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小学生の国語力をおうちで高める15の取り組み5 《図書館》

時間を見つけて図書館に行きましょう。未知の言葉や、その言葉の運用されている場面、他者の心情を知ることや、新しい知識。読書がもたらす成長は計り知れません。

「ことば環境」を作るための本の上手な借り方

インターネットやデジタルは私たちにスピードを与えてくれますが、紙や印刷物はゆっくり考える時間をもたらします。自分が気に入った本と向き合う時間が欲しいものです。

〝紙の本〟〝背表紙〟〝一度にたくさん〟選ぶ、という経験をしたいものです。本棚に手を伸ばし、その場でめくる。どの本を手に取るか、そしてどの本を棚に戻すか、そしてどんな本を借りるか。そのすべては、子どもと本とのコミュニケーションです。

保護者の方は、隣で覗き込んだり声をかけたりしながら、図書館にいる時間を豊かなものにしていけるとさらに良いですね。

電子書籍は、読みたい本が決まっている場合は、すぐに読み始められるため手軽です。でも、子どもが迷う時間や悩む時間、そしてそれを共有する保護者の時間を作り出すことは難しい。

だから、そのかけがえのない時間のためにここでは図書館に一緒に出かけることをおすすめします。

また、本は高価なものです。いくら子どもが欲しいと思った本でも大量に買い与えることはできません。図書館、どんどん使っていきましょう。

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