なことは明らかです。 　もちろん、サンプルが5回ぐらいだと、これぐらいの偏りが出ることは稀にあります。しかし、このレースに関しては決して偶然ではありませ

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          【札幌5R・2歳新馬】〝マジェスティックウォリアー産駒は迷わず買い!〟の条件とは??

          　あり得ない話ですが、仮に日本の競馬が札幌ダート1700メートルのみで行われるとしたら、マジェスティックウォリアーがリーディングサイアーになるかも…。そう思わせるぐらい、札幌ダート1700でのマジェスティックウォリアー産駒の活躍は目につきます。 　通算45戦で【8･5･8･24】の勝率18％、複勝率47％。この数字だけでも十分ですが、とりわけ素晴らしいのは伏兵の好走が多いことで、今年の4勝は4番人気、8番人気、7番人気、9番人気が挙げたものです。回収率は単勝で250％、複

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          【新潟11R・BSN賞】脚質良し＆ローテ良し＆外枠良しのホールシバン　

          　BSN賞は圧倒的に逃げ先行馬が有利なレースです。 　過去5年を振り返ると、逃げ馬が【1･3･0･1】、3角3番手以内の馬が【4･5･1･9】の好成績。また、前走が1400＆1600だった距離延長の馬が【1･3･2･4】とヤケに走っていますが、これは直近に速いペースを経験している＝自然と先行できるからでしょう。決して偶然ではないと思います。 　本命はホールシバン。陣営も認めているように気難しい面がある馬ですが、前走2着が示すように、力を出し切れればオープンでも通用しま

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          【新潟12R】待ちに待ったダート替わり!!

          　グランドラインがようやくダートに出てきました。 　この馬はデビュー当初からずーーーーーっとダートに使ってほしいと思っていた馬です。というのも、ダートで良績を残しているドゥラメンテの大型馬だから。馬を見ても、捌きは少し硬めですし、何より芝馬としてはスピードに欠けるフットワークがダート適性を感じさせました。 　昨夏のデビューから芝で9戦、ポテンシャルの高さで好勝負を演じてきましたが、注目してほしいのは馬券に絡んだ4戦のレース上がり3F。古い方から順番に35.9、35.6

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          【小倉6R】またまたザファクター産駒を狙います!!

          　〝芸がない!〟と怒られるかもしれませんが、今週もザファクター産駒を狙います。 　先週の繰り返しになりますが、ザファクター産駒の狙い目は〝牝馬の距離短縮〟です。とりわけ1200メートル以下に出てきた馬は迷わず買いです。 　該当馬はのべ40頭で【7･5･5･23】の勝率18％、複勝率43％。回収率は単勝が311％、複勝も232％。10番人気以下の伏兵が4頭も馬券に絡んでおり、土曜も小倉3Rで該当馬のマーブルファクターが10番人気ながら僅差4着に健闘。あと一歩で馬券圏内でし

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          【小倉6R】またまたザファクター産駒を狙います!!

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          【小倉8R】待望のダート替わりで狙い撃ち!

          　実はムーンリットナイトはデビュー当初から〝ダートに出てきたら買おう〟と思っていた馬です。 　最大の根拠は血統です。まずはマジェスティックウォリアー産駒であること。同産駒は芝10勝に対して、ダートで87勝。勝率でも倍近い差がありますから、どちらに適性があるかは明らかです。また、母系も明らかにダート向き。祖母のグラッブユアハートはダート交流重賞を5勝した活躍馬。母デザートオブムーンも全3勝をダートで挙げています。 　ムーンリットナイト自身は芝で未勝利を勝っていますが、馬

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          【新潟5R】兄弟の新馬戦の成績は要チェック!

