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映像と動画の違いって知っていますか〜偉人のススメ〜

明石ガクトさんの生き様にメロメロになったマルヤマです。11月5日に発売された【動画2.0】めちゃめちゃ面白かったです。動画のプロからみた、ここ数年の市場動向がわかりやすく説明されているこの一冊。

今日の #推薦図書  はこの【動画2.0】をおすすめしたいと思います。

– 明石ガクト –
2014年6月にミレニアル世代をターゲットにした新しい動画表現を追求するべくONE MEDIAを創業。独自の動画論をベースに各SNSプラットフォームのコンテンツパートナーとして動画を配信、圧倒的なエンゲージメントを達成している。2018年からショートフィルム製作や山手線デジタルサイネージでのコンテンツ展開も行い、モバイル以外の領域にもその活動を広げている。

「僕は静岡で生まれた。ガラケーの時代にマガジンハウスの『relax』を読んで、MTVとかスパイクジョーンズとかミシェルゴンドリーとか、そういうビデオのカルチャーに興味を持つようになり、東京に強い憧れを持った。
それで東京に出てくると、静岡にはまるでなかったカルチャーの気配がすごい。

これは東京出身の人にはわからないかもしれないけど、青山ブックセンター本店、新宿の大ガード下、恵比寿から渋谷に線路沿いに歩いて行くと現れる歩道橋、秋葉原ラジオ会館、槍ケ先交差点、そんな場所に行くと文化の副流煙みたいなものが充満してるんだよ。

そんな空気を肺に取り入れまくって、今があると思ってる。
でも、僕が『relax』を読み始めたのなんて、偶然本屋で立ち読みしただけなんだ。僕の時代にはそういう偶然があった。
『relax』は創刊以来一度も黒字になったことが無いという噂を聞いたことがある。

いろんな意味でまだメディアとかコンテンツに余裕のある時代の産物だったのかもしれない。
いま、若い人向けのコンテンツはテレビでも雑誌でも、どんどん減っているように感じる。みんなスマートフォンばかり見てしまうからだ。
実際もし、僕がいま地方の高校生なら、YouTubeばっかり見てるだろう。

それは全然悪いことじゃ無い。でも自分が興味の無い領域との偶然の出会いがインターネットには薄いと思うんだ。セレンディピティみたいなものが、リアルな書店にはある。
僕は想像した。偶然この本を手に取った田舎の高校生が、動画を見る側じゃなくて、作る側になろうって決意するシーンを。

その子はきっと、東京に来て色々な経験をするだろう。楽しい夜、悔しい夜、泣きたい夜、色々な夜を超えて時は経っていく。
僕の方も同じように時間がすぎて、いつか本を出したことも忘れてしまうかもしれない。
そんなある日、ボロボロになった赤い本を持って、あるクリエイターが訪ねてくるんだ。

そのクリエイターは僕に
”明石さんの本読んで、やろうと思ったんです”って言うんだ。
そんな未来が来たら嬉しいなって思った。本がちゃんと話題になって、流通していくことでこんな奇跡が起きるかもしれないんだ。(本人談)

* とっても目立つ情熱の真っ赤な本w

そんなロックでファンキーな明石ガクト氏の著書はとっても読み応えがあり、あっという間に読みきってしまいました。なぜ動画のことを説明する手段として、得意な動画(YouTube)で伝えず、本という形をとったのか…。その思考回路がとても面白くて素敵すぎます。

IPT(Information Per Time)情報の凝縮


この情報の凝縮こそがYouTuber達が真っ先に体現して爆発的な人気を生み出した技術になる。2020年を目安に5Gや8Kが普及されると、さらに映像や動画の世界観も変わる。子供の頃から時間軸が凝縮されている環境で育っている現代の若い世代が次世代のリーダーになる頃、また新しい革命が起こるのではないでしょうか。

映像と動画の違いはこのIPTの濃さだと著作では説明されています。映像は映画やテレビなどIPTは薄く長い時間をかけてみるもの。動画についてはYouTubeやTikTokなど短い時間に情報を凝縮しているもの。隙間の時間に見られる動画は飽きがくる前に終わる視覚情報で、スマートフォンが普及している今だからこそ一気に加速する時代に突入するのではないでしょうか。

あなたのオススメの本があればぜひ教えてください。

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