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「平和ボケ」の翻訳

ドイツ語バイリンガール、綿谷エリナさんのYOUTUBEチャンネルで、「平和ボケ」をドイツ語に訳すとどうなるか、というのをやっていた。

平和ボケを普通にネットで訳すと、

peace idiot (英語)

Friedensblinder (ドイツ語)

が出てくる。

これは「平和信者」という意味で、綿谷さんの言葉では「なんでも理想論でねじ伏せようとする人」のことになる。

日本語の「平和ボケ」には、そういう意味もあると思うが、綿谷さんは、もっと適切な言い回しがあるという。

Wir sind vom Frieden verwöht.

「私たちは平和に甘えている(慣れすぎている)」

このほうが、日本語の「平和ボケ」の意味に近い、というのが綿谷さんの解釈で、ロシアのウクライナ侵攻以降、ドイツでもよく言われているそうだ。

「平和ボケ」は日本だけの話ではなく、欧米含めた、いわゆる西側先進国に共通の現象なのだろう。

ちなみに、いまのところ岸田内閣はよく対応していると私は思う。

しかし、この戦争が終わっても(あるいは終わらなくても)、今後のロシア、中国との関係は一層難しくなった。

早く「平和ボケ」から目を覚まさないと、時間がない。


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