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デリー生活

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2023年9月の記事一覧

主婦の仕事が多すぎる

主婦の仕事が多すぎる

予測はしていたけれど、インドにいると、「家族は? 結婚は?」的なことをぐいぐい聞かれる。だいたい、客間に通されてチャイをご馳走になると、そのたびにお茶請けよろしく聞かれる。
適当な指輪をはめて、「夫は日本で働いてますー。エンジニアですー。息子はアメリカでドクターやってますー」みたいな嘘をついてごまかそうかなぁ、とも思っていたけれど、それはそれで後々面倒くさい事になりそうなので、素直にmeri sh

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おひとり様

おひとり様

東京で、ずっと「おひとり様」を履修していた。「ひとりディズニー」までは単位取得した。
日本、特に東京は、某宗教のようなカップル至上主義とか、大家族主義とか集団行動主義が希薄で、電車地下鉄があるので車を運転する必要もなくて、女性一人で外出したり食事をしたりするのにほとんどまったく不自由がない。
いっぽう、インドでは長期間女性一人で行動するのは、なかなか厳しいなあ、と思っていた。が、デリー中心部であれ

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8人め

8人め

日本が開発援助したというデリーのメトロ。ところどころ、日本の地下鉄の片鱗がある。エスカレーターが上り側だけで、下りエスカレーターが無いところとか。(本気で足腰傷めると、下りのほうが苦しいのにね)横並びの座席に、キレイに収まれば7人座れるよう、うっすら区切りがあるところとか。
この7人がけの座席、ちょくちょく8人、下手したら9人座っていることがある。7人が座っているところに、「エクスキューズミー」と

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お札事情

お札事情

インドのお札事情は、なかなかハードな経緯がある。日本のお札について、これほど多様なエピソードがあるものだろうか。「幻の2000円札」くらいか。

15〜20年前、インドのお札はボロッボロだった。ホチキス穴がいくつも開けられ、書き込みがあり、セロハンテープで全面補修されてテカテカしていることもあった。ボロボロのお札は、みんな受け取りたがらないので、ババ抜き状態だった。(現行のお札は、ホチキスをやめた

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サングラス

サングラス

悪目立ちを承知で、外出時はサングラスを装着していることが多い。
光よけと紫外線よけと埃よけが目的なのは当然なのだけど、「セレブand/orガイジン気取り」と「視線避け&視線隠し」の効果に期待している。
サルワール・カミーズを着て、髪型やアクセサリーもインドっぽい感じにしていると、ネパール人や北東インド人と判断される可能性がある。残念ながらそのような場合に不当な扱いを受ける恐れがあるので、自らの安全

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ゴティプア

ゴティプア

Dastkar(インド各地の手工芸品バザール)で、ゴティプアが観られるというので、いそいそとやってきた。
ゴティプアは、オディシャ州の舞踊で、同州の古典舞踊オディッシーに近い振り付けとアクロバティックな動きが特徴。ダンサーは、全て少年。

オディッシーのグル、故ケルチャラン・モハーパットラも、少年時代にゴティプアダンサーだったという。

もう随分前のことだけど、日本にゴティプアダンサーが来日したこ

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リムジムリムジム

リムジムリムジム

9月15日、朝から雨が降った。この2週間ほど、じわじわ季節が移り変わっているけれど、今日は特に一段階進んだ気がする。
室内の気温計は30℃を超えているけれど、暑苦しさがやわらいでいる。いつも道ばたにポテポテとやる気なく寝転がっているワンチャンたちも、今日は起き上がって遊び回っていた。クソかわいい。

オーラルクラスで「季節」について話をした。担当教師が割と典型的・伝統的なインド的センスをお持ちの方

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セキュリティ

セキュリティ

インドって昔からチョウキーダール(見張り番)という仕事があるし、住まいのセキュリティがなかなか厳しい。

現在の住まいのソサエティアパートメントに到着した初日は大騒ぎだった。タクシーで到着して、荷物を下ろそうとしたところ、それこそチョーキーダールに止められる。
「見かけない人物だ、どこに行くのか、管理組合に確認する」と言われ、「部屋の鍵も持ってるし、オーナーのサインの入った書類もある」と言っても通

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ジャナマーシュタミ

ジャナマーシュタミ

2023年は、9月6日〜7日がクリシュナ・ジャナマーシュタミで、カレンダー上は7日が祝日。クリシュナ神の誕生を祝うお祭り。
サンスターンの日本人学生のお誘いで、ジャナクプリにあるコミュニティのマンディルで催される行事に参加させていただいた。
世話役(?)の方に伺った話で、「ジャナマーシュタミには必ず雨が降る」という謂れがあるそうで、実際に夕方、雨が降ってびっくり。サーワン月も終わったし、ここ何日も

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サルワールカミーズ補充

サルワールカミーズ補充

サルワールカミーズを3着補充した。これで当分、間に合うかな。

今回は布地はパハールガンジで買ってみた。「軽くて薄くてコットンのやつ!」でお願いして、3着分で2150ルピー。もうひと声! という感じだけれど、こんなものかな。

「混紡の安いのは500ルピーだよ」と言われた。しかし、今の季節はコットンの方が扱いやすいのでやめておいた。西デリーの激安バザールで1着分350ルピーという底値を確認できたの

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