          　血統をチェックすればゼロフェイスを狙わないわけにはいきません!! 　ネロ産駒とあって地味なイメージを持たれる方も多いでしょう。ただ、注目してほしいのは母系です。兄姉の新馬戦の成績が強烈で【4･1･1･2】の勝率50％。着外の2頭も共に5着で、1番人気で2着だったニシノスマッシュ以外の7頭が人気以上の着順で駆けています。私は新馬戦を予想する際、兄弟の新馬戦の成績を必ずチェックしていますが、これほどまでに初戦駆けする血統は稀。超が付く〝新馬向き血統〟と言っていいでしょう。

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          【札幌1R】血統＆レースぶりから洋芝1200はベスト

          　札幌1Rはキガンを信頼します。デビュー戦の前走は大外枠からスッと好位に付けましたが、終始行きたがっていました。それでも渋太く踏ん張って0秒1差の3着ですから、力は示したと言えます。 　今回は1F短縮で1200メートルへ。前走の行きっぷりから見て、距離短縮でレースがしやすくなることは間違いありません。全兄は先週の当舞台のHBC賞を制したショウナンラスボス。また、いとこのクリノイヴァンカも札幌で1勝を含めた全3連対を挙げていますから、明らかに洋芝が合う母系。短縮＆洋芝替わり

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          【新潟11R･稲妻S】道悪の直千競馬の鉄則とは!?

          　新潟芝1000メートルは外枠有利。これは競馬ファンなら誰もが知っている格言ですが、誰もが知っているからこそ、格言通りに外枠を買っているだけでは儲かりません。確かに外枠は好走しやすいですが、外枠というだけで人気を集めます。何より3着以内まで幅を広げると1頭ぐらいは1桁馬番が絡むことが多く、一筋縄ではいきません。 　しかし、ある条件下ではシンプルに外枠を買うだけでガッツリ儲けることができるのです。それは……道悪です。以下のデータは17年以降の新潟芝1000メートル、重＆不良

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          【札幌4R】マジェスティックウォリアー産駒の激変狙い

          　14年と15年の南部杯を制したベストウォーリア、20年の東海S覇者のエアアルマス、昨年のシリウスSで重賞初制覇したサンライズホープなど、マジェスティックウォリアー産駒のダートでの活躍は目を見張ります。ただ、明確な弱点があることに気付いている方は少ないかもしれません。それは揉まれ弱いということです。 　内国産馬に限れば、通算97勝のうち、1枠と3枠は7勝、2枠は5勝のみ。この内寄りの3つの枠で勝利数、勝率ともにワースト3を占めています。このデータを見て、〝そういえばエアア

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          【新潟3R】ザファクター産駒が激走する条件

          　ザファクターは昨年の新種牡馬です。同期のキタサンブラックやドレフォン、シルバーステートに比べると、地味な存在であることは間違いありません。オープン馬は1頭もいませんし、2勝馬も4頭のみ。「重賞しか馬券を買わない」というファンには馴染みがない種牡馬でしょう。 　しかし、馬券的な妙味を考えると、同期にも決して引けを取りません。いや、それどころか〝リーディング〟と言ってもいいでしょう。積極的に買いたいのは牝馬、それも前走から距離を縮めて1200メートル以下に出てきた馬です。

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          【札幌11R･エルムS】展開重視でアイオライト

          　今年のエルムSは〝危険な人気馬〟が多いように感じます。とりわけ食指が動かないのは、前日段階で１番人気のブラッティーキッド。連勝中とはいえ、前走は明らかに相手に恵まれましたし、勝ち時計、上がりも至って平凡。中1週→中2週→中1週のローテーションで疲れも気になりますから、ここは苦戦必至でしょう。 　本命はアイオライトです。その最大の根拠は展開です。最内のロードエクレールは砂を被りたくない馬ですから、何が何でもハナに行くでしょう。絶対に引かない逃げ馬に競りかけるのは自分が苦し

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          【新潟3R】ドゥラメンテ産駒の未勝利の狙い目とは??

          　ドゥラメンテ産駒はタイトルホルダーやスターズオンアースなど、芝での活躍馬に目が行きがちですが、下級条件で狙いたいのは実はダート馬です。 　ドゥラメンテ産駒、とりわけ牡馬＆セン馬はダートで強く、通算の単勝回収率は123％もあります。芝は69％ですから、2倍近い差に驚かれるのではないでしょうか。そしてここからが大事なポイント。牡馬の中でも、①未勝利、②芝→ダート替わり、③480キロ以上、④距離が1600～1800、以上の4つのフィルターを通すと、成績は急上昇。24頭で【9･

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