臓器さまに感謝する1週間
私は自分の臓器 organs を崇拝している。
私の世界観では、私の胃や、腸や、心臓は、それぞれ私とは別の人格を持ち、私のために日夜働いてくれている。
だって、あなたは自分の意思で、心臓や大腸を自由に動かせないでしょう。彼らは別人格、別の生き物なのだ。
「あなたは神に生かされている」みたいなことを言う人がいるが、私はそう思わない。
私を生かしてくれているのは、神さまでも仏さまでもない。
臓器さまである。
もしうちに神棚があれば、祀るべきは、胃や腸や心臓、肝臓、膵臓、等である。
全国に、心臓神社とか肝臓神社とかがないとおかしい、と私は思っている。
一日が終わり、ベッドに横たわると、
「胃さま、腸さま、心臓さま、その他、たくさんの私の臓器さま、今日も働いてくれてありがとう」
と感謝して、それぞれの部位を撫でる。
私が眠った後も、これらの臓器は、私のために動き続けてくれるのである。
そのように臓器さまを崇拝しているおかげか、私は毎日、快眠快便快食だ。
臓器さまの健気な尽力に対して、どのように感謝していいかわからない。
「臓器教会」のような団体を作って、みんなに臓器さまへの崇拝を呼びかけたい思いだ。
そこで提案なのだが、臓器への感謝を表すために、「曜日」を変えてはどうだろうか。
以下がその案です。
臓器教会(organs church)の公式七曜カレンダー
血(けつ)曜日(旧月曜日)
「心臓さま」と「血液さま」に感謝する日にします。血液さまにいつまでもサラサラと流れていただけるよう、動脈硬化のリスクを高める食べ物は、この日は禁食。サラサラ効果の高いものを食べます(例:魚卵や甘いものを避け、青魚や野菜を食べましょう)
胃曜日(旧火曜日)
「胃さま」と「腸さま」に感謝する日です。消化の悪いものは禁食です。(例:ラーメンや脂っこいものを避け、お粥や豆腐、リンゴなどを食べましょう)
膵曜日(旧水曜日)
「膵臓さま」に感謝する日です。膵臓は静かな臓器で、自己主張が少ないですが、それだけに膵臓ガンになると怖いです。膵臓には、ストレスやアルコールがよくないと言われているので、この日は、アルコール以外でストレス解消する何かを行いましょう。
目(もく)曜日(旧木曜日)
「目さま」や「耳さま」、「鼻さま」などの感覚器官に感謝する日です。スマホの見過ぎで目を悪くしていないか、イヤホンの爆音で耳を悪くしていないか。自己点検して、この日は、感覚器官を休める日にしましょう
肝曜日(旧金曜日)
「肝臓さま」に感謝する日です。禁酒日です。
脳曜日(旧土曜日)
「脳さま」に感謝する日です。考えることは翌週にまわし、長めの入浴を取るなど脳を休ませます。
日曜日
臓器さまをうやまい、健康に注意した1週間、ご苦労様でした。この日は、健康な人は何をしてもいい日ですが、いくら健康に気をつけていても、人間、病気にはなりますし、ケガもします。この日は病者を思いやり、何もすることがなければ、病院へのお見舞いやボランティアに費やしましょう。
「肺さま」に感謝する日を作れなかった・・。タバコは、肺に限らず、ほとんどの臓器さまの害になる瀆神行為なので、やめなさい。
「腎臓さま」「膀胱さま」、すみません! 曜日が足らない・・
最近は「前立腺さま」に祈りたい私。トイレが近くて・・
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