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コンセプト!【とても重要】とても大事な人生のアプローチ! ★これは、絶対に読んで欲しい! アルバイトで気づいた究極の事! 「人生はコンセプトが大事」

それは何の為にやっているの?
本当に重要で大事なことなの?
元々の目的は何だったの?
いつのまに本来の目的からずれているんじゃない?
本当の目的は何だったの?
コンセプトはとても重要だと思う
僕の仕事の原点。コンセプト! 


【コンセプト】

何百人という寝たきりのおじいちゃんの所に
ブザーを取り付けるアルバイトをしたことがある
一人暮らしのおじいちゃんに、
もしものことがあった時に周りの人に知らせるために
手元にスイッチを取り付け
押すと玄関に付けたブザーが鳴る仕組みである。

その枕元に手元スイッチの取り付けと自宅の表のブザーを取り付け、
それをつなぐ配線をする仕事だ。
今思うと不思議なアルバイトだ。
1日に数10件の取り付け
1週間にわたって行った。

結局、僕はこの仕事を通じて
何百という寝たきりのおじいちゃんの所に行くのだった。
実際におじいちゃんの所に行くと、ひどいもんだ。

だいたい、六畳一間ぐらいの畳の間の
隅の方に布団が引いてあって、
その上で寝ているのだけれど、もう何日も動いていない感じで、
布団が引いてある畳のところがへこんでいた。

そして、布団の周りに水や紙や便器などがおいてあって、
もうしばらく、人が来ていない感じがする。凄いところだ。
そんなところにスイッチとブザーを取り付けにいく
最初は驚いていたけれど、だんだんなれていくのだった。

誰が作ったか解らないけどマニュアルがあって、
その通りにする。
手元に「押しブザー」の高さや距離などが明確に書いてある。

しかし、その通りやると本当の目的は達しない。

マニュアル通りにしてもおじいちゃんはブザーを押せないのだ。
だって、手が上がらない人もいれば、寝返りができない人もいて、
さらには手が握れない人もいる。

マニュアル通りに、ブザーを壁の柱にねじで留めると
押せない。届かない。見えない。触れない。

しかし、マニュアル通りにやらないとお金をもらえないので、
取りあえずその通りの壁にブザーを付けて報告書用の写真を撮る。
そして、それを提出する。
こういう県や市の仕事は必ず報告書に写真を添付するようになっている。

そして、僕たちその後に配線を伸ばして
本来の目的であろうおじいちゃんが
押せるような所にスイッチを設置したのだ。

そして、おじちゃんと会話をして
押してもらうテストをして設置してきた。

この行為は、委託者の県や市、国などに対しての
裏切り行為なのか?

果たして、マニュアル通りに設置することが正しいのか?
それとも、マニュアルに反して押せるようにするのが正しいのか?
これ、果たしてどちらが正解なのだろうか?

しかし、高校生の僕は思った。
「このマニュアルの通りにやってはいけない。
 本来の目的を達成したい。」

本来の目的とは、
「もしものときにおじいちゃんや
 おばあちゃんがブザーを押せること」
同じチームの人を説得し2度手間になるけど
僕たちは続けた・・・・

このマニュアルに大きな問題がある。
そして大事な言葉が抜けている。
「コンセプトだ!!」

ブザーの設置の高さや長さなどばかり書いてあって、
肝心の「おじいちゃんがブザーを押せること」
と、いう言葉が抜けている。

他のチームの人に聞くと、
「マニュアル通りにした。そうしないとお金がもらえないから」と言っていた。
しかし、それでは何人かのおじいちゃんはスイッチを押せない
実際には何の役にもたたないのだ。

悲しい・・・・

きっと、このマニュアルを作った人は
現場に来てない。実際に取り付けをしたこともない。
現場で何回も何回も検証をしていない。
きっときれいなオフィスの中で作ったんだ。
本当の現場のおじちゃんと話したことも
無い人が作ったのだ。
そう確信してしまった。

