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左派マスコミ(朝日・毎日)復権の兆し?

高橋洋一が指摘していたが、今回の内閣改造には、20年ぶりくらいに珍しいことがあった。

新内閣の顔ぶれが、前日までにマスコミ報道で明らかになったことである。

小泉内閣以来、内閣の人事は、その日にならないと分からないことが続いていた。しかし、今回は、人事はすべてマスコミに「抜かれた」。

内閣改造自体、マスコミの「統一教会」報道に押されて、前倒しされたものだった。

「政治主導」「官邸主導」の流れに変化が生じた。

「マスコミ主導」、つまりマスコミ(世論)に流される政治・政権の姿が復活した。


これを見るにつけ、「朝日・毎日」と喧嘩できたのは、結局、安倍晋三1人だったことが再確認される。

「安倍の精神を引き継ぐ」と公言する政治家の誰1人、マスコミを敵に回す気概は持たない。維新の方に、多少はいるかもしれないが。

安倍晋三におんぶに抱っこだったネトウヨ業界も、安倍氏の葬い興行が終われば、衰退していくだろう。


しかし、もちろん、「朝日・毎日」と、その背後に控える左派野党勢力が喜ぶのはまだ早い。

統一教会報道で自民党が支持率を落としても、立憲民主党などの支持率が上昇するわけではないのと同じだ。

その点では、「もりかけサクラ」で起こったことの連続線上にある。だが、安倍晋三がこの世からいなくなった事実の作用が、これからは効いてくる。


もりかけサクラ統一教会。その報道で利益を得るのは、結局のところ共産党を中心とした「護憲勢力」だ。

先の選挙で示された民意は改憲論議の推進だったが、それが覆され、改憲論議は後退していくだろう。そして、次の世界的な安全保障上の危機が迫るまで、政治が停滞するだろう。

憂鬱なので、しばらくマスコミ報道は見ないようにしよう。



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