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「生まれるまであと6日」〜妊婦さんと食事〜

いつもノートをご覧頂きありがとうございます。

ココロとカラダの発育塾で講師をしています統一と言います。

妊娠39週、あと6日で予定日です。

ある文献によると、予定日より前に生まれた赤ちゃんは全体の約60%、予定日より後は約20%だった。と、あります。

この文献のデータ通りに行けば、この1週間以内に生まれる確率が大きいです。

毎日ワクワクドキドキです。

そんな今日のテーマは

妊婦さんと食事

子を宿している10ヶ月間。

1番の悩みは食事なのではないでしょうか?

・つわりで食べても吐いてしまう

・食べづわりだが、食べていれば体が楽

・お腹がすいて仕方ない

・お腹の子の為に何を食べれば良いの?

・出産後、体重が戻らなかったらどうしよう

“食”に関する悩みが尽きないと思います。

僕の妻も食に気を配ってくれています。
幸い、妻はひどいつわりはありませんでしたが、お腹の子の為にいつも栄養面には気をつけてくれています。本当に感謝です。

このように深い関係性のある“妊娠と食”。

今日はこの“妊娠と食”について解説していきます。

妊娠中は太っている方がいい?痩せている方がいい?

結論は、どちらも体にとってリスクがあります。

一昔前は妊娠中の肥満が問題視されていました。
その影響か妊娠中の食事量を抑えるママさんが増えているそうです。

ここで妊娠中の肥満とやせ型についてまとめてみます。

妊娠中の肥満

妊娠前からBMI25.0以上のママさんは要注意です。

・妊娠期特有の病気になりやすい
妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病にかかる。
▶標準体重のママさんに比べ2.5倍病気になりやすい

・陣痛を感じにくく、赤ちゃんの分娩を助けることができない
▶標準体重のママさんに比べ2倍、分娩時のリスクが高まる


赤ちゃんも巨大し、産道に引っかかり首や肩を痛めてしまう恐れがある

妊娠中の痩せ

妊娠前からBMI18.5未満のママさんは要注意です。

・赤ちゃんの発育不良
▶妊娠前と比べ、ママさんの体重の増加が5kg未満だと低体重で発育不良の赤ちゃんが生まれるリスクが2倍

・赤ちゃんが大人になってから生活習慣病になるリスクが増える
▶大人になってから、高血圧、糖尿病、肥満、脳卒中になる確率が増える。これはエピジェネティクスという概念に基づく。

以上のように、妊娠中の肥満と痩せ型にはリスクが伴います。

ここで、理想の体重増加量をお伝えします。

体重増加量の目安

妊娠前のBMIが18.5未満の痩せ型のママさんは

1週間あたり+0.3〜0.5Kgまで

トータルで+9〜12Kgが目安とされています。

一方で

妊娠前のBMIが25.0以上の肥満体型のママさんは

1週間あたり0.1〜0.2 kgまで

トータルで+5〜7 kgが目安とされています。

妊娠時期ごとの栄養摂取

妊娠初期
※つわりがひどいママさんは脱水予防の為にこまめな水分摂取を意識する。

・赤ちゃんは母親からの栄養をあまり必要としないため、ママさんにとって必要な食事を取りましょう。

妊娠中期
※つわりが治まると食欲が増すので、カロリーの過剰摂取に注意する。

・鉄分、ミネラルを摂ることを意識する
▶胎盤が形成され、血液が必要になるため
・カルシウム、タンパク質を摂ることを意識する
▶赤ちゃんの骨と筋肉を作る

妊娠後期
※赤ちゃんの成長に伴い胃が圧迫されるので、少量の食事をこまめに摂取する
▶赤ちゃんの成長が急速に進むため、バランスの良い食事を摂る

栄養素まとめ

【タンパク質】
赤ちゃんの体を作る。

過剰▶妊娠高血圧
不足▷低体重の赤ちゃんが生まれやすい

【ビタミンA】
赤ちゃんの皮膚を作る。

過剰▶頭痛、吐き気、めまい、下痢、赤ちゃんの奇形
不足▷夜盲症、免疫力低下、赤ちゃんの成長不良、赤ちゃんの歯や口の奇形

【ビタミンD】
カルシウムの吸収を促し骨を強くする。
太陽光に当たることで生成される。

過剰▶腎臓の異常、赤ちゃんの精神発達遅延、赤ちゃんの成長遅延
不足▷赤ちゃんのくる病、赤ちゃんの骨の発育不良 

【葉酸】
妊娠初期にDNAの合成に必要な水溶性ビタミン。
ビタミンB12と一緒に血を作る効果があるので貧血予防になる。

葉酸が多く含まれる食品:ほうれん草、鶏のレバー、アボカド、いちご

過剰▶特になし
不足▷貧血、免疫力低下、赤ちゃんの二分脊椎、無脳症などの神経疾患

【鉄】
妊娠中は血液の循環量が増えるので、多くの鉄を必要とする。

緑茶、紅茶、烏龍茶、コーヒーなどに含まれるタンニンは鉄の吸収を阻害するので摂り過ぎに注意。

鉄分が多く含まれる食品:レバー、赤身魚、ほうれん草、ひじき、貝類

過剰▶特になし
不足▷貧血

【カルシウム】
歯や骨を作る。
妊娠中は赤ちゃんにカルシウムが必要とするので、ママさんのカルシウム量が減る

過剰▶特になし
不足▷けいれん、骨粗鬆症、アレルギー

まとめ

妊娠中はバランスの良い食事量、バランスの良い栄養を意識して摂取する必要があります。
でも、何を作ればいいの?
と、思われるかも知れません。
そんな時は和の定食をイメージしてみてください。
焼き鮭、納豆、ひじき、卵焼き、ほうれん草のおひたし、ごはんに梅干し、牛乳。

これこそ、バランスのとれた食事です。

そして僕ら男性は、大きなお腹で作ってくれたママさんに感謝が必要です。
料理ができるパパさんは作ってあげて下さいね。
僕みたいに料理が苦手な男性は和の定食をイメージした惣菜を購入するのも良いですね。

これを気に妊娠と食について理解が深まれば幸いです。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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