なぜなら、数人の設置をやってみればこのマニュアルの
問題は明らかにわかり改善できると思ったからだ。

しかし、このシステムにはもっと大きな
根本的な問題があった。

僕たちは、通電テストの為に、家毎に
何回かブザーを鳴らす。

最初は、
誰かがびっくりして、
実際に家に飛び入ってきたり、
通報されたり、救急車や警察が来たら
嫌だな〜〜と、思っていた。

チームのひとりが表に立って見張っていて
周りを見ながら実験をしていた。

設置の際もなるべく音が鳴らないように
しながら接続し苦労して設置していた。

しかし、しばらくすると
見張りがいらないことに気がついた。

だって、ブザーが鳴っても誰も出てこないし、
誰も助けにも来ない。
救急車もこない。警察も来ない。
なのできっと通報もされなかったんだろう。

いったい、このシステムは誰のために、
何のためにやったものなんだろう。

僕たちは結構儲かったが、
その上の人はもっと儲かったと言っていた。
きっと、その上は、
もっともっと
儲かったんだろうなぁと〜、
と今の僕は思う。

このシステムは崩壊している。
本来の目的である

「一人暮らしのおじいちゃんの
 緊急時に対応できるシステム」が、
途中からは目的がブザーを
ただ取り付ける仕事に変わっていた。

このプロジェクトにはコンセプトが無い。
コンセプトが書かれていない。

マニュアルには、スイッチとブザーの
取り付け方が書かれているだけだ。
逆に報告書に関しては細かく指示があるらしい。
そもそも「何のために取り付けるのか?」
「取り付けたあとの周りへの対応は?」
などは、何も書かれていない。

結局、このプロジェクトは最終的な目的。
「おじいちゃんを助ける」
一番大事なコンセプトを忘れてしまって、
目的のすり替えが起こってしまったのだ。

僕は絶対に自分がそんな風になりたくない。
そんな仕事をしたくない。
その為にいつもコンセプトを大事にしよう
と、思うようになった。

コンセプト! コンセプト! コンセプト! 
コンセプト! を大事にしたい。

そして、コンセプトを明確にする事が大事!
コンセプトワーク。

コンセプトワークとは目的と
目標を明確にすること

ある目的のために始めたことなのに、
途中からずれてきたり
その目的のために決めた事だったのに
その手段に、集中するあまりに
手段であった事が目的のようになってしまい、
いつのまにか本来の目的からずれている。

みんなで決めたルールや、自分で決めたことが
本来の目的を達成しないことがよくある。

途中で「目的のすり替えが起こっている」
手段が目的になってしまっている。

本来の目的を忘れてしまって
それを行う為に決めたことが目的になって
しまっている事がある

もう一度、原点に戻って
本来の目的を達成できるか自分に問いたい。
本当にそれは、やりたかったことなのか?

僕はコンセプトをとても重要だと考える
今の会社の目の前の壁にも貼っている。
自分を見失わないように!

そして、言葉としてのスローガンではなく、
そのコンセプトを決めたときの気持ちや
感情までも書き留めておくようにしている。

そうすることで、本当のコンセプトを思いだせるからだ。
コンセプトを決めた時の想いが大切である。

そう!!
だからもう一度考えてみよう。

それは何のためにやっているのか?
元々の目的や目標は?
それをやり続けると本当に目的が達せられるのか?
それは、目的なのか手段なのか?

そして、それを行っている姿は、
自分の理想とする姿か?

それは、自分にとって
「楽しいか?」
「誠実か?」
「本来の自分の姿か?」
「成りたい自分がそこにいるのか?」

自分は何のために生きているのか?
自分が生きるための目的は?

何の為に仕事をしているのか?
自分にとっての仕事とは?
仕事で得たお金で手に入れたいのは何だ?
仕事でお金以外で得たい物はなんだ?

今の生き方でいいのか!

手段が目的になっていないか?
君の生きるコンセプトは?
君の生きる目的は?
君の生きる本当の目的は? 

僕は常に自問自答して、生きていきたい。
問いただし、生きていきたい。
ずれているときは、一緒にいる人に
正して欲しい。
間違っている時は、一緒にいる人に
注意して欲しい。

そんな人がそばに居て欲しい。
間違いを起こしやすい僕は、
注意しながら修正しながら、
生きていたいと思う。

【コンセプトが大事!】